賃貸物件は居住用や事業用など数多くありますが、見学して気に入ってはいるけど、家賃や保証金が少し高いから踏み切れないといった事はよくある事です。
その場合はオーナー様に家賃交渉をする事も可能ではありますが、ただ単に家賃を下げてくれと頼むのはよくありません。
今回はそんな家賃交渉をする時のポイントをご紹介します。
相場を知る事
賃貸物件は不動産会社などが主に仲介として、オーナー様から物件を預かって借り手を募集します。
オーナー様が個人で募集されてるケースもありますが、契約や決め事など手間や面倒な事もあるので、ほとんどは不動産会社に依頼していると思います。
その際、不動産会社はその物件地域の家賃相場をオーナー様に伝えますが、基本的にはオーナー様に決定権がある為、オーナー様がこの金額で募集して欲しいと言えば、だいたいその金額で募集してしまいます。
しかし、周辺地域で同等のものが他で安く募集が出てるなど数多くあります。
ですので、まずは気に入っている物件の周辺はだいたい家賃がいくらくらいの地域なのか相場を知る事が大事です。
意思表示をしてからの方が良い
家賃交渉をするタイミングは、「この物件を借りたいんです」といったような、意思表示をする時が1番良いかと思います。
不動産会社が仲介に入っている場合は不動産会社に交渉してもらう事になりますが、借りるか借りないかわからない状態で、オーナー様に家賃交渉をした場合、オーナー様は1つの期待をしてしまいます。
借りてもらえるのではないかという期待です。
そしてその返答が自分が思う金額でなく「では、この物件はやめときます」となった場合、仲介で交渉した不動産会社はオーナー様からのイメージも悪くなりますし、オーナー様自身も気分がよくありません。
礼儀としては、借りたいという気持ちがまとまってから交渉するのがベストです。
差が有りすぎる交渉は避ける
例えば家賃が7万円の物件を借りたいと意思表示をした場合で、交渉する際に「4万円にして欲しい」といった金額にあまりに差が有りすぎる交渉は避けた方が良いでしょう。
募集している金額より破格の交渉はほぼ通りません。
不動産会社としてもオーナー様に伝えづらいでしょうし、伝えたとしてもオーナー様からしたら、それなら他の人が借りてくれるのを待つという返答になると思います。
あくまで交渉はお願いするという事なので、常識の範囲内の金額で交渉をするべきです。
条件を提示する
賃貸物件は、現状のままか入居が決まってからオーナー様負担でハウスクリーニングを入れるか、すでにハウスクリーニングが済んでる状態かなど様々です。
例えば、気に入ってる物件が入居が決まってからハウスクリーニングを入れる物件だとしたら、「ハウスクリーニングは自分でやりますし、現状のままでいいですので、家賃を少し下げてもらえませんか?」といったような条件を提示してみるのも良いでしょう。
特に事業用では店舗や事務所などがあり、それらは前の借り手が中途半端に置いていった物などがある場合もありますので、自分で処分するのを条件をにするなども良いかと思います。
話し方を工夫する
オーナー様にとっては、自分の所有している物件は自慢の物件です。
交渉の際は「とてもいい物件で気に入っています」といった内容もアピールすると良いかと思います。
オーナー様からしても物件を褒められるのは嬉しい事です。
またオーナー様としては、マナーや心遣いができる人や人付き合いが良い人などに借りて欲しいという気持ちもありますので、傲慢な態度ではなく謙虚な気持ちを含めると効果的です。
入居率が低い物件は狙い目
場所はいいのに空き部屋が多い・長い間ずっと空き部屋になっているといった物件は交渉がしやすいです。
オーナー様としては、空き部屋1つあるだけでもその分ロスがあり、それが長い期間空き部屋のままであれば尚更。
空きになっていても、見えない費用がオーナー様へ請求されています。
物件を所有していれば固定資産税もかかりますし、管理費などの雑費もオーナー様は払っていかなければいけません。
それらの補填になっているのが家賃収入です。
空きは多ければ多いほど、長ければ長いほどオーナー様にとっては損なので、そういった物件に目をつけるのも1つの手かもしれません。
家賃交渉は勇気を持ってやってみよう
不動産会社が仲介として交渉してくれますが、その話し方や金額、タイミングによってうまくいく交渉も失敗に終わる事もあります。
気に入った物件があればまず周辺地域の相場を把握し、常識の範囲内で謙虚に交渉してみましょう。
オーナー様直接の場合では特にそういった点には気を付けるべきです。
しかし、言いづらいなどの理由で交渉もなにもしないでそのまま借りず、勇気を出して交渉してみてください。
オーナー様は良心的な人が多いので、快く受け入れてくれるかもしれませんよ。
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