テレビ台の高さの決め方5つ。テレビ視聴の姿勢がポイント

お部屋のインテリアを考えるとき、テレビを置くための台もついついその見た目や収納部分にばかりとらわれてしまいがちです。

けれどもテレビ台を選ぶ際に欠かせないのは、高さのチェックです。

テレビ台の高さによってテレビの見やすさに違いが出るため、テレビを見る状況に応じてその高さを考えることがとても大切です。

具体的にどんな高さのテレビ台を選んだら良いのかを、テレビを見るシチュエーションに分けてご紹介します。

床に座って見る場合のテレビ台の高さ

目安となるのは、テレビを見るときの目線の高さです。

床に直接座ったり、座椅子のようなものに座ってテレビを見る場合を考えてみましょう。

床に座った場合の目線の高さは、およそ80cmとなります。

このくらいの目線の高さの場合に適したテレビ台は、高さがだいたい20cm程度となります。

ちなみに、このときの床からテレビ画面中心までの画面高さは、およそ40cm程度となります。

テレビ画面の高さが目線の高さより30cm~50cm下がった位置が、疲れにくくテレビが見やすいとされている目安の高さです。

したがって先のテレビ台高さを目安にすれば、ちょうど最適の位置になります。

リクライニングチェアに座って見る場合のテレビ台の高さ

では床座より少し高い、リクライニングチェアなどから見る場合はどうでしょうか。

リクライニングチェアの高さは、およそ21cm~24cmとします。

この時の目線の高さは、だいたい100cmとなります。

その場合に適したテレビ画面の高さは、約60cmくらいを中心に考えます。

テレビ台の高さとしては、先の床座と同じ程度からもう少し高い40cm~くらいの高さまで考えられます。

ケース・バイ・ケースで、自分の使うリクライニングチェアの状況に合わせ、フレキシブルに選ぶことができそうです。

あくまでも椅子に座った時の目線の高さと、自分のテレビの画面の高さを基準に、適したテレビ台の高さを見つけてください。

ソファに座って見る場合のテレビ台の高さ

では、リビングでテレビを見るときに一般的に多いと思われる、ソファに座っての場合はどうなるでしょうか。

ソファの高さは、だいたい28cm~34cm程度として考えます。

その場合に適したテレビ台の高さは、およそ40cm~50cm程度となります。

このときソファに座った目線の高さはだいたい120cm、テレビ画面の高さがおよそ80cm程度で、先ほどの疲れにくい目線の高さと画面高さの関係にも当てはまります。

場合によっては、リクライニングチェアもこのソファの場合と同様の高さのテレビ台もあり得ることは、先にも触れた通りです。

通常のソファでもリクライニングするものなどあるので、その点も考慮に入れてみてください。

ダイニングチェアに座って見る場合のテレビ台の高さ

次に、ダイニングルームにテレビを置く場合について見てみましょう。

ダイニングルームに限りませんが、いわゆるダイニングチェアに座ってテレビを見るケースです。

食事をするときのダイニングチェアの高さは、一般的な35cm~38cm程度とします。

この時の目線の高さは、およそ125cm~130cmとなります。

それに適したテレビ画面の高さは、だいたい85cm~90cm程度と考えます。

したがって、テレビ台の高さはおよそ70cm~75cmくらいが目安になります。

こうしてみるとソファの時までとは、選ぶべきテレビ台の高さに結構な違いがあることがわかります。

このくらいの差があると、見た目でもはっきりとわかりやすい違いになります。

ベッドからテレビを見る場合のテレビ台の高さ

最後に、寝室などのベッドからテレビを見るという状況もよくありそうなので、付け加えておきましょう。

一般的に、ベッドの高さはおよそ40cm~50cmとなります。

そのベッドに座ってテレビを見る場合は、先ほどのダイニングチェアのケースと同じく、高さ70cm~75cm程度のテレビ台が適当です。

ただ、ベッドからテレビを見るときには、さまざまな目線の高さになるケースが考えられます。

したがって、それに応じてテレビ画面の高さも設定すると良いでしょう。

そのようにして、結果的に目線の高さからテレビ画面の中心までが30cm~50cm下がった位置にあれば良いわけです。

テレビ台の高さは普段のテレビを見る姿勢を考えて選ぼう

テレビを見る時の姿勢の変化が大きいため、自分のパターンにいちばん多い状況を中心に考えると良いかもしれません。

大きなポイントは、このようにテレビを見る時の目線の高さとテレビ画面の高さの関係です。

それには、このような具体的に目安となる数字がわかると選びやすいですね。

他に、テレビから見る位置までの適正な距離も大切です。

最適視聴距離は画面までの高さの3倍とされています。

テレビの見やすさは日々の生活に関係してくることだけに、最初選ぶ時にきちんと考えていれば、その後の快適な毎日につながります。

自分に合った高さのテレビ台を見つける参考にしてください。

 

    「テレビ台の高さの決め方5つ。テレビ視聴の姿勢がポイント」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/05/26(土) 19:32

    テレビ台の高さなんて考えた事がありませんでした。床に座ってテレビを見ることがほとんどなので、買い替える時は参考にしたいと思います。

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