座禅は自分の心に正直に向き合うことのできる貴重な体験をあなたにもたらしてくれます。
しかし座禅には興味があるけど座禅って難しそうとか、変な宗教団体だったらどうしようと不安に思われる人も多いでしょう。
以下に紹介するのはいずれも歴史ある由緒正しいお寺で、初心者にもていねいに座禅の素晴らしさを教えてくれます。
この機会にぜひ参禅されてみてはいかがでしょうか。
大本山永平寺別院長谷寺
長谷寺は「はせでら」ではなく「ちょうこくじ」と読みます。
東京都港区西麻布のお寺です。
毎週月曜日の午後6時30分~8時30分に坐禅会が開かれています。
長谷寺での坐禅が初めての人には午後6時30分から初心者講習(坐禅講話と坐禅指導)が開かれるので、作法のわからない初心者でも安心ですね。
ただし、初心者講習は月1回なのでホームページで日程を確認してください。
坐禅会は2時限に分かれていて各40分です。
男女別の更衣室があるので、リラックスできる服装に着替えることもできて便利です。
脚の不自由な人は椅子座禅もできます。参加費は100円です。
龍雲寺
龍雲寺は東京都世田谷区にある臨済宗妙心寺派のお寺です。
坐禅会は毎週日曜日午前6時30分〜8時30分、参加費無料で自由参加です。
坐禅会では座禅法話茶礼(お茶会)が催されます。
龍雲寺の公式ホームページには「来る者は拒まず、去る者は追わずが禅家の家風であります。どうぞ自由にご参加ください。初めての方にもわかり易く指導致します」とあります。
初心者にも嬉しい言葉ですね。
座禅の組めない人には椅子も用意されています。
気軽に参加されてはいかがでしょうか。
龍光寺
龍光寺は東京都文京区にある臨済宗東福寺派のお寺です。
「春は名のみの風の寒さや〜」でおなじみの文部省唱歌早春賦ゆかりのお寺です。
坐禅会は毎週日曜日午前8時〜9時におこなわれます。
参加費は志納。
ちなみに志納(しのう)というのは納める納めない、あるいは金額はあなたのお心次第という意味です。
これってかえってプレッシャーかもしれませんね。
恥ずかしくない程度、でも無理することはないですよ、あなたの心とお財布の都合に合わせてお納めしましょう。
坐禅会以外にも裏千家流の茶道や書道が毎週開かれています(月謝がかかります)。
大和撫子風女子力アップを狙う人はそちらもチェックされてみたらいかがでしょうか。
大本山總持寺
大本山總持寺は横浜市鶴見区にある曹洞宗のお寺です。
一般参拝客の座禅は月例参禅(参加費500円)英語参禅(500円)暁天参禅(300円)の3種類あって、それぞれ月1度開催されます。
暁天参禅は朝6時から始まり7時頃解散となります。
英語参禅もあるので会社や学校の外国人の友人を誘って参禅すれば友人にも喜ばれるかもしれません。
ホームページで日程時間が確認できます。
いずれも自由参加なので予約なしで気軽に参加できます。
ただし、10名以上のグループで参加する場合は事前に問い合わせてください。
それと整髪料香水をつけての参禅は避けてください。
月一回の写経会もあります。
法話が聞けて精進料理の昼食付きで3、500円です(要予約)。
東慶寺
東慶寺は神奈川県鎌倉市にある臨済宗円覚寺派のお寺です。
13世紀後半の開山以来20世紀初頭までは尼寺。
女性からの離婚請求が認められる明治6年まで駆込寺縁切寺として数多くの女性を助けてきた日本屈指の女人救済のお寺です。
早朝坐禅会は毎月第4日曜日午前7時〜8時。
初参加者は座禅についての説明があるので6時20分までに到着する必要があります。
参加費は1,000円。
日曜坐禅会は毎月第4日曜日午後4時15分〜5時。
初参加者は午後3時〜4時。参加費は500円です。
服装はリラックスできる服装で、しかしスカートは不可です。
また、警策で肩を打つため肩口の広く開いた服も不可となっています。
さすが長きにわたって女性に寄り添ってきたお寺ですね、女性に優しい。
ビシッと肩を打たれても大丈夫な上着で参禅してください。
気軽に座禅を体験しよう
毎日の仕事や子育て家庭生活、あるいは恋愛人付き合いなど女性には心休まらないことも多いですよね。
仏教の根本は「山川草木悉皆仏」、つまり「生きとし生けるもの全てに仏性がある」ということです。
あなたの中の仏様に出会えるのが座禅です。
土日曜日に坐禅会を開いているお寺も多いので気軽に座禅を体験できます。
※2017年10月8日文章の一部削除を行いました。
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