結婚式に参列者として招待された場合、受付や控え室、宴席や写真撮影、さまざまなシーンで色々な立場の方とお祝いの言葉を交わすことになります。
それぞれの場面で失礼のない上品なご挨拶ができるように心がけたいものです。
そこで今回は参列者として受付ですると良い挨拶をご紹介します。
本日はおめでとうございます
まず最初に、受付台の前にたって一礼をして、お祝いの言葉を述べます。
当日受付を任されている方が自分とどんなに親しい友人であっても、久しぶりに会った懐かしい人であっても、受付の場では余計なことを言わずに、丁寧にはっきりした口調で、お祝いの言葉を述べるのが礼儀です。
受付の方は主催者側として、お礼の言葉を述べます。
他の出席者の方が順番を待たれている場合も多い受付の場で、馴れ馴れしいお喋りを繰り広げるようなことはしないように注意しましょう。
照れくさくてもきちんとした態度で簡潔にお祝いのご挨拶をします。
本日はお招きいただきまして、ありがとうございます
お祝いの言葉を述べた後には、結婚式または披露宴に招待していただいた事に対するお礼の言葉を続けます。
この時も受付の方は主催者、すなわち招待した立場で接することになります。
「晴れやかなお式にお招きいただき、ありがとうございます」「お目出度いお席にお呼びいただき、ありがとうございます」など慶事にふさわしい言い回しを工夫しましょう。
新郎の友人の○○でございます
お祝いの言葉とともに、自分の姓名を名乗る必要があります。
出席者は、受付の方と初対面の場合がほとんどですから、姓名だけでなく新郎、あるいは新婦との関係も同時に伝えるようにします。
例えば「新郎の勤務先○○会社の○○でございます」「新郎の叔父○○でございます」「新婦の従兄弟の○○と申します」などのように親族も関係を含めてフルネームで自己紹介をします。
特に親族は同姓が重なる場合が多くなるので、必ずフルネームを名乗ることをオススメします。
そうすることで受付の方の名簿チェックもスムーズになり、間違いも防げます。
出席者が親族の場合は、受付役は「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べるようにします。
受付の方は、ここでの自己紹介をもとに名簿をチェックし、披露宴での席次表などを手渡すことになります。
また、遠方からの出席者には個人的にお車代などを受付の時点で手渡すように依頼されているケースもあるので、ここでの自己紹介はたいへん重要な挨拶となります。
本日はいろいろお世話になりますが、よろしくお願いします
親族が受付でお祝いの挨拶や自己紹介を済ませたあとには、このように受付役を依頼された出席者に対してのお礼を述べる場面もみられます。
親族からすれば自分が主催者側になりますから、受付をしてくれる方への礼儀を尽くす必要があるというわけです。
受付を任された方は、その場その場で失礼のないように対応するようにします。
親族の方からこのような言葉をかけられたら「本日はおめでとうございます。
こちらこそ至りませんが精一杯努めさせていただきます、よろしくお願いします」などと丁寧な受け答えをしましょう。
心ばかりのお祝いの気持ちでございます
ひととおり挨拶をかわした後に、ご祝儀を渡すときにも、礼を尽くした一言を添えるのが常識です。
いくら美人でも、可愛い笑顔でも、ニッコリ笑うだけでご祝儀を渡したのでは人柄が疑われます。
もちろん袱紗から出して、受付役のほうに正面を向け袱紗または台に乗せて両手で手渡します。
黙って、いきなりポケットからご祝儀袋を片手で取り出して差し出すような非礼な行動をとらないようにしましょう。
「気持ちばかりですが、どうぞお納め下さい」「ささやかですがお祝いでございます」などと美しい言葉使いを心がけましょう。
まとめ友人や親族のお祝いの席で、参列者としてきちんとした振る舞いをすることは、自分への評価だけでなく、招待してくれた人の名誉のためにも大切なことです。
緊張しすぎることなく、心からお祝いの気持ちを持って丁寧な言動をするようにしましょう。
結婚式に最適な挨拶をしよう
結婚式に招待された場合、最初の受付でのご挨拶が印象を左右します。
初めて結婚式に出席する人でも、何度も出席した経験があっても、最初のご挨拶は一段と緊張するものです。
混雑する受付で長々と挨拶やお喋りをするのは控えて、簡潔に丁寧なご挨拶をするようにしましょう。
粗相のないように、落ち着いた態度で、丁寧な挨拶が出来る素敵な大人の女性になりたいものですね。
お目出度いお席で、きちんとしたご挨拶をして、お二人の幸せの門出をお祝いしましょう。
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