眠っている時、夢を見ることがありますよね。
夢をみたことは覚えているけれど、いったい何の夢を見たのかがはっきり思い出せないこともあるでしょう。
しかし、「え、夢だったの?」と思うほどはっきりした夢を見ることもあります。
もし友達が死ぬという様な不吉な夢を見たら、とても不安になりますよね。
ここではそんな夢を見た時、それが示す意味や深層心理についてご紹介します。
死とは生まれ変わりを意味する
死ぬということは、とても不吉な意味だと捉えられています。
しかし夢で見る限りでは、必ずしも不吉なことが起こるとは限りません。
なぜなら、夢では死とは生まれ変わりを意味するからです。
つまり友人の死が夢の中で出てきたら、今までのその友人との関係とは違う関係が始まることを意味している可能性があります。
特にその友人があなたにとって大切な人やなかなか会えないけれどいなくなっては寂しいと思う様な人ほど、この様な関係性が変わる意味合いを持つと言われています。
もししばらく会っていない友人が夢の中に出てきて、夢の中でその友人の死を知った場合、現実世界では突然その友人から連絡が来たり、遠くに住んでいたその人がすぐ近くに引っ越してくるという様な知らせを受け取るという様な可能性もあるでしょう。
しかし、生まれ変わりとはいい意味だけではありません。
あまりいい関係を築いていなかった友人の死が夢の中で出てきた場合には、その友人との関係が生まれ変わるという暗示である可能性があります。
完全に縁が切れてしまう様な出来事や、その人が遠くに引っ越す、転職する等の関係の変化も「生まれ変わり」の一つです。
つまり、死=いい意味でも悪い意味でもその友人との関係の生まれ変わりである可能性があると言えます。
深層心理の表れ
どんなに仲のいい友人同士でも、完全に分かり合える相手や何をしていてもいつ会っても楽しいという人はそれほど多くないと言えます。
人はそれぞれの生活や考え方、環境があります。
それらが性格に影響している為、兄弟姉妹で同じ環境で育っていても全く同じ性格であるということはまれです。
一方がのんびりとしたマイペースな人であるのに対し、その友人はせっかちですべてきちんと計画を立てたいという人もいるでしょう。
普段はお互いを補いながらいい関係を築いていても、知らないうちに「なぜこの人はこんなにマイペースで、先のことを気にしないんだろう」「なぜこの人はまだ起こってもいないことをあれこれと心配しているんだろう」等と心の中ではイライラしていたり、理解できないと感じている可能性があります。
実は人は自分で意識できている自分自身の考えは全体の10%だと言われています。
つまり、後の90%は自分の奥底で感じていたり考えていたりするものの自覚がないのです。
これを深層心理と呼びます。
その友人のことを自分とは違ってペースを崩さず、のんびりとして前向きないい子だなと考えていたとしても、心の奥底の深層心理ではそんな友人のことを「自分とは違う人」と感じている可能性があります。
そんな友人の死が夢に表れた場合、普段意識していない深層心理を意味している可能性があります。
つまり頭では普段考えていないことでも、心のどこかで感じていたことが夢の中でその友人の死として表れるのです。
友人の死が夢の中に表れた場合、その友人との関係性を考え直してみる機会であると言えるでしょう。
縁をすぐに切る必要はありませんが、どこかでその友人に対してストレスを感じていたり理解できないと感じていた深層心理の表れである可能性があります。
友人の存在が鏡にうつされた自分であるという可能性
ベストセラー本としても紹介されたことでご存知の方も多いかもしれませんが、「鏡の法則」という言葉はご存知ですか?鏡の法則とは友人や家族等、自分以外の存在は実はあなた自身を映し出している鏡の様な存在であるということです。
つまり、友人に対して「この人はがさつで何をするにもきちんと終わらせずイライラするな」と思っているとします。
しかしよくよく考えてみると、実はがさつな部分というのは育ってきた環境の中で自分自身が両親から「あなたはがさつで物事をきちんと終わらせない」と叱られてきたという過去があることを思い出し、結果として相手に対して感じていたイライラは自分の嫌な部分であったということが分かることになります。
人は普段から自分が意識していない場所に関しては、他人に関しても意識しないものです。
自分の体形にコンプレックスがある人は、街行く人にも友人にも体形をチェックしたり、太った体系の人を見れば「見苦しい」と感じてしまうのです。
しかし普段から自分の体形について特に何も感じていない人は、街行く人の体形について過剰に反応したりはしないでしょう。
つまり友人の死を夢で見た場合、もしかしたらその友人に対して自分のコンプレックスや自分が気にしている欠点、同じことを普段から見ている可能性があります。
それに気づかずにその友人を「だらしない人」「欠点の多い人」と勝手に相手に感じており、その結果その友人の死という形で夢に表れた可能性もあります。
友人の死の夢を見た場合、その友人に対して普段感じている不満や欠点が自分に当てはまらないか、考えてみることが良いでしょう。
友達が死んでしまった夢を見た時はしっかりと理由を考えてみよう
死とは不吉なものですが、夢で見る場合にはいろいろな意味合いを含んでいる可能性が考えられます。
友人が死んでしまう夢を見た時はなぜなのかをしっかりと考えてみましょう。
「友達が死ぬ夢の意味とは?なぜ友人が夢で死んでしまったのか」への感想コメント一覧
学生時代に友人が死んでしまう夢を見た翌朝、学校でその友人の元気な姿を目撃し、ホッとした思い出があります。予知夢ではなく、様々な意味を持っているんですね。あの時この情報を知っていれば・・・と今更ながら思います。