ムダ毛の処理って本当に面倒なものですよね。
ムダ毛は剃ってしまうと濃くなるといいますし、時間をかけて丁寧に抜いているという人もいるのではないでしょうか。
ですが、ピンセットでムダ毛を抜くことは肌に悪いと言われています。
そこで今回はどうしてピンセットでムダ毛を処理してはいけないのかを説明していきます。
ピンセットで抜くと埋没毛になってしまうという危険性があるから
ピンセットは細かい作業には非常に向いています。
けれども、力の伝わり加減が難しいツールでもあります。
これは、ピンセットの柄が長いということに関係しています。
そんなピンセットを使ってワキのムダ毛を処理しようと思ったら、あなたの片手は完全に使えなくなります。
そのため、うまく力が入りにくくなってしまいます。
うまく力が入りにくくなると、ムダ毛をきちんとつまみ上げることが難しくなります。
そして、うまくムダ毛をつかむことができたとしても、力の入れ加減が難しいので途中で切れてしまうという危険性が出てくるのです。
ムダ毛が肌から外に出たところで切れてしまったら、またつまみ直すのが難しいくらいでたいして大きな問題ではありません。
けれども困るのはムダ毛が肌の中に埋れた部分で切れてしまったという場合です。
この場合今回の処理ではもう抜きとるのはほとんど不可能になってきます。
それどころかそのまま肌の中で、その切れたムダ毛が成長してしまうということも考えられるのです。
そうするとそのムダ毛はいわゆる「埋没毛」になってしまうかもしれません。
鉛筆の芯が手に刺さって黒い跡が残ってしまっている方がたまにいますが、埋没毛の見た目はアレとそっくりです。
ムダ毛そのものと同じか、より汚い印象になってしまいます。
しかし埋没毛のやっかいなところはこれだけではありません。
埋没毛という名前の通り肌の中に埋没してしまったまま伸びていきますので、簡単には抜くことができなくなってしまいます。
こうなったら、肌を切開して毛をほじくり返すしか打つ手がなくなりますよ。
そういったやっかいで怖い状況を避けるためにも、ムダ毛処理にピンセットは使わないほが良さそうです。
デリケートな肌に傷をつけてしまう危険性が高いから
ムダ毛の処理をしっかりと行うのは、主に肌の露出が増える暑い季節のことです。
そんな季節にはどれだけ紫外線対策に気を配っていたとしても肌は紫外線によるダメージを受けています。
そんなとてもデリケートな状態の肌に先の尖ったピンセットを近づけてつつきまわすなんて、肌にとってはただの拷問にすぎません。
どんなに器用な人でも一度もピンセットの先端を肌に突き刺さずに処理を終えるのは困難です。
毛抜きより長いピンセットともなればその危険は倍増します。
ムダ毛処理のつもりが肌にムダに傷をつけてしまうなんて、避けたいですよね。
また、ピンセットでムダ毛を引っ張る際には肌にはとても強い力が加わります。
そのため、それだけでも肌は悲鳴をあげてしまいます。
雑菌が肌に侵入する危険性があるから
先に挙げた危険性とも関連する項目ですが、たとえ肌に傷をつけることがなかったとしてもほかにも恐ろしい危険性があります。
ムダ毛が抜かれたあとには、毛穴が残りますよね。
ピンセットでムダ毛を引っ張られて傷んでしまった毛穴は、弱っています。
そんな弱った毛穴からは雑菌が侵入しやすいのです。
もしも雑菌が肌に侵入してしまうと、大きなニキビができてしまったり化膿してしまったりする危険性があります。
特にピンセットはどんなに清潔に扱っているつもりでも、普段誰がどんな風に使っているかわからないほど使いみちが多種多様な道具です。
ご家族と同居していないから大丈夫だという人であっても、要注意です。
「そのピンセット、本当にキレイですか?」と聞かれれば、買ってきたばかりのピンセットならいざ知らず自信を持って「イエス」と答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか。
ただでさえ使いにくいピンセットで面倒な処理を行って、結果ニキビができてしまうなんて、絶対に避けた方がいいでしょう。
肌をたるませてしまう危険性があるから
先ほども説明したように、ピンセットでムダ毛を抜こうと思ってムダ毛を引っ張ると、肌には大きな力がかかってしまいます。
あなたもピンセットでムダ毛を抜こうとして、肌までムダ毛と一緒にピンセットで引っ張られてしまい、肌がびよーんと伸びてしまうというのを経験したことがあるのではないでしょうか?
肌を強い力で引っ張るとあたりまえですが、肌はその力につられて伸びていきます。
それが続いてしまうと、肌はみるみるうちにたるんでいくでしょう。
とくにワキの下のムダ毛の場合は注意が必要です。
ワキの下はどうしてもくぼんでいます。
それに、カーブもしています。
そのため、ムダ毛が目で確認しにくい場所でもあります。
あなたは見えないムダ毛を探すために、ワキの下の皮膚を思いっきり引っ張ったりしたことはありませんか?
ワキの下の皮膚をひっぱれば、カーブしている部分の皮膚が伸びますのでムダ毛を見つけやすくなりますよね。
見つけたムダ毛をすかさずピンセットでつかんで、さらにそのムダ毛を抜くために強い力でムダ毛を引っ張る…そうすると、ムダ毛の下にある肌も一緒に引っ張られます。
さきほど思いっきり引っ張られたワキの下の肌が、ピンセットによってさらに強く引っ張られるのです。
肌にとって大きな負担になるということが簡単に想像できるのではないでしょうか?
そういったことを続けていると、1年もしないうちにあなたのワキの下の皮膚はたるんできます。
ワキの下の皮膚がたるんでしまうと悲惨です。
腕を上げているときはたるみが上に引っ張られるのでしわが伸びます。
しかしながら、それは一瞬です。
腕を下げたときには、たるんだ皮膚が一気に重力にひっぱられ下へと落ちていきます。
そうなると、あなたのワキの下は必然的にまるで醜い三段腹のように何重にもなったしわがよることになるでしょう。
こうなってしまうと、たるんだ皮膚はもとには戻りません。
美容整形などでたるんだ皮膚を切開したりするなら別ですが、そうでもしない限りはいくらケアをしてももとのキレイな肌には戻りませんのでくれぐれも気を付けてください。
毛穴が目立ってくる危険性があるから
ピンセットでムダ毛を抜くと、抜いた部分の毛穴が目立ってくるというデメリットもあります。
ピンセットで強い力を加えられた毛穴は、シェーバーや脱毛サロンなどでケアをした毛穴よりも大きく開いてしまう可能性が高いのです。
せっかくキレイにムダ毛がなくなったとしても、ムダ毛の下にあった毛穴が目立ってきてはもともこもありませんよね。
ムダ毛が目立つ肌は、お世辞にもキレイとはいいがたいものです。
また、毛穴は一度大きくなってしまうと小さくするのに時間がかかりますので要注意です。
ピンセットでのムダ毛の処理は危険がいっぱい
そもそも肌をキレイに見せるためのムダ毛処理なのですから、これほどの危険と面倒をかけてまでピンセットを使うのはナンセンスというものです。
今はピンセットを使っているという方も、脱毛サロンや、自宅でできる脱毛テープなどを利用してみてください。
「ピンセットでムダ毛を抜いて処理してはいけない5つの危険な理由」への感想コメント一覧
現在のところ、まだ感想はありません。ぜひ最初の感想を書いてください。