学校を卒業し、社会人としてのだ一歩を踏み出すとき、わくわくする気持ちと同時に学生から社会人になることに不安を覚える人も多いでしょう。
特に社会人になるということは自立した大人とみなされるため、学生時代とは生活も人間関係も大きく変わります。
そこで、今回は社会人と学生の違いは具体的にどのようなものかをご紹介します。
自分の行動に責任が伴う
社会人と学生の一番の大きな違いは、その責任の大きさです。
学生時代にも学校やアルバイトなど、それぞれの役割に応じて責任を持って取り組んでいたこともあったかもしれません。
しかし、学生という立場は親や学校に守れています。
何かあっても最終的には親や周りの大人が助けてくれます。
それに足し、社会人になるということは、世間からは自立した大人として扱われるということです。
つまり、自分の行動の責任は自分で取らなくてはいけないということです。
特に仕事においては、仕事の高として給料をもらってるという、その責任をしっかりと自覚する必要があります。
自分のミスによって会社に大きな損害をもたらしてしまったり、周囲の信頼を失う結果になってしまったりすることがあるからです。
自分の行動によってもたらされる結果尾の重さが社会人と学生とでは大きく違うことを自覚して行動することが大切です。
努力ではなく「結果」が求められる
学生時代もテストの点数や成績など結果で評価される場面もありますが、結果を出さなくても誰かに迷惑を掛けたりすることもありません。
テストでい点数を取るかどうかは自分の意思であり、努力するかどうかも自分の気持ち次第です。
また、たとえ結果が出なかったとしてもその努力した過程を評価してもらえることもあります。
しかし、社会人になると仕事の対価として報酬を受け取ります。
報酬を受け取る以上、それに見合った結果を出し、貢献する責任が生まれます。
つまり、努力や過程ではなく、明確な「結果」が求められるということです。
学生時代と違い、いくら努力しても結果が出なければ評価されないこともあります。
また、大して努力していなくても結果を出す人が高く評価されることもあります。
その理不尽さが社会人のつらさともいえるでしょう。
さまざまな年齢や立場の人と接する機会が増える
学生時代は同じ学校の同じ学年に所属し、同じ感性や感覚を持ったコミュニティに属しています。
年齢や立場が異なるのは、先生や先輩、アルバイト先の社員くらい、という狭い世界の中ですごしています。
それに対し社会人になって会社などの組織に属すると、上司や先輩、取引先のお客様など、年齢も立場も異なるさまざまな人と接することになります。
年齢や立場が違うと、学生時代と同じように簡単にコミュニケーションが取れるとは限りません。
自分の立場と相手の立場の違いをわきまえ、相手の立場を尊重しながら自分の意見を伝えるという能力が必要になります。
さまざまな年齢や立場の人とも気持ちよく関係を築けるよう、コミュニケーション能力を養っていくことが大切です。
苦手な人ともコミュニケーションを取らなくてはいけない
学生時代は、自然と気の合うメンバーが集まってグループになり、その中で行動することがほとんどです。
そのため、たとえクラスの中に苦手な人がいたとしても、自分が苦手だと感じる人とは積極的にコミュニケーションを取る必要もなく過ごすことができました。
しかし、社会人になると上司や先輩、取引先のお客様などをえり好みすることはできません。
苦手な人がいようとも、その中でコミュニケーションを取り、協力しながら仕事を進める必要があります。
社会人になって人間関係で悩む人が多いのはこのためといえるでしょう。
自分の感情をうまくコントロールし、ストレスのない人間関係を築く工夫が必要です。
自由な時間が少なくなる
学生の一番の特権は自由になる時間がたくさんあることです。
特に大学生活の4年間は「人生の夏休み」とも言われるほどに自由な時期です。
夏休みや冬休みといった長期の休みを利用して旅行に行ったり、曜日や時間に関係なく友達と遊んだりできるのも学生ならではです。
社会人になると多くの人は平日の朝から夕方まで働き、自由な時間は終業後や土日のみという場合がほとんどです。
だからこそ、限られた時間の中でストレスを解消したり、趣味や友人との時間を持ったりと、時間の使い方を工夫する必要があります。
自由な時間は少なくなりますが、時間が限られているbん、一緒に過ごす友人や恋人とは密度の濃い時間を過ごすことができるでしょう。
金銭的な面で余裕が生まれる
学生時代は、たくさん時間はあるもののお金がない、という場合がほとんどです。
それゆえに、欲しいものを我慢したり、アルバイトに精を出したり、お金の掛からない遊びを見つけたりと、工夫して楽しんでいた人も多いのではないでしょうか。
社会人になると、自由な時間は少なくなりますが、その反面金銭的な面では余裕が生まれます。
欲しかったものを買ったり、少し高いお店で食事をしたりすることもできるようになります。
それが社会人になって仕事をするメリットです。
そういった楽しみを見つけ、それを励みに日々の仕事をがんばってみるのも社会人を楽しむ秘訣ともいえるでしょう。
社会人と学生との違いを知ろう
社会人と学生の違いをご紹介しました。
社会人になるということは厳しいことも多い反面、仕事の楽しさややりがい、お金を稼ぐことの喜びなどを感じることもできます。
社会人と学生の違いを自覚しながら、充実した社会人生活を送りましょう。
「社会人と学生の違いはどこにあるの?責任と収入以外に大切なポイントとは」への感想コメント一覧
最後の「金銭的な面で余裕が生まれる」というのはどのような根拠があってのことなのか甚だ疑問、保険料等の税負担が増えて社会人の方が余裕が無いのではと思いました。