人間、無くて七癖あって四十八癖と言いますが、口癖も癖のひとつ。
何の気なしについつい言ってしまう口癖ってありませんか?他者とのコミュニケーションでかかすことのできない会話。
あなたの口癖が、相手に好感を与えることができたら?周りの人との関係が、よりよいものになります。
癖は自然に身につくものでもありますが、自分で身に付けることもできるものです。
人に好かれる口癖を身につけて、円滑なコミュニケーションを目指しましょう。
すごいですね
まず、相手を褒める言葉から。
褒められて悪い気のする人はいませんよね。
他者との会話の中で、相手が現在自分がやっているや、考えていることを話してくれることがあるでしょう。
その後、会話のバトンが自分に回ってきた時、相手のことを褒めましょう。
テンポよく会話が進んでいる時、すぐに自分の話をしたくなりますが、一言、相手を賞賛する言葉をはさみましょう。
例えば「最近ジョギング始めたんだよね」と言われたとします。
「私も最近ヨガ始めたんだ」より「すごいね。実はさ、私も最近ヨガ始めたんだ」の方が好感度が高いと思いませんか?
「ちゃんとあなたの話を受け止めています」というアピールにもなりますし、ジョギングを始めた、という行為を褒めているのですが、言われた方はまるで自分自身が褒められているように感じます。
しかし、あくまでさらりと言いましょう。
相手から「褒めて」とお願いされたのではない限り、くどくど賞賛の言葉を並べると、わざとらしくなります。
わざとらしい褒め言葉は「うさんくさい人」の印象を与えます。
「たかがジョギングのことで、そこまで褒めなくても」と思われないくらいに、さらりと「すごいね」の一言をはさみましょう。
大変ですね
次はねぎらいの言葉です。
上の褒め言葉と対になりますが、大人になると、他人に褒められたりねぎらわれたりすることが減ってきます。
努力していることや苦労していることを、第三者にねぎらってもらえると、なんだか報われた気分になりますよね。
ねぎらいの言葉がさらりと出てくるようになると「優しいひと」の印象を与えることができますよ。
例えば「昨日仕事に遅刻して先輩に怒られてさ」など、愚痴を言われたとします。
ここで「それはアンタが悪いでしょ」と思ったとしても、それをストレートに口に出してはいけません。
「大変だったね」この一言だけで十分です。
どうしてもお説教をしたい時は「大変だったね。
でも、遅刻はよくないよね」と、怒られたことをねぎらった後に、言いましょう。
愚痴や悩みごとを他人にこぼしてくる人は「誰かに自分を肯定してもらいたい」という願望を持っています。
たとえ、自分が悪いことがわかっていても、苦しい思いを誰かにわかって、ねぎらってもらいたいのです。
これも褒め言葉同様、やりすぎは厳禁です。
言い過ぎると「アンタは何も知らないでしょうが」と相手をひねくれた気持ちにしてしまいます。
そもそも、やりすぎたらそれは「口癖」ではないですよね。
嬉しい
人間の感情には、喜怒哀楽がありますが、このうち「喜」と「楽」はどんどん表情と言葉に出しましょう。
俗に「愛されキャラ」と言われているひとたちを思い浮かべると「喜」と「楽」の表現が豊かですよね。
見ているこっちまで幸せな気分にしてくれます。
特に「嬉しい」は「ありがとう」とセットで使うとより効果的です。
人間が他人に何かをしてあげた時、どこかで「迷惑だったかも」「相手が望んでいたこととは違うかも」と不安を抱えています。
それでお礼を言われなかったり、無表情で「ありがとう」と言われてしまったら「やっぱり迷惑だったんだ」と落ち込みますよね。
相手があなたにお菓子をくれたとします。
でもあなたはダイエット中で、本当はほしくない。
そう思ったとします。
そんな時でも「ありがとう。嬉しい」と言いましょう。
相手が自分を気遣ってわざわざ動いてくれた、このことに対する感謝を、言葉で述べましょう。
他人があなたの為に何かをしてくれるということは、あなたに喜んで欲しいと思っているからです。
あなたが「嬉しい」と口にすることで、相手は「喜んでもらえることが嬉しい」となります。
人に好かれる口癖を使おう
「あの人と話した後は、なんだか気分がいい」そう思われる人になりたいですよね。
口癖ひとつで、あなたの印象をガラリと変えることができます。
それにはお金も時間もかかりません。
人と話すのが苦手という人も、簡単に実践することができます。
人間は生きている限り、他者とのコミュニケーションは必要です。
どうせなら殺伐としたコミュニケーションに神経をすり減らすより、あったかいコミュニケーションでほっこりする方がいいですよね。
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