愛情と甘やかすことの違いとは

最終更新日:2017年6月11日

愛情と甘やかすことの違いを、あなたは理解していますか。

一見すると両方とも愛があっての行動にも思えますが、それぞれの行動には大きな違いがあります。

思わぬ誤解を生まないためにも、人と接するうえで両者の違いをしっかりと認識しておきましょう。

1.愛情は相手への愛、甘やかすのは自分への愛

相手を思いやって行動する、これが愛情です。

相手が困ったとき助けになろうとすること、知恵を貸して一緒に問題解決に向けて悩むこと、時には相手の成長のためを思って叱ったり厳しい言葉を与えてあげることなどが愛情になります。

相手を人一人の人間として敬意を払い、思いやることが行動理念ですから、助けることや優しくすることが相手にとって本当に必要であればその通り行動します。

逆に少し厳しくあたることが必要なときは怒ることもあります。

では、これに対して甘やかすのはどうでしょうか。

甘やかすというと、子供に何でも欲しいものを買い与えてあげたり、相手が悪いことをしても怒ることをしなかったりすることがあります。

甘やかすのは、一見すると相手に愛情を持って接しているようにも思えます。

しかしさきほどの愛情を持って接しているときの行動と比べると、相手を本当に思いやっているのかどうか怪しいところです。

なぜなら、子供に何でも欲しいものを買い与えることが本当にその子の為なのか、悪いことをしたときに許すばかりがその人のためなのか、考えていないことがほとんどだからです。

そこには相手が好きだから、という一方的なエゴしかなく、自分のそんな気持ちを満たしたいという自分への愛が中心になってしまっています。

もちろん、甘やかしているといっても相手への愛情がまったくないわけではありませんが、それは本当に相手を思いやって行動していることなのか、冷静に考えてみる必要はあるでしょう。

2.愛情があれば厳しさを持てるが、甘やかすのは厳しさを持てない

さきほども触れましたが、愛情があれば、相手を思いやって行動をしているものです。

そのため、何が相手にとって喜ばしいことなのか、相手自身は一時つらかったとしてもその人の成長につながることなのかということを考えれば、時には厳しさを持って接することも非常に重要になってきます。

相手を思いやる気持ちがあれば、成長を見守ったり、正しい道へ導いてあげることも必要です。

例えば以前に注意したことをまた失敗してしまったのであれば叱りますし、それはただ怒り任せに叱っているのではありませんね。

相手の成長を思ってのことなので、相手にとってはそれが少しつらいことでも、自分はそのように嫌な役を買うこともあります。

一方、甘やかすのは、愛情を持って行動をするのとは違い、厳しさをほとんど持てない傾向にあります。

相手の間違った行動を見過ごして放置し、指摘しようとはしないのです。

相手が間違ったことをしていて、それを見て見ぬ振りをしてしまうのは愛情と言えるのでしょうか。

その間違った行動で、後々嫌な思いをするのは相手自身です。

甘やかすことも時には大事かもしれませんが、厳しさを持てずに甘やかした状態が続くと、相手の成長を止めてしまいかねません。

このあたりも、相手を思いやって行動しているとは言いにくいですね。

3.愛情は冷静、甘やかすのは冷静さに欠ける

相手に愛情を与えるという行為は、甘やかすことと比べてとても冷静な行為と言えます。

冷静とは、客観的に判断して不自然だったり間違った行動をしていないということです。

客観的に見て、相手にとって喜ばしいことをすることが愛情です。

愛情を持って冷静に判断すれば、今相手にとってどんな行動をしてあげることが正しいのかわかります。

しかし、甘やかすという行為は非常に冷静さに欠けています。

客観的に見て、相手にとって大事なことは何かということが一切行動者には見えていない状態です。

自分のエゴが暴走してしまっている状態です。

相手のことを思う気持ちよりも、自分が「こうしてあげたい」という思いだけが先行してしまって、相手の都合や将来のことは無視してしまいます。

自分の行動が本当に愛情なのか、甘やかしすぎてはいないかどうか、冷静な気持ちを持って落ち着いて考えてみることはとても大切なことといえるでしょう。

愛情と甘やかすことの違いを知ろう

愛情と甘やかすことは、どちらも相手に何かしてあげたいという行動をとっているという意味では同じように思えるものですが、それは相手本位なのか、自分本位なのかという点で大きく異なります。

同じようにその人のために何でもやってきたつもりが、愛情を持って接した人と、甘やかした人とでは、その人の将来は全く違ったものになってくるでしょう。

相手にとってどんな行動を取ってあげることが大事なのか、冷静に判断することで、甘やかしすぎているかどうかはわかってくるものです。

いき過ぎた自分のエゴが暴走してしまって、相手の気持ちを無視してしまうことにならないよう、愛情と甘やかすことの違いを理解し、相手を思いやって行動するようにすることが大切です。