なぜ恋は妥協と言われるのか。現実と理想を認識して着実な恋をしよう

恋愛は妥協と言われることがあります。

恋の気持ちが落ち着いてくると、自然とそれまで気づかなかった嫌な部分に目が行ってしまって、許せなくなってしまうのです。顔が嫌、スポーツできないって幻滅、全然優しくない、気が利かない、ダサい・・・恋愛が長く続けば続くほど、必ずと言っていいほど、何かしらの不満は出てくるはずです。

そこで恋愛を終わらせるのも、妥協して続けるのも、あなたの心のあり方しだいかもしれません。

これを乗り越えるか乗り越えないかは、その後の恋愛や結婚に置いても大きな影響がでてくるかもしれません。

理想の男性像を書き出してみる

あなた自身の好きな人に求める理想をきちんと紙に書きだしてみましょう。
カッコイイ人、優しい人、少女漫画にでてくるようなツンデレ、センスのいい人、背が高い人・・・きっとたくさんでてくるのではないでしょうか。

これはわがままだなと思ってもいいのです。あなた自身の理想をしっかり見つめなおしましょう。

そして、全て書きだしたらその中で絶対に譲れないものと、そうでもないものに分けます。そして、あなたの理想像を整理するのです。

頭の中で整理しようと思ってもなかなか難しいものです。しかし紙に書かれた文字を見つめると自然と整理つくものです。

あなたの長所、短所を整理する

理想を整理したら、今度はあなた自身のあり方を整理します。

自分で思う、あなたのいいところと悪いところをこれもまた紙に書きだすのです。

これは少し厳しい目をもって書くようにしましょう。絶対にないと思っていても、必ず長所はあります。必ず短所もあります。それをきちんと受け入れて、自分の手で書きだすことに意味があるのです。

相手が求める理想を考えてみる

例えば、誰かがあなたに恋をしました。

そう設定したときに、彼はあなたのどこに目を向けて恋をしたと思いますか。

長所、短所、書きだしたものの中から、「好かれた理由につながるもの」「今後嫌われる理由につながりそうなもの」に丸を付けてみましょう。

ありますよね。それが現実です。

どんな相手でも短所があることを認識する

人にはみんな長所と短所があって、その全てを誰にでもさらけ出して生きている人は少ないのです。意図的にであったり、無意識にであったり、色んな方法で、人に見せる部分と隠す部分を持ちます。

短所は好きな人には見せたくないですし、きれいな部分、かっこいい自分だけを演出したくなるものです。
それは人として自然な行動です。

しかし、その時に、そうしているのは自分だけではないのだということを理解しておかなければなりません。

あなたがそうなのであれば、周りにいる友人、知人、好きな人、みんなが全てをさらけ出しているわけではないのです。

偽り、かっこつけ、良く見せようと努力しているからこそ「かっこいいところ」が自然と見えてきてしまいます。

しかし、そのかっこつけと言うのは、いつまでも長く続くものではありません。ついボロが出てしまうものです。

気を付けていても、ついつい、失敗してしまったということありますよね。優しい自分を演じていたのに、ちょっといたことで人前でキレてしまったり、可愛い自分を見せたかったのに、気を抜いてあくびをしてしまったり。

それがあなたに恋をした人に対して、「幻滅させる原因」になるかもしれません。

けれど、私はそこで恋を終わりにするのはとても浅はかなことです。

理想と現実があることを認識する

誰にでもある表側と裏側。

表側に恋をして、裏側に幻滅していたら、いつまでも長続きする恋愛なんてできません。

相手やあなたが余程気を抜かない努力家であれば大丈夫かもしれませんが、普通は表側だけを見せ続けていつまでも一緒にいることは不可能でしょう。

結婚も同じです。最初は良かったけれど、徐々に見えてきた相手の短所に幻滅して離婚、なんてことになれば、他の相手と結婚しても離婚し続けることになりかねません。

その為に、最初に自分自身の長所と短所を書きだしてみることをおすすめします。

一旦現実と向き合い、その上で理想と照らし合わせてください。

その理想の相手は短所のあなたに釣り合うでしょうか。

短所を見つめ直してからだと、絶対に譲れない部分とした理想も、そうでもない部分に仲間入りできてしまうのではないでしょうか。

逆に、理想に近づけるために自分の短所を減らす努力をする方もいるかもしれません。

恋愛はあなた自身の中身に見合った相手と可能になるのです。

妥協は悪い言葉ではない

ここでいう妥協とは、決して悪い意味ではありません。

いい意味で、その人の裏側も愛してあげましょうということです。

もちろん、その中にはどうしても許せない部分もあるかもしれません。

いかし、盲目の恋から始まり、妥協で繋がり、許しで愛となって、初めて恋愛として成立するのです。

許せる強さを持つことが、愛するということです。

上っ面だけの中身の伴わない恋を数多くしても、奥の深い恋愛を1度する方がずっと実りの多い人生となるような気がしませんか。

 

    「なぜ恋は妥協と言われるのか。現実と理想を認識して着実な恋をしよう」への感想コメント一覧

  1. 1. みなみ2018/04/30(月) 12:31

    よくよく考えると自分にも多くの欠点があります。そうなると、相手の気になるようなこともある程度許容できる大きな心が恋愛感情を持続させるのには必要なことなのだと気づきました。

  2. 2. 猫とキリン2018/05/19(土) 10:33

    いつも好きになった人がその後に見せる素の部分を知ることで気持ちが離れていってしまいます。中身を知らないまま好きになるというか、結局最初は外見に強く惹かれてしまう自分の軽薄さを考えさせられます。もっと現実的なお付き合いを目指そうと思いました。

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