角栓をピンセットで抜いてはいけない3つの理由

美容を意識している方ならば、角栓を取り除いてすっきりしたいですよね。

角栓のほとんどがタンパク質によって出来ています。そして他には皮脂があります。
タンパク質の正体ですが、古くなった角質だったり、まだ、完全には発達していない角質細胞です。
この角栓はニキビの原因となります。原因となる角栓は、別名でコメドと呼ばれており、白と黒がありますが、どちらも放っておけばアクネ菌が繁殖してしまい、炎症に繋がるので注意です。

それでも無視したら最終的に、ニキビが治って安心したと思ったら、残ったのはデコボコお肌になります。
そんなの嫌ですよね。

だから角栓を取り除かなければならない!と頑張る方は多いのですが、ピンセットを使ってはいけません。
何故ならピンセットで角栓を抜く方法には様々な弊害があるからです。

今回はそうしたピンセットで角栓をとってはいけない理由についてご紹介します。

皮膚に傷が付く

ピンセットは何の道具かと言えば、小さい物を分けたりする道具ですよね。他にも薄い物、脆い物が壊れてしまわないように摘んだりする時に使用をします。
緻密さが必要な時に使う物ですので、その先は非常に細く尖っていますし硬いですよね。
角栓を抜く時にピンセットを肌につけると、刺さったような感じがしませんか?

力を込めて無理矢理していると、ピンセットの先で皮膚が裂けたり等、傷ついてしまいます。
それで終われば良いのですが、傷ついたらそこからアクネ菌やら汚れやらが入って溜まって、ニキビになってしまいます。

美しくなるため、ニキビにならないように角栓を抜こうとしているのに、ピンセットで抜いたら余計に症状が悪化したなんて事もあります。
下手をすれば炎症等と言った大きな皮膚トラブルになってしまい、皮膚科に通うなんて羽目になるので注意をしなければなりません。

角栓を取るだけなのに、周囲の正常な皮膚を傷つけてしまうのも、美容にとっては問題ではないでしょうか。
だから、ピンセットで角栓を取るのは、オススメ出来る方法ではありません。

毛穴が開いてしまう

ピンセットで角栓を抜く場合、肌を傷つける以外にも問題があるので注意しなければなりません。
毛穴が閉じている状態でしたら、無理矢理に角栓を奥から引っこ抜く事によって毛穴が大きくなってしまいます。

毛穴が広がってしまうと、そこに汚れやアクネ菌が入り込んでまた角栓が出来て、ニキビになってと悪循環です。
中にはピンセットで角栓をいじっていると、穴が広がるだけでは無く、角栓が奥へ入って余計に出し辛くなる事もあります。

毛穴がだるだるになってしまい、結果、ぶつぶつとしたいちご鼻の完成になったら、綺麗になろうとしているのか、醜くなろうとしているのか分からないですよね。
確かに角栓が出て、毛穴が大きくなったのを見たら、取れたという達成感や、快感があるかもしれませんが、結果的に症状を発展させるための準備が整ったと考えた方が良いでしょう。

しかも怖いのは一度開いた毛穴はなかなか戻りづらいとも言われています。
そんな事になってしまわないように、角栓を抜くためにピンセットを使用するのは控えた方が良いです。

色素沈着で黒くなる可能性も

どんなに慎重にピンセットで抜いても肌が傷ついてしまうのは回避出来ないでしょう。
医療系の特殊な物だったり、専門のアイテムならマシかもしれませんが、かなりリスクがあります。

肌を傷つける以外にも、毛穴が開きっ放しになる以外にも、傷つく事により色素沈着が起きて黒ずみの原因にもなります。

そればかりでは無くて、ピンセットで刺激をすると、皮脂の分泌量が増えてしまうとも言われています。

ピンセットによる角栓除去の弊害を理解しておこう

ニキビの原因にもなってしまう角栓ですが、ピンセットで取り除こうとすれば様々な害があるので気を付けなければなりません。
肌を傷つけてしまって、毛穴を大きく開いてしまい、なおかつ、色素沈着も生み出すなんて最悪の方法ではないでしょうか。

ピンセット以外に、爪楊枝等を使用されている方も居らっしゃいますが、これも先が尖っているので同じ症状を生み出します。
敏感肌なのにこのような取り除き方をしていたら、炎症等も起こしてしまい、ますます困った状態になってしまいます。

綺麗になったと思ったのに開いた毛穴に汚れや雑菌が入り込むなんて、ぞっとしますよね。
インターネットで検索をしてみると、角栓をピンセットで取り除いてすっきりしたと言う方も沢山居らっしゃる事に気付かれるかもしれません。

そういった方達は、上記のような問題を全く気にしていないか、あるいは、特殊なピンセットを使っている方もおられるでしょう。
角栓除去専用のピンセットであればこれまでご紹介したデメリットを解消できる可能性もあります。
ただし中には全く知っていなくて、余計に悪化させている方も中には居るでしょう。

しかし問題がある事もきちんと知らなければ本当に適切な対策は出来無いのではないでしょうか。
ピンセットを使って角栓を取り除く弊害があることを理解しつつ、適切な角栓ケアを試していきましょう。

 

    「角栓をピンセットで抜いてはいけない3つの理由」への感想コメント一覧

  1. 1. えりり2018/04/28(土) 17:30

    手軽に角質除去が出来るのでついピンセットを使ってしまう私にとって、“傷つけてしまう事で色素沈着が起こり余計に黒ずんでしまう”というのは初めて知りショックでした。
    記事を読んで良かったです。適切な方法を調べたいと思います。

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