人の人生はその人次第です。
中には「一生結婚はしたくない」と考えている人もいるでしょう。
生き方が多様化しているこの21世紀に「一生独身でいたい」と思う人の心理を知っておくのは、選択肢の幅を広げることにつながるでしょう。
家族に対して「責任を負いたくない」という気持ちがある
一生独身でいたいと思う人の心理には「責任を負いたくない」という気持ちがあります。
結婚して家族を持つことによって、様々な責任が生じてきます。
それを重荷だと思ってしまう人は、一生独身のまま過ごしたくなるのでしょう。
けっこんすれば、夫婦間には強力な扶養義務が生まれます。
「最後のパン一枚」まで、二人で分け合うことが「義務」となります。
そして子供が生まれれば、成人するまで保護者としての義務を全うしなくてはなりません。
無事に子どもが育つようにするだけではなく、子供が他社へ迷惑をかけたりしないように指導したり、場合によっては賠償責任も生まれるはずです。
家族を持つことは、実は様々な義務が生じてきます。
そしてそれらの義務を果たす責任があります。
そういうことを考えてしまうと、いっそ一人のママ生活していた方が気楽だと、結婚に対して消極的な気分になるのでしょう。
「いろいろな制限を受けたくない」と考えている
一生独身でいたいと思う人は、心理的に「いろいろな制限を受けたくない」と考えていたりします。
結婚してしまうと、金銭面だけでなく、行動に関しても様々な制限を受けたりすることがあります。
そして、それが嫌だと思っているのです。
独身時代は好きなように自分の給料を使えても、結婚したらそうはいかなくなってきます。
お互いに収入はいくらかを伝えて、何に使うかを話し合わなくてはなりません。
つまり、もう好きなようにお金を使うことはできなくなります。
また、年末年始や夏休みなどの長い休暇も、一人でふらっと旅に出ることは許されない場合が多くなります。
配偶者から文句を言われてしまうし、子供がいれば「思い出作り」のため、家族全員で出かけたりすることとなるでしょう。
自由気ままに生きていきたい人は、一生独身でいたいと思ってしまいます。
誰からも制約されたりすることなく、好きなように「お金」も「時間」も使いたいと思っているからです。
「子供が嫌いで家庭を持ちたくない」と思っている
一生独身でいたいと思う人の心理にあるのが「子供が嫌い」という思いです。
そしてそれが理由で「家庭を持ちたくない」と思ってしまいます。
結婚したら、自然と周りから「次は子供の誕生が待ち遠しいわね」などと言われてしまうことがあります。
本当は子供が嫌いでも、そのことをなかなか言い出すことができずに、ストレスが溜まってしまいます。
頑張って「子供が嫌いなんです」と言うことができても「自分の子供はまた別格よ」と言われたり「生まれたらかわいいわよ」なんて励まされたりして、自分の心情を理解してもらうのは難しいでしょう。
何より、結婚相手が子供を望んていたりすると厄介です。
自分は子供は欲しくないのに、やたらと子作りを催促されてしまって「一人で生きていきたい」としみじみと思ってしまうのでしょう。
子供嫌いな人というのは、一生独身のまま生活したいと思っている人もいるのです。
ただ、子供が嫌いというと、周りからの反発があるので、あまり口にできなくて困っていたりするのでしょう。
結婚相手に対して「一生この人だけ」とはどうしても思えない
一生独身でいたいと思う人というのは「一生この人だけ」と思って生きていくのは難しいそういう心理が働いています。
人の心は移ろっていくものそう思っているのです。
今は大好きな相手でも、そのうち愛情が冷めてしまうことはよくあります。
恋愛をしている間は、幸せでいつまでもこの人と過ごしたいと思える野ですが、残念ながらその思いは永遠であるとは言い難いことがあります。
そして、中には達観した考えの人もいて、そういう人は「いつまでも恋愛感情を持ち続けることはできない」ということを、ちゃんと理解しているのでしょう。
結婚相手に対して「一生この人だけ」という気持ちを持ち続けるのは難しい、ならば最初から一生独身でいたいそういう風に考えてしまう人は、結婚せずに独身生活をそのままキープしようとします。
結婚というシステムを「めんどうくさい」と感じている
一生独身でいたいと思う人の心理の一つに、結婚というシステムを「面倒くさい」と感じていたりすることがあります。
なので、わざわざ結婚というシステムを使う必要はないそう考えているのでしょう。
結婚してしまうと、夫婦どちらかの「姓」に統一しなくてはなりません。
また、様々な手続きを行って、色々な書類を記入する必要があります。
そういう諸々のことを考えると、わざわざ結婚しなくてもいいかと、結婚に対して消極的になってしまうのでしょう。
結婚しなくても、好きな人とは一緒にいればいいと思っている人、そして何より結婚というシステムを「面倒くさい」とか「合理的ではない」と思う人は、一生独身でいたいと思ってしまいます。
結婚することのメリットを感じることができずに「一人で生きていきたい」と思っているのです。
一生独身でいたい心理を知ろう
一生独身でいたい人は、精神的に自立していて、人と群れたりすることをしないタイプなのかもしれません。
一人でも十分になっていけるし、好きな人がいたら、一緒に過ごせばいいだけと思っているのでしょう。
周りの人が「独身で可哀そう」と勝手に思っていたとしても、本人は悠々自適の生活を送っていて、満足しきっているかもしれないのです。
「「一生独身でいたい」という人の心理とは?なぜずっと独身でいたいと思うのか」への感想コメント一覧
一生独身でいたい心理、とても共感を持ちました。
といいながら、私自身は結婚しています。
でも、子供は作りませんでした。作らなかったというよりも作れなかったのです。
結婚後数年は子供がいないことについていろいろと言われましたが、ある時期を過ぎてからは言われなくなりました。
一生独身でいたい人、結婚しても子供のいない人、結婚して子宝に恵まれる人、それぞれの人生があって良いのではないでしょうか。
某政治家のように「結婚したら最低子供を3人産みなさい」というのは人権を無視したとんでもない発言だと思います。
今回の記事を読んで共感する事がありました。
私も、現在独身で今まで何人かお付き合いした男性がいましたが、結婚したいと思える人に出逢えなかったのも理由の1つになりますが、束縛されるのが嫌いな性格なので自由でいたいのかもと、思った事が一番の理由だと思います。
恋愛感情が長続きするかのところがすごくわかるなぁと思いつつ…。
私はそもそも恋愛のやり方がよくわからず、気になってある人を目で追う→何故だろうと思い自問自答→ある人を自分は好きだとわかる→自分の謎行動の原因がわかってスッキリという風にそこで終わってしまう。または気持ちが持続せず、学問や趣味に走って、気づいた時には忘れてた…なんてことも。
同じような人に会ったことがないので、自分は変わってるのかな…と思います。
本当の自分で生きることが許されない「機能不全家族」の中で育ち、常に自分を抑圧して生きていました。
結果、大人になっても人間関係で自分の思いは後回しにし、相手を優先してしまう正確になり常に生き辛さを感じていました。
「一生独身でいたい」と思ったことはありませんが、なぜ結婚を避けているのかと考えると、自分を抑圧して生きる辛さが深層の中で恐怖になっていたのだと今やっと分かってきました。70歳独身。