自分では考えられない人の特徴とは。他人任せでいる心理を知ろう

最終更新日:2016年3月29日

子供の頃は「親の言うことを聞きなさい」と育てられ、大人の言うことを聞く子供が「良い子」とされました。

しかし成長するにつれ、いつの間にか「自分で考えて動きなさい」と言われるようになります。

今、この「従属」から「自立」へのレバーをうまくシフトできない人が増えていると言われています。

自分で考えて行動きできない人は、上司や同僚からは「使えない」レッテルを貼られたり、プライベートでも周囲とうまくやっていけない問題が生じてしまいます。

今回はそんな自分で考えられない人の特徴をご紹介します。

1.好きなものが分からない

自分で考えられない人の多くは、子供の頃から親をはじめとした周囲の大人に構われすぎた傾向があります。

例えば外食へ行っても「あなたはこれが食べたいのよね?」「これがいいと思うわ」などと先回りされて、勝手に決められてしまいます。

洋服も親が毎朝用意したものを着るだけになり、テレビも本も親が選んだものを見せられます。

こうして次第にあらかじめ準備されること、親の選んだものを与えられることが当たり前になっていきます。

これでは、自分が何をしたいのかどれが欲しいのかを考える隙もないので、自分の好みというものを把握できません。

もちろん親も悪気があるわけではありません。

幼い子供には善悪などの判断はつかないので、ある程度の年齢までは親が選ぶのは当然と言えるでしょう。

逆に言えば、子供がある程度大きくなった時には自分で良し悪しや好き嫌いを判断できるようにしないといけないということです。

大人になって趣味や好物を聞かれても「特にない」という人は、実は「好きなものが分からない」状態であることが多いのです。


2.占いや他人の言葉を盲目的に信じる

自分で考えることができないということは、他人や周囲の環境にその身も心も委ね、すがるということです。

人生は選択の連続です。

私たちは日々の生活の中でも、今日は何を着ていくかどの道を通って駅まで行くかお昼ご飯に何を食べようかなどといった選択を繰り返して生きています。

自分で考えられない人も、そういったことから逃れることはできません。

しかしその決定権を手放して、他人に求めればよいということを経験から学んでいます。

その最たるものが占いです。

彼らにとって占いとは普通の人が考えるような気休め的意味合いではなく、自分の進路を決定付けてくれる啓示のようなものです。

ですから、良いことがあれば「やっぱり占いの通りだった」と安堵してさらなる信頼を寄せますし、当たらなかった場合は「運が悪かったに違いない」と、自分以外のもののせいにすることができます。

また同じように有名人の格言なども好きで、生きる上での指標にしています。

こういった名言やスローガンの類は人の心を奮い立たせたり、気付くことのなかった視点を与えてくれるものです。

しかし、自分の考えを放棄した人たちはそれらを自分の意思と勘違いしてしまいがちです。

その結果「何かを実行したり活動する意思はないのに志だけは高い人」が出来上がってしまいます。


3.「どっちでもいい」「なんとなく」が口癖

自分で考えられない人は、当然何か問題生じた際には他の人にその責務を負わせようとします。

悪意はなくとも知らず知らずのうちに、自分には責任が及ばないようにしてしまいます。

その結果、意見を求められても自分の意思を明確にしません。

これは一種の防衛本能のようなものです。

白でもなく黒でもない、その状態であれば後々責められることもなく、中庸な立場を維持できると考えます。

その為「どっちでもいい」という無責任な態度になりがちです。

また、どうしてそれを選んだのかを問われても「なんとなく」という不明瞭な答えになってしまいます。


4.なんとかなると常に思っている

「なんとかなる」とは前向きな考え方であり、困難にぶつかった時にも乗り越えていける力になるものです。

しかし自分で考えられない人の「なんとかなる」は「誰かがなんとかしてくれる」の意味であったり、問題の引き伸ばしにすぎません。

つまり彼らには想像力が欠如しています。

言うなれば、甘えているのです。

自分が考えないということは、他の誰かが代わりに考えているということ。

彼らにはそのことに気付いていません。

自分で考えられない人の心理を知ろう

自分で考えられない人たちは、誰かを攻撃して傷つけるわけではありません。また、悪意もありません。

しかし、自分で考えるということは権利であると同時に義務でもあります。

それを手放すということは他の誰かに依存することであり、背負わされた人にも迷惑がかかっています。

また、好きなものがない人というのは個性が出づらく、面白みのない人間に見えてしまうものです。

どこへ行こう何をしようあれが食べたい、というのは人間の欲求であり、そこから活力や行動力が出てくるからです。

好奇心を失った人間は覇気がなく他人から見ても魅力的とはいえませんから、浅い付き合いになりがちです。