お風呂場は湿気が多いため、どうしてもカビが生えやすくなります。
しかしこれを放っておくと不衛生ですし、体にも良くありません。
そのため、定期的にカビを除去する必要があります。
そこで、お風呂場にカビが生えている時、どのように掃除したら良いかを、部分別に具体的にご紹介します。
お風呂場を換気し、湿気が少ない状態でカビ掃除をする
お風呂場のカビ掃除をする場合、まずは掃除の環境を整えることが大切です。
1番気をつけたいことは、「お風呂場を、湿気が少ない状態にしておく」ということです。
カビは湿気によって繁殖します。
そのため、湿気が多い状態で掃除をすると、カビを除去しても、また新しいカビが生えてきてしまい、今までの掃除が無駄になってしまいます。
必ずお風呂場を乾燥させた状態で行ってください。
まずお風呂場を換気します。
換気扇を強めに回し、窓がある場合は窓を開けましょう。
カビ掃除の場合は、強い洗剤を使うこともあるので、換気をしないと体調が悪くなるので気をつけてください。
そして、お風呂場の水分は予め拭き取っておき、湿気を排除します。
この状態を整えてから、本格的な掃除に取り掛かりましょう。
マスク・ゴム手袋・ゴーグルを忘れずに着用し、できるだけ肌を出さない状態で掃除する
お風呂場のカビ掃除を行う際、マスク・ゴム手袋・ゴーグルを忘れずに着用しましょう。
カビは人体に悪影響を及ぼすため、掃除中に吸い込んでしまうと非常に危険です。
なかなかカビが除去できない場合、強い洗剤を使うことがあるので、手が荒れてしまったり、目が痛くなってしまったりします。
それを避けるために、きちんと自分を防御しながら行う必要があるのです。
服装は、できるだけ肌を出さないようなもので行うことをオススメします。
カビやカビ用洗剤が、肌に悪影響を及ぼす可能性が高いためです。
まずは天井から掃除し始める
お風呂場は、天井に1番カビが生えやすいと言われています。
しかもこのカビは、下に落ちて来てしまうので、天井のカビを除去しない限り、お風呂場はいつまで経ってもキレイにはなりません。
そのため、お風呂場の掃除をする際には、最初、天井のカビから除去するということが大切なポイントです。
「カビを除去する」というと、「必ずカビ専用の洗剤を使う」と思いがちですが、天井に関してだけは、最初は水洗いで行うことをオススメします。
と言うのも、天井部分に洗剤を付けてしまうと、洗剤が下に零れ落ちて来てしまい、目に入る危険性があるためです。
まずはモップか雑巾で、天井を強く水拭きしてみてください。
これだけで大抵のカビは十分に除去できます。
それでも落ちない時だけ、「アルカリ性の洗剤」をモップに染み込ませて洗剤が垂れないようにし、その状態でカビを拭き取ってください。
そしてそのまま、しばらく放置します。
天井部分に洗剤を使う時は、洗剤の成分が下に落ちてきて、お風呂場全体に充満してしまうため、あまり強過ぎる洗剤を使わないことをオススメします。
浴槽やタイルなどのカビに関しても、最初は水拭きで拭き取ってみる
天井の掃除が終わったら、浴槽や床のタイルのカビを除去しましょう。
浴槽やタイルのカビに関しても、天井同様、最初は水拭きで拭いてみることから始めてください。
水拭きで除去できるカビも多いので、その作業だけですぐに終わる場合もあります。
そして、水拭きで落としき切れなかった部分だけに、洗剤を使うようにしてください。
洗剤を使うのはできるだけ少なくした方が、人体への悪影響も少なくてすみます。
洗剤の使用は最終手段として考え、「水+酢」「水+酢+重曹」を試してみる
カビ取り用の洗剤は毒性も高く、人体にも悪影響が強いため、できるだけ使わない方向で考えながら掃除をしましょう。
洗剤は、「どうしてもカビが落ちなかった時の最終手段」として考えてください。
まずは水拭きでカビを拭き取り、それでダメなら水に酢を混ぜてカビ部分にスプレーし、その個所を拭き取ってみてください。
それでダメなら次は、「水+酢+重曹」を混ぜてカビ部分にスプレーし、それを拭き取ります。
ここまでやっても除去できなかったカビに対してだけ、洗剤を使うようにしましょう。
カビ用洗剤を使う時は、使用上の注意をよく読み、使う分量にも気をつける
カビ用洗剤を使う際は、使用上の注意をきちんと読み、用法を守りましょう。
特に、「混ぜるな危険」という表示がある場合は、絶対に他の洗剤と混ぜてはいけません。
表示がなかったとしても、他の洗剤と混ぜて使うことは望ましくありません。
そのくらい強いものであると思ってください。
そして、使う分量にも気をつけましょう。
カビがなかなか落ちないからと言って、あまりに大量に洗剤を使うと、洗剤から生じた期待が原因で、体調を悪くすることがあります。
お風呂のカビ掃除はフル装備で
お風呂場のカビ掃除は、フル装備で時間をかけて行う必要があります。
そのようにすることで、安全に、しっかりとカビを除去することができます。
面倒だと感じることもあるかもしれませんが、掃除の中でも、人体にリスクが高い部類の作業ですので、1つ1つ気をつけながら行うことが大切です。
カビは1度生えるとどんどん繁殖するため、定期的にお風呂場を点検し、カビ掃除をする際は徹底して除去しておきましょう。
「お風呂のカビを掃除する方法」への感想コメント一覧
天井のカビ掃除が苦手です。なかなか手ごわいです。最初から洗剤を使わなくても良いというのは参考になりました。早速やってみたいと思います。
天井を先に、というのは確かにその通りですね。また、「洗剤の使用は最終手段」も参考になります。洗剤は面倒でもあるので、普段から水ぶきで掃除したいものです。
お風呂のカビ取り掃除は、ちょっと大袈裟ですが、私にとっては一大決心が必要です。カビ取り洗剤で頭が痛くなったり、服についてしまって色落ちしてガッカリしたりすることがよくあるからです。天井は水拭きで良いとは知らなかったので、今度はそうしてみます。
カビ掃除と聞くと初めから強い洗剤を使うイメージでしたが、まずは水拭きでいいんですね。いつも壁や浴槽から掃除していたので天井から掃除するのが良いと知って驚きました。次からは1番に天井を掃除するようにします。