プレッシャーに弱い人は、ここ1番という時に怖気づき、自分の実力を発揮することができません。
場合によっては、実力を発揮できないどころか、大失敗をしてしまうということもあります。
彼らはなぜそのような状態に陥ってしまうのでしょうか。
そこで、プレッシャーに弱い人の特徴についてご紹介します。
自分を卑下し過ぎている
プレッシャーに弱い人は、日頃から自分を卑下し過ぎているという特徴があります。
彼らの口癖は「どうせ自分なんて」「自分にはできるわけがない」というネガティブな言葉です。
その口癖で自分自身を暗示にかけているため、心がどんどん委縮してしまいます。
その結果、自分を信じることができなくなり、肝心な時に怖気づいてしまいます。
プレッシャーの大きい場面に遭遇すると、人は誰でも、多かれ少なかれ恐怖心を抱きます。
しかし、日頃から自尊心を持って生きている人は「どんなにプレッシャーが大きくても、自分ならば乗り越えられるはずだ」と自分を信じることができます。
「どんな時でも自分を信じる」ということが習慣づいているからです。
しかし、常に自分を卑下している人は「自分自身を不安に陥れる」ということが癖になっているため、プレッシャーの大きい場面に遭遇すると、当然、心が不安定になります。
その結果、プレッシャーに押し潰されてしまいます。
結果ばかりを気にする
人間がプレッシャーを感じる時というのは「結果ばかりを気にしてしまっている時」です。
プレッシャーに強い人は「物事は、結果だけではなくプロセスも大事だ」ということを心得ています。
そのため、必要以上に結果に囚われることなく、雑念を捨てて、目の前のやるべきことに集中することができます。
人は、1つのことに集中すると、他のことが目に入らなくなるので、当然、結果のことなど自然に気にならなくなってしまいます。
しかし、プレッシャーに弱い人は「失敗したらどうしよう」と、必要以上に結果を気にします。
そのため、集中するべきことが目の前にあっても、結果のことばかりを心配して気が散り、精神的に不安定になります。
そして、プレッシャーに負けてしまいます。
どうなるかわかりもしない結果をあれこれ気に病む人は、その不安に押し潰されます。
これでは、決してプレシャーに打ち勝つことはできません。
自分と他人を比較してばかりいる
プレッシャーに弱い人は、自分と他人を比較してばかりいるということが大きな特徴です。
自分と他人を比較すると、他人のことばかりが気にかかり、物事に集中できなくなります。
このソワソワした精神状態によって心がネガティブになり、自信を失うという結果に繋がります。
自分と他人を比較することによって「自分の近くには、いつも自分を脅かす存在がいる」ということが頭から離れず、常に不安と共に過ごさなくてはならなくなります。
このような状態で物事に取り組んでも、プレッシャーに打ち勝つことはできません。
「ライバルがいると良い刺激になる」という前向きな目的で自分と他人を比較するのであれば、自分にとって大きなプラスになります。
しかし、不安な気持ちが拭えないままの状態で自分と他人を比較すると、心が余計に不安定になり、プレッシャーに負けてしまうようになります。
呼吸が速くて浅い
プレッシャーに弱い人は、日頃の呼吸に大きな特徴があります。
それは「呼吸が常に速くて浅い」ということです。
速くて浅い呼吸は、不安な時や恐怖を感じる時など、心がネガティブな状態になった時に起きるものです。
このような呼吸を常にしている人は、精神的な安定を欠いており、いざという時に心を落ち着かせることができません。
その結果、このようなタイプの人が大きなプレッシャーを感じる場面に遭遇すると、プレッシャーに呑み込まれてしまい、自分で自分をコントロールできなくなってしまいます。
これを克服するためには、深くてゆっくりした呼吸を意識的に習慣化する必要があります。
ネガティブな思い込みが強過ぎる
物事を常に悪い方にばかり考える人は、プレッシャーに弱いという傾向があります。
物事を悪い方に考えるということは「失敗する」という前提で物事を考えているということです。
その結果、潜在的に「成功するわけがない」という思い込みが刷り込まれてしまうため「成功させるために頑張ろう」というエネルギーを生み出すことができなくなります。
前向きなエネルギーがなければ、人間はプレッシャーに勝つことはできません。
ネガティブな思い込みばかりで頭をいっぱいにしてしまい、その思い込みを変えようとしないタイプの人は、プレッシャーにも自然と弱くなってしまいます。
プレッシャーに弱い人の特徴を知ろう
プレッシャーに弱い人は、基本的に考え方がネガティブです。
自分を卑下したり、他人と自分を比較して自信を喪失したり「失敗する」という前提で物事を考えてしまったりするため、ポジティブなエネルギーが生まれてこないのです。
これでは、何をやってもプレッシャーと不安感に呑み込まれてしまいます。
彼らには「呼吸が速くて浅い」という特徴もあります。
このような呼吸は心を不安定な状態に導いてしまうため、このことも、プレッシャーへの抵抗力を落としてしまう要因の1つであると言えるでしょう。
「プレッシャーに弱い人に共通する特徴とは?重圧に負けてしまう人」への感想コメント一覧
他人より上手にやりたいという念はあって良いと思います。
その分、努力を重ねてしっかり準備をしてくることが大事に感じます。
今の自分の最大限を表現できれば、それはひとまず成功ではないでしょうか。
呼吸が早くて浅いということは自分で意識できる体の状態なので興味深いですね。確かに緊張するとやたらに空気を吸おうとしてしまいますね。プレッシャーに強くなるには自分のネガティブな観念もですが、呼吸法も変えていくと効果がありそうです。
私も失敗した時のことを想像すると、怖くなってしまいます。はねのける強さが必要なのですね。
ひとつひとつに心当たりがあります。
まずは、実行しやすそうなゆっくりと落ち着いた呼吸をすることを習慣にしたいと思います。