レモン水が美容に良いと言われて久しくなりました。
レモンにはビタミンCをはじめ健康に役立つ栄養がたくさん含まれています。
積極的に取り入れてほしい食品ですが、そのままでは酸っぱくて、なかなか食べられませんよね。
そこで今回はレモン水の作り方とその効果についてご紹介します。
レモン水であれば手軽にレモンの良い成分を摂取することができますよ。
レモン水の作り方
まずはレモン水の作り方についてご紹介します。
生のレモンを半分に切り、絞った果汁をミネラルウォーター200mlに入れます。
切る前にテーブルの上で少し潰すように転がすと、果汁が絞りやすくなります。
レモンに多く含まれているビタミンCは、空気や塩素に触れると分解されてしまう性質があります。
水道水に含まれている塩素によってビタミンCが分解されてしまうため、ミネラルウォーターを使うようにしましょう。
空気にも弱いため、生のレモンを使い、作ったレモン水をすぐ飲むのもポイントです。
レモン水の効果を十分に得るためには、市販のレモン果汁を使うよりも、生レモンで作る事がオススメです。
残り半分のレモンは、切り口が空気に触れないようにラップで包み、冷蔵庫で保管します。
一度にたくさんのレモン果汁を摂取したくなりますが、濃いレモン水は酸度が高くなるため胃に負担がかかります。
適度な量を心がけましょう。
酸っぱいものが苦手な人はレモン水が飲みにくく感じる事もあるでしょう。
そんな時は、レモン水にはちみつを加えたり、ミネラルウォーターの代わりに炭酸水を使ったり工夫してみて下さい。
レモン水によって朝から活動的に
レモンに含まれる香り成分リモネンは交感神経を活性化させるため、体にスイッチが入ります。
朝の目覚めから忙しく動かなくてはいけない人は、レモン水を飲む事により、寝起き気分から、やる気モードへと気持ちの切り替えがスムーズにできます。
ただし空腹時にレモン水を飲んでしまうと、胃に負担がかかってしまいます。
朝一番のレモン水は少し薄めに作るか、朝食後に飲むようにしましょう。
また、夜に温かいレモン水を飲めば、ぐっすりと眠れるようになります。
夜の快眠は、朝のスッキリとした目覚めへとつながっていきます。
レモン水でダイエットのやる気を出す
レモンに含まれるクエン酸は、脂肪の燃焼を助ける働きがあるため、ダイエットへのサポートが期待できます。
寝る前に飲むと、就寝中に夕食で食べた余分な脂質の排出を促してくれると言われています。
クエン酸はエネルギーの代謝経路を活性化することで、運動した時のエネルギーの消費量をアップさせるため、運動中の水分補給に最適です。
疲労回復にも飲む人が多く、運動の前後にもレモン水を飲むことがオススメです。
レモン水はカロリーが低いため、ジュース代わりに飲むことでカロリーダウンになります。
レモン水を食事中に飲むことで、食欲の抑制や消化機能の促進、脂肪の吸収を防ぐと思い飲む人もいます。
消化機能の働きを助けるため、胃もたれ防止にもなります。
脂っこい食事や甘い物が好きな人は、味覚が狂っている可能性があります。
味覚障害は亜鉛というミネラルが不足していることが原因であることがあります。
レモン水に含まれるクエン酸とビタミンCには、亜鉛の吸収を助けて味覚の改善に役立つ作用があります。
レモン水を飲む事を習慣にすると、味覚が正常に戻り、無理なく食の好みを替える事も可能です。
油抜きダイエット甘い物抜きダイエットで苦痛を感じている人は、レモン水を飲んで味覚の改善をすると、ダイエットが成功するかもしれません。
レモン水で免疫力がアップすると言われている
体の免疫力が下がると、風邪やインフルエンザなどの病気になってしまいます。
白血球やリンパ球は体内で病原体と戦う役割を担っていますが、それらにはビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCを摂取することで免疫力が高まるとされています。
さらに、レモンに含まれるクエン酸には、疲労回復の効果があり、病気に対する抵抗力を高めます。
そのほかレモン水には、ポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは優れた抗酸化作用を持ち、血液をサラサラにしてくれるため脳梗塞や心筋梗塞など血管の病気を予防します。
また、香り成分リモネンには癒し効果があるため、脳の疲れを取りリラックスさせて、ストレスを解消してくれます。
リモネンには交感神経を刺激して血行を良くする働きがあり、免疫力アップにも効果が期待できます。
寒い日に暖かいレモン水を飲むと、体が温まりリラックスできるだけでなく、病気に強い体になります。
解毒効果があると言われている
レモン水にはデトックス効果があると言われています。
レモン水の中には食物繊維が溶け出しており、さらにビタミンCには腸の働きを活発にする効果があるため便秘解消が期待できます。
クエン酸には肝臓の働きを助け、体内に溜まった毒素を排出する効果もあります。
さらに肝機能と消化機能を向上させ、飲酒後の肝臓の回復を助けてくれる働きもあります。
肝臓は体内の有害物質を解毒してくれる臓器です。
肝機能が向上すると、デトックス効果が高まり、免疫力も上がるとされています。
さらに、レモンに含まれるカリウムには利尿作用があり、体内の余分な水分を排出するため、むくみの改善にも役立ちます。
骨粗しょう症を予防する
女性は年齢を重ねると骨粗しょう症のリスクが高まります。
女性ホルモンの分泌が減ることで、骨がもろくなり骨折や腰が曲がるといった症状を引き起こします。
骨粗鬆症の予防にはカルシウムが有効ですが、カルシウムは単独では吸収されにくいミネラルです。
レモン水に含まれるクエン酸はカルシウムの吸収率を高める効果があるため、食事中に飲むことで食べ物から効率的にカルシウムを摂取することができます。
口臭を予防する
唾液が減ると口臭の原因になります。
レモンは見るだけでも、唾液の分泌量を多くさせる作用があるほか、レモン水のクエン酸は、ドライマウスを防ぎ、口臭防止の効果があります。
レモン水を飲むと、口臭のもとになる雑菌を洗い流す事ができるため、口臭が改善します。
8.肌を美しくする
ビタミンCと言えば、美肌効果と思う人も多いのではないでしょうか。
ビタミンCにはシミの元であるメラニン生成を抑制する働きがあり、シミを防いでくすみのない透明感ある肌へと導いてくれます。
抗酸化作用もあるため、アンチエイジング効果も期待できます。
その他にも美白効果やコラーゲン合成の促進、保湿効果、肌荒れの予防など肌に嬉しい効果がたくさんあります。
またクエン酸には血流を改善する効果があり、美肌効果が期待できます。
ビタミンC同様に活性酸素を除去する働きもあるため、アンチエイジング効果もあります。
さらにレモンには、ニキビの原因となる皮脂の分泌を抑える作用があります。
レモン水を飲むと、余分な皮脂の分泌が抑えられるため、ニキビの原因になる毛穴の詰まりを解消できます。
レモン水は肌にとっていいことづくめの飲み物です。
1月からがレモン水作りのピーク
レモンには「グリーンレモン」と「イエローレモン」があります。
レモン水を作る時は、果汁がたっぷりなイエローレモンがベストです。
国産イエローレモンの旬は、1月から6月です。
これからの時期は、レモン水を作るのに最適ですね。
栄養たっぷりなレモン水を、健康生活に役立てましょう。
「レモン水のメリットと作り方。レモン水で美意識を高めよう」への感想コメント一覧
美容だけでなく、骨粗しょう症や口臭予防などにも効果があるとは知りませんでした。夏の暑い時期にもぴったりの飲み物ですね。作り方も簡単だし試してみます。