懇親会の司会をすることになった時のポイント

勤務年数が増えてくると必ず一度は回ってくる「司会」という大仕事。

さらりとこなせるようになるポイントをご紹介します。

司会だけに没頭しても構わない

上司に「次の懇親会、司会と幹事を頼むよ」なんて言われたらなかなか断れない女性も多いのではないでしょうか。

あなたがお店選びや出欠管理など、幹事のお仕事も楽しいと思えるのなら良いのですが、そうでなければ幹事は得意な方にお願いしましょう。

仲良しの人に頼むことができれば、お互い助け合えて余計に気持ちが楽になるでしょう。

上司には「○○さんのほうがおいしいお店詳しいので、幹事をお願いしました」と報告すれば良いでしょう。

あれもこれもやろうとして自分の負担を増やさないように「司会なんて初めて」という人や「司会が重荷」と思っている人ほど司会だけに没頭できるように努めましょう。

挨拶や乾杯の指名

懇親会が始まる前と終わった後の挨拶、また乾杯の音頭をとる人。

これらはすべて司会の采配です。

上司にお願いするのが基本ですが、送別会や歓迎会など「主役」がいる場合はその方にお願いするのもアリです。

もちろん挨拶とは別に、主役が一言話す時間を設けても構いません。

これらのお願いはなるべく懇親会が始まる前に行いましょう。

懇親会中にいきなり指名をしてもしっかり話せる方であればいいのですが、そうではなかった場合グダグダになってしまうことも考えられます。

また、挨拶をお願いしていた上司が当日遠出をしていて、最初の数分参加できない…という事態も結構多いものです。

それを想定して、代理の方の目星もつけておきましょう。

どうしても見つからなければ司会のあなたが挨拶してしまうのも手です。

笑顔で楽しく過ごす

懇親会が始まったら一旦司会のことは頭の端にやり、その場を楽しみましょう。

「次にこれしなきゃ、何時になったらあれをしなきゃ…」と常に時計とにらめっこしながら参加していては自分も楽しめませんし、見ている周りのみんなもそわそわしてしまうでしょう。

「司会の自分が楽しんでいれば、周りもきっと楽しめるはず」という気持ちで臨みましょう。

ただ「お酒でテンションあげないと司会なんてできない」と思ったり、自分の楽しみに集中しすぎたりしてお酒を必要以上に呑み、ダウンしてしまうことのないようにだけ充分注意するようにします。

タイムキーパー

前述のとおり常に時計とにらめっこはあまり良い印象ではありませんが、時間の管理は司会の重大な仕事です。

例えば懇親会の終わりの時間が迫っているのに気付かず、お店の人に急かされて挨拶もそこそこのままバタバタと解散することになった…というような事態は避けたいところです。

ほどよく時計を確認できるのが一番ですが、難しければ「余興やミニゲームを始める時間」「退室時間の○分前」など、司会の仕事を行う時間で携帯のアラームをサイレントモードで設定しておきましょう。

もちろんその時間になったときに誰かがお手洗い等で離席しているとか、おいしそうな料理が運ばれてきてみんなが釘付けであるとか、声をかけづらい場合もありますが、そこは誤差の範囲だと思って臨機応変に対応しましょう。

また、夜の遅い時間に解散予定の場合、家が遠い人には「終電は大丈夫?」と懇親会中に一声かけてあげることができればなお良しです。

厳密には司会の仕事ではないかもしれませんが、特に歓迎会などで職場にまだ馴染んでない人は言い出しづらいかもしれませんので、先に自分から声をかけてあげるとグンと信頼が深まります。

最後はきっちり締める

会計を終え、最後の挨拶を済ませたら退室時間に余裕を持って終了できるようにします。

座ったまま締めようとするとどうしてもだらだらと残っているお酒を呑んだり周りの人と喋りだしたりすることが多いので、理想は参加者全員起立をさせて「一丁締め」などを行い、起立している流れでそのまま退室を促します。

司会は最後まで残り、みんなの退室を促したり席に忘れ物がないか等のチェックを行いましょう。

終わりよければすべて良し。

話が途中で少しくらい名残惜しくても、スパっと解散できたほうが後味の良い懇親会となります。

司会は「盛り上げ役」ではなく「整え役」

実際にポイントを押さえてやってみると思いのほか簡単にできることに気付くでしょう。

司会は「盛り上げ役」というより「整え役」だと思うと少し気が楽になるのではないでしょうか。

一度うまく司会ができると自信もつきますし、上司だけでなく同僚や部下からも信頼される存在となるでしょう。

自分で全部抱え込まず「楽しい」と思える懇親会が増えると素敵ですね。

 

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