面接で人見知りを上手に伝える方法とは?短所を長所に変えて伝えよう

幼い頃の性格はそう簡単に変わることがなく、例えば人見知りの性格は大人になってもそのままのことが多いようです。

人見知りは大事な個性であり、決して欠点ではないのですが、少し困るのが就職活動の時です。

どうすれば、人見知りの性格を、不利な立場になることなくアピールすることができるのでしょうか。

他の人への配慮ができる

どうして人見知りの性格になるかというと、他人の目線を気にしていることが大きな原因としてあげられるでしょう。

人からこんな風に思われたらどうしよう、誤解されたら嫌だな、などの気持ちがあるため、積極的に人と関わることに苦手意識を持ってしまうようです。

それは裏を返せば、他人の気持ちを推し量ることができる証拠でもあります。

人一倍、他人の気持ちを考えてきた結果、周囲への気配りが上手だったり、場面の空気を読むことに長けていたりすることはないでしょうか。

知らず知らずのうちに、ささやかながらもその場の雰囲気を和ませ、維持する能力が育っていたはずです。

世の中には、他人に不躾な態度をとったり、場の空気を全く読まずに周囲を困惑させる人は少なくありません。

他人への配慮が上手なことは、面接時には堂々とアピールしていいでしょう。

コツコツと努力ができる

人見知りの性格の人は、自分自身に対して厳しい評価をくだす人が多いと言われています。

こんな自分じゃダメだ、自信がない、と心の奥で思っているからこそ、周囲に本当の自分の姿を見せることができません。

そんなとき、誰も見ていないところで、自分の思う欠点をカバーするためにコツコツと努力を積み重ねてきたことはないでしょうか。

それは向上心のあらわれですし、真面目な性格の持ち主である証拠です。

人見知りゆえに、人知れず努力できる勤勉さは十分にアピールポイントになりえます。

なりたい自分のイメージに近づく努力を惜しまないことが大きな強みだということを自覚しておくと面接にも自信をもって挑めるはずです。

他の人との関係を大事にできる

人見知りの性格の人は、特に出会ってすぐの人とはなかなか上手くコミュニケーションがとれません。

演技であっても、簡単に仲の良い振る舞いはしにくいですし、そんな偽りの自分を演じることにもいい気はしないのではないでしょうか。

だからこそ、人見知りの人は、一度打ち解けた仲間や、年月をともにした同僚との関係を大事にします。

関係を壊さないよう周囲を気遣い、大切にします。

失ったときに、また新たな人たちと同じような関係性を築くのが大変だと気づいているからです。

人見知りの人が他の人との関係を大事にする働きかけは、目で見えなくても職場全体に影響を及ぼしますし、組織の人間関係の安定に繋がっていくことでしょう。

仕事のミスが少ない

人見知りの性格の人は、とにかく他人からの視線や評価が気になってしまうのではないでしょうか。

何かアクションを起こしたときや、レポートを提出したときなどは、自分がどうジャッジされるか心配でたまらなくなってしまう人も少なくないようです。

だからこそ、大抵の場合、少しでもよい評価をえようと確認に確認を重ね、自分で納得のいく状態になってからでないとゴーサインは出さないのではないでしょうか。

自分で自分が客観視できているからこそ、それが慎重さとなって表れているのです。

仕事には当然、慎重さが要求されます。

それはミスの少なさに繋がります。

慎重で用心深い性格は、特にオフィスワークなど書類や数字を扱う分野でとても重宝されるでしょう。

聞き上手になれる

人見知りの性格の人は、自分に自信がないことから主導権を握るのが得意ではなく、常に消極的で控えめでいることが多いようです。

幼少期の頃からその傾向があったのではないでしょうか。

長年にわたり、積極的な人の意見を聞き、その都度、それに合わせて対応してきたとも言えるでしょう。

時にはその人の機嫌を損なわないよう気遣い、時にはその人を元気づけるためにとっておきの一言を言う。

そうやってサポートに徹してきた人は、実はすでに立派な「聞き上手」になっています。

単なる受け身と聞き上手は違います。

受け身はただ話を聞くだけですが、聞き上手は対話を通して相手の行動に影響を与えます。

相手への配慮が行き届いた聞き上手の人と話をすると、上司や同僚も自信を得やすくなりますし、仕事の方向性が定まることや、ポテンシャルを発揮できることがより多くなるでしょう。

その結果、職場全体が活性化します。

特に、個性的で積極的な人の多い職場においては「聞き上手」は大きなアピールポイントになるでしょう。

人見知りな性格を面接で上手に伝えよう

就職活動では不利と思われがちな人見知りの性格ですが、その背景にある思慮深さや気配り、自分への厳しさ、真面目な姿勢などは、いつの時代も職場では欠かせない大切な能力です。

人見知りだからと自分を卑下することや、無理に八方美人になる必要は全くありません。

そのままの性格が、多様なメンバーの中では潤滑油となることに自信を持ちましょう。

 

    「面接で人見知りを上手に伝える方法とは?短所を長所に変えて伝えよう」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/05/22(火) 16:30

    私も人見知りで、人との関わり方で苦労していますが、こんな風にプラスにとらえたことはなかったので、人見知りも悪くないなと思いました。

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