方言萌えって何?方言にキュンと来る人たち

最終更新日:2017年1月30日

「方言萌え」と言う言葉をご存知でしょうか。

数年前からポピュラー化しているこの言葉、聞いたことがある方もいるかも知れません。

基本的には男性の方が使う頻度が高いので、女性には馴染みのない言葉かもしれません。

では一体どんな時に使用され、どの様な意味や使い方があるのでしょうか。

1.「方言萌え」の意味

「萌え」と言う言葉が、一昔前に流行りましたよね。

元々「萌」と言う漢字の意味は、木々が芽生えると言った意味があります。

この単語が「萌え」と言う意味を持った単語として使われるようになった訳は「燃える」から来ていて同じ読みでも「萌え」の方が柔らかな意味合いとして実用化されるようになりました。

単語の意味する内容は、可愛い物人などを目にして、気持ちがキュンとしたりホワっとした時、つまりその物や人に好意的な感情を持った時に使います。

「燃える」ではギラギラした強いイメージがしますが「萌える」は幾分優しく柔らかい角の無いイメージがあるので、好意的な感情を表現する単語として広く定着するようになりました。

「方言萌え」とは、読んで字のごとく、方言に対して好意を感じ、キュンとしたり癒されると言う意味が含まれています。

2.「方言萌え」を使う状況

方言に対して好意的な感情を持った時に使う言葉「方言萌え」ですが、実際にどの様な状況で使われるのでしょうか。

まずは方言から受けるイメージを思い浮かべてみましょう。

方言と言えば思い浮かぶのが大阪弁ですが、自分の事を「私」ではなく「うち」と言ったり「駄目」を「あかん」と言ったり、標準語とは全く違った表現です。

ポピュラーな大阪弁ですが、普段自分が発している言葉とは違った表現で発せられる言葉に、そのイントネーションや響きが新鮮に感じる事がありますよね。

例えば、普段「ありがとう」と言われているところに「おおきに」と言われたら何だかとても新鮮で、いい意味でちょっと衝撃的だったりします。

男性が女性に言われても、女性が男性に言われても、いつも耳にする「ありがとう」とは違う、何だか少し可愛らしくて温かみのある「おおきに」と言う言葉に好感を抱くのではないでしょうか。

特別な事を言われたわけでもないけれど、方言の持つ響きに新鮮さと共に癒されたような感覚がしたとき、そんな状況が正しく「方言萌え」の状況です。

こうして理解してみると「方言萌え」って実は自分にも経験があるな、と感じる方も多いのではないでしょうか。

3.「方言萌」は意外性新鮮さ不意打ちのトリプル作用

日本にはいくつもの方言が存在していますが、方言のある地域の方が関東圏に暮らすようになると関東弁=「標準語」になるべき、と言う風潮がありますよね。

もともと関東圏で生まれ育った方はそれが当たり前なので、方言を聞きなれていない事もあり、より「方言萌え」を感じやすいのでしょうね。

しかし「方言萌え」は関東圏の人だけが感じることでは無く、実は地方の方も感じています。

方言が強い地域の方が普段からその地の方言の中で暮らしていれば、関東の人間が標準語を話す事で、単語の言い回しの違いやイントネーションの違いに、新鮮さや好意を感じる場合も「方言萌え」の一種です。

地方から上京した人が久しぶりに地元の方言を耳にして新鮮な気持ちになったり癒された感覚が起きたなら、それも「方言萌え」の一種です。

会社や学校で、いつも標準語を話している相手がふとした瞬間に方言を発した時、自分の予想とは違うという意外性と、この人は○○弁を話すのかと言う新鮮さがあります。

そして予想外の方言を聞いた不意打ちの作用から、相手と方言が可愛らしく感じられ同時にホワッとした気持ちになり「方言萌え」を感じるのです。

「方言萌え」と言う言葉自体は若者言葉ですが、実際は老若男女に起きる現象なのですね。

4.「方言萌え」が発動しがちな方言

方言萌えという意味について何となくわかって来たところで、今度は「どんな方言が、より「方言萌え」を発動させる」のでしょうか。

一般的に男性が特に癒される感覚がして好のむ方言と言えば、京都弁です。

女性からしても、その理由は理解しやすいですよね。

京都弁の持つ、独特の柔らかさしっとり感ゆったりとした言い回し。

「はんなり」と表現される京都弁は、男性のみならず女性から見ても柔らかく優雅なイメージですね。

「はんなり」の意味は、華やかでありながら気取りが無く上品な様を表しています。

京都弁の響きは正しくはんなりとした独特の表現がありますよね。

そして、京都弁を話している女性は皆、はんなりとしたイメージを発している様に見えてしまいます。

「~~しはる?」や「~~しよし」などと耳にした事がありますよね。

柔らかで、守ってあげたくなるような雰囲気の京都弁に「方言萌え」が発動し易いのも理解できますね。

博多弁も独特の可愛らしさがあり、女性も耳にするとホッとしたような癒される感覚を持つことが多いです。

博多弁は、言葉の語尾に「と」が多くつきます。

「なんしとーと」や「わからんと」など、可愛らしい響きに感じられ、癒される感覚になりますね。

「○○っちゃけど」も博多弁では良く聞かれます。

こちらもやはり可愛らしい響きです。

知名度抜群な大阪弁は、明るく元気で可愛らしさが感じられる方言です。

関東圏の人には、聞きなれている事もあり割と自然に受け入れられる大阪弁ですが「めっちゃ」や「あかん」「~~へん」など、何となく可愛らしい響きが「方言萌え」を発動します。

狙ってできる物ではないのが「方言萌え」

相手が方言を話すことへの意外性新鮮さ不意打ちのトリプル作用で起こる「方言萌え」。

これは真似をしたくても出来る事ではありません。

「方言萌え」とは、天然の物だけに起こすことのできる「小さくも絶大な効果を生む癒し」と言う事ではないでしょうか。