最近は求人情報を見れば「主婦歓迎」と書かれている求人先を多く目にします。
共働きを望む世帯も多く、パートをしたい主婦の方にとっては嬉しいですよね。
しかしながら「歓迎」と書かれているからといって、誰でも採用されるわけではありません。
では、主婦がパートの面接に受かるにはどのようにすれば良いのでしょうか。
実際に採用を担当した経験を活かして、そのコツについて解説します。
まずは求人先を視察しておく
気になる求人情報を目にしたら、まずはそのパート先を見にいきましょう。
文字だけでは分からない情報を得ることができます。
ちなみに、見にいく場合は自分が勤務を希望する時間帯に行くようにしましょう。
飲食店やスーパーなど、実際に客目線で利用してみることにより、気付くことがあります。
例えば、どんな年代の方が働いているか、仕事の大変さはどの程度かなど確認できたり疑問が出てくることでしょう。
その時点で自分には合わないと思うかもしれません。
やっぱり働きたいと思えたなら、その疑問点を面接で尋ねることができます。
自分に合った勤務先かを判断するためにも、必ず一度は見にいくようにして下さい。
そうしなければ、せっかく採用されても自分に合わなかったと後々感じてしまうかも知れません。
すぐに辞めてしまうことは、勤務先だけでなく、自分にとっても大きな時間のロスです。
また面接の際に事前に見に行ったことを伝えると、本気であることが伝わり高評価となるケースが多くなります。
自分の希望するパートの曜日や時間などをはっきりとさせる
面接を受けると決めたら、次は自分の希望の曜日や時間帯などをはっきりさせておきましょう。
履歴書には、希望勤務日や時間を書き込めるスペースがあるものもあります。
そこに自分が確実に働ける曜日や時間帯を最大限書いておきましょう。
その時間帯のうち週何回勤務したいか、月いくら欲しいのかなどを補足しておきましょう。
面接する側も相手がどの程度働けるのか、求人先側の希望に合うのかをはっきりとしてもらっていた方が、話も進めやすくなります。
そのためなるべく細かい時間や曜日を書いて履歴書を持っていくようにしましょう。
履歴書の情報がわかりやすく明記されていると話が進めやすいため、採用不採用もはっきりとさせやすくなります。
この求人先が希望している時間や曜日に、自分は勤務できるという求人先を選ぶことも大切です。
働ける時間には多少の時間の柔軟性をもたせる
主婦の方は人それぞれ家庭のリズムがどうしてもありますよね。
夕方には帰宅して夕飯の準備などをしなくてはなりません。
ですが、パートに出るとなればパート先からは多少の時間や曜日の柔軟性を求められることがあります。
そのため初めの面接の際に、どのくらいの時間や曜日に柔軟に対応できるかを、前もって家族と決めておきましょう。
例えば、ご主人が休みの日はもう少し長い時間勤務できるですとか、パートが少ない日は休みの日でも調整して入れる場合があるなど伝えると効果的です。
その旨を履歴書に書いておくのもいいですし、面接する側の人に直接、口頭で伝えても良いでしょう。
そうすることで、面接をする側も、この人は多少の時間や曜日なら柔軟に対応してくれると考えてくれるので、採用される確率がグンと上がります。
土日祝日もパートに入れるようにする
小さいお子様のいる主婦の方は、なかなか土日祝日にパートにいくのは大変なことですよね。
子供と過ごすことは、とても大事なことです。
ですが、最近は土日祝日勤務できる方歓迎という求人が多く目立ちます。
なので、可能ならば土日祝日も勤務ができるようにしておくと、採用の確率が上がります。
毎週は無理だという場合には、その無理だという理由を面接をしてもらう際に伝えておきます。
例えば、子供がまだ小さいので毎回、土日祝日の勤務は無理だというように話をするといいでしょう。
その理由を汲んで面接をする側も、対応してくれることもあります。
なので、土日祝日は隔週くらいなら入れるように、家庭やご自身のスケジュールを調節しておくと採用もされやすくなります。
他の主婦が働きたがらない時間を狙う
主婦歓迎のパート先において、平日の昼以外の時間帯に入れる人は面接でも通りやすくなります。
主婦を求めているということは、平日の昼の時間帯を中心に採用したいと考えています。
よくあるのがその時間は採用できても、その前後にパートがいないという状況です。
例えば朝の9時までの早朝や、高校生や夜のパートさんが来るまでの15〜17時の時間は不足しがちです。
その他の主婦が入りたがらない時間まで勤務できる人は、優先し採用されること間違いなしです。
毎日は無理でも、何日か入れるよう調整すると採用率は上がりますよ。
面接では第一印象を大切にする
主婦に限ったことではありませんが、第一印象がとても重要です。
服装も、そのパート先のイメージに見合うもので無ければいけません。
例えば、アパレルの面接にいくのなら適度にオシャレさを出す必要があります。
飲食店やスーパーなど食品を扱う場所では、清潔感が重要になってきます。
普段家で過ごす時間が長いと、ついついノーメイクに部屋着と、気を抜きがちになりますよね。
でも、パートと言えど仕事です。
面接だからと軽く考えずに、TPOを考えた身だしなみで挑むようにしましょう。
また、受け答えに関してもハキハキと、明るい印象を与えられると良いです。
仕事をする上でコミュニケーションがきちんと取れないと、従業員同士だけでなくお客様にも迷惑が掛かります。
だから、面接での受け答えは重要な点です。
緊張してなかなか言葉が出てこない場合でも、黙り込むのではなく、分からないなら分からないと伝えるようにしましょう。
要望や質問があれば面接の際に伝えておく
面接ではこちらからパート先に要望や質問を伝えるようにしましょう。
子供が保育園や幼稚園に通っていると、仕事中に呼び出しがかかるのはよくあることです。
そんな時はパート先にお願いして、早退させてもらわなければなりません。
採用に不利なことを伝えるのは気が引けるかもしれませんが、きちんと伝えておくべきことです。
もし、それを受け入れてもらえない職場なのであれば、働くべきではありませんよね。
また、質問をすることによって、本当に働きたいんだという意思表示になります。
例えば「何か質問がありますか?」と聞いたのに、無反応だったり無いと言われたら本気さが伝わりませんよね。
なので、どんな小さなことでもいいのでパート先に質問するようにしましょう。
8.無理なことは無理とはっきり言うことも大切
パートするにあたって、多少の時間や曜日の柔軟性は必要だとお話しました。
ですが、働く側の意思もあるため、無理なことは無理だとハッキリと伝えましょう。
例えば、面接のときに週5で入ると言っていたのに、実際は週3しか希望を出さないというような場合、パート先に迷惑が掛かります。
採用条件と実際の勤務に大きなギャップが生じると、他の人の勤務を優先するようにパート先の対応が変わってしまうかも知れません。
面接する側も、きちんと働いてくれる人を求めて探しています。
なので、可能なこと不可能なことは必ず伝えるようにしましょう。
事前準備で行い自分に合ったパート先を見つけよう
以上、主婦がパートの面接に受かるためのコツについてご紹介しました。
これから一日の多くの時間を費やすことになるパート先です。
たかがパートだと思わずに、面接に向けてしっかりと準備を行ってください。
そうすれば、自分に合った素敵な勤務先に出会えるはずです。
「主婦がパート面接で受かるためのコツとポイント。面接を通ってパート生活をスタートさせよう」への感想コメント一覧
会社生活から離れて久しいので、参考になりました。特に飛び抜けたスキルがなくても、曜日や時間に柔軟性をもたせて働く、という姿勢を見せるということが大切になってくるということですね。
小さい子供がいるとなかなか土日に働くのは難しいですよね。時間も夕方遅くまではできないと、不採用になってしまうかもしれませんが、必ず働ける場所はあると思うのでポイントをおさえ諦めずに励みたいですね。
これまで何回かパートの面接に落ちたことがありますが、やっぱり土日祝日が無理と伝えていたからかも。今は子育てもひと段落していますし、そのことを意識して再び挑戦してみようと思います。