あなたは自己主張が出来るタイプですか?それともなかなか出来ないタイプでしょうか。
うまく自己主張が出来ないことで、思った通りに物事がいかないことや、時に理不尽なことまで受け入れなくてはならないことがあります。
なぜ自己主張が出来ないのか、その原因を知ることで、少しずつ改善策が見えてくるかもしれません。
否定されて育ってきた
幼少期や学生時代の頃、親から否定ばかりされて育ってきた人は、自分というものに自信を持つことが出来ません。
発言に加えて、行動面でも自信が持てず、自分を表に出すことが苦手になることもあります。
何をしても「そうではない」「間違ってる」と言われ続けた結果、自己主張が出来ない人になってしまったのかもしれません。
特に幼少期の環境はとても大きい影響力を持っており、親という存在は絶対的なものです。
そのため、親の言うことにすべて納得し受け入れてしまうことで、自己否定することが多くなってしまいます。
自信が持てない為に自己主張が出来ない場合は、幼い頃や学生時代の環境が関係しているかもしれません。
人から嫌われたくないという思いが強い
自分の意見をはっきりと言う人、ズバズバ言う人は、苦手に感じる人が多いでしょう。
自分を出す、自分を伝えるという行動は、人から嫌われてしまうというリスクを背負うこともあります。
例えば話がまとまってきた所に、自己主張が激しい人が余計な一言を言ってしまう。
それによって話が伸びたり、また一から話し合いを始めたりという工程が加わってしまう為、面倒だと感じる人もいるでしょう。
こうした場面を「面倒」だとか「せっかく話がまとまってたのに」と感じる人は、自己主張をすることで周りにどう思われてしまうかを知っているはずです。
自分の意見を入れることで、他の人が「面倒」などと感じてしまう恐れがある為、発言出来なくなります。
結果、人に合わせたものが多くなり、自分を押し殺すことが多くなってしまいます。
人から嫌われたくない、面倒な人だと思われたくないという思いが強いために、自己主張が出来ないのでしょう。
気を遣いすぎる性格である
やたらと気を遣う人はどの時代にもいるものです。
性格的な問題であって、決して悪い面ではないものの、自分を出すことが出来ない傾向にあります。
誰かが困っていると気付いて手を差し伸べる人、誰よりも先に出社して掃除をしている人等、人が決して率先してやらないようなことまで気を遣ってやってしまう人は、それだけ周りを見れている人でもあります。
気遣い出来る人は、状況を把握することが上手。
だから、その場の空気を壊してしまうような事が出来ないのです。
少し違うなと思うことがあっても「いいと思うよ」と言ったり、嫌だなって感じているのにも関わらず「私でいいならいいよ」といってしまったりと、後から後悔することも多いでしょう。
優しくて気遣い出来る人は、NOと言うことすら出来ないことがあります。
無理をしてしまうことも少なくない為、自己主張どころか我慢することが多いでしょう。
自己主張したことで良い思い出がない
昔は自己主張出来るタイプだったのに、大人になってから出来なくなったという人もいるでしょう。
それは、自己主張した結果が良いものではなく悪い思い出となってしまい、苦い経験から自己主張が出来なくなってしまった可能性があります。
「こうして欲しい」「私はこう思う」ということを伝えた所「そんなこと自分でやりなよ」「そんなこと思ってるのあなただけだよ」などと否定されたり、時に自己主張したことで失敗に終わってしまった経験もあります。
言わなきゃ良かったとか、余計なことをしなきゃ良かったと強く感じた場合、次からはそれを活かして自己主張することを控えてしまいます。
言ったことで自分が後悔してしまうのなら、周りに合わせて無難に事が過ぎてった方が良い、そう感じてしまうと、なかなか自分を出すことが出来なくなります。
また失敗を恐れることが怖くなってしまう為、新しいことに挑戦したり、新しい環境に飛び込んだりということも怖くなってしまうでしょう。
過去の失敗が今の自己主張出来ない自分を作り出してしまっているかもしれません。
それによって無難でありきたりな生活が増えていることはないですか?自己主張をするということは、勇気が必要になることもあるでしょう。
なぜ自己主張ができないかを考えよう
大勢の前で自己主張をする、決定したことに口を出すということは、周りの目がどうしても気になってしまうものです。
ただ、自己主張をしなさすぎることも、人をイライラさせたり、不快に感じることも少なくありません。
最低でも「No」と言える人間になれるよう、嫌なことくらいは自己主張出来るようにしたいものです。
その方が自分にとっても生きやすくなり、後悔や責任を感じること機会が減ることでしょう。
徐々に自己主張が出来るようにしてみませんか。
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