元々、女性は男性よりも体の構造が冷えやすくできていると言われています。
女性ホルモンも冷えには弱く、女性にとって冷えは大敵です。
外出時や寝冷えなど、体の冷えに困る機会は多いですよね。
特に冬場のお風呂上りはどうしても湯冷めしてしまいがちです。
今回はそんな女性の敵である「冷え」の中でも「湯冷め」対策のポイントをご紹介します。
じっくり温まる
一昔前は、熱々のお風呂に肩まで入り、熱さを我慢して湯船に浸かることが正しい入浴法だと思われていました。
そのせいか「半身浴」や「ゆるま湯に長時間浸かる」といった最近流行の入浴方法に不安を感じる方がまだまだいらっしゃいます。
体を温めるために最も重要なことは「体の芯から温まる」ことです。
肩まで入る「全身浴」や熱々のお風呂は長時間の入浴が難しく心臓への負担もかかります。
それに比べ「半身浴」は、ぬるめのお湯でみぞおち辺りまで浸かる入浴方法なので長時間の入浴が可能であり、心臓に負担もかからずじっくり体の芯まで温まることができます。
15分~20分がオススメです。
体を芯から温めることで湯船から出た後、急激に冷えることを防ぐことができます。
冷水をかける
そもそも湯冷めしてしまう原因は湯船に浸かったり、温かいシャワーを浴びたことにより温まった血管が広がってしまうことです。
拡張した血管は熱を放出しやすくしてしまうため、そのまま冷えた外気に触れてしまうとせっかく温まった体もすぐに冷えてしまいます。
そこで効果的なのが足先や手先に冷水をかけること。
こうすることで血管を引き締め熱の拡散を防ぎます。
さっと冷水をかけ、少し冷えたなと実感する程度で止めることがポイントです。
冷水をかけた後すぐに水分を拭き取ることで熱の発散を防ぎ湯冷めの進行を防ぐことができます。
保湿保温クリームを使う
じっくりと芯から温まり血管を引き締めて熱の放出をなるべく防いだ後、入浴後はどうすればいいのでしょうか?
ここで入浴後のケアとしてオススメしたいのがボディ用の保湿保温クリームです。
従来、保湿クリームと言えば化粧品が定番でしたが最近ではボディ用の種類もかなり充実しています。
保湿クリームを使用する際、顔の水分を拭き取った後に保湿クリームを急いで塗る方は多いかもしれません。
しかし体の保湿クリームはなんとなく後回しにしていませんか?
実際、お風呂上りの肌は潤っているように見えるため、お風呂上りにゆっくりしてから…と時間が経ってから塗る方が多くなります。
しかし、お風呂上りのボディは私たちの予想以上にデリケート。
乾燥しやすくせっかく温めた熱も放出し続けている状態です。
できればお風呂を出てなるべく早く5分以内にクリームを塗りたいところです。
5分以内なんてバタバタしちゃって無理という方は5分にこだわらず「なるべく早く」を意識してケアしましょう。
髪を乾かす
髪を乾かすときにスマホをいじって片手で適当に乾かしたり、しばらくタオルで頭を覆ったまま放置したりしていませんか?
髪が濡れていることを放置すればするほどただ冷えるだけではなく、熱に敏感な首元を冷やしてしまうことになります。
風邪を引いて熱が出たときに「首元を冷やすと良い」と聞いたことがありますよね。
それは、首元にリンパが集中しているからです。
リンパが活動することで血液が温まりその血液が循環することで体全体が温まります。
逆に言えばリンパが冷えれば冷えた血液が循環し体全体が冷えることに繋がるのです。
髪を乾かすことを後回しにせず、しっかりと中まで乾かしましょう。
冷たい飲み物は控える
湯上りに冷たいコーヒー牛乳やキンキンに冷えたビールを飲むという方は結構多いはず。
ドラマなどでもよく見かけますよね。
皆がよくやっていることだから特に気にしていない。
そんな方はこれから湯上りに温かい飲み物もしくは常温の飲み物を飲むことをオススメします。
温まった体というのは冷えを吸収しやすくなっています。
そのため、せっかくじっくりと体の芯から温めて保湿クリームなどで外に熱が出ることを防いでも体内に入った冷たい飲み物を体が素早く吸収し中から体を冷やしてしまいます。
どんなに体を温めて熱が外に出ないようにしても、体内から冷やしてしまっては本末転倒。
せっかくの努力が水の泡です。
熱い体に冷えた飲み物はとても魅力的ですがせっかくの努力を無駄にしないためにも誘惑に負けず、常温もしくは温かい飲み物に変えましょう。
湯冷めを防いでいこう
これまでに湯冷め対策のポイントを5つご紹介しました。
湯冷め対策で大事なことは、体をしっかりと温めて熱を外に逃がさない、そして冷えるものは避けるという一連の流れです。
せっかく温めても熱が放出されてしまったり、冷やしてしまっては意味がありません。
それぞれのポイントをしっかりと守っていくことで相乗効果が生まれ、しっかりと湯冷め対策をすることができます。
冷えは女性にとって万病の元。
しっかり対策して体調管理に繋げていきましょう。
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