地球温暖化の影響もあり、ここ最近は本格的な夏を迎える前の6月頃から、気温があがるようになっています。
猛暑を迎える前から、エアコンを使用する会社も増えていることでしょう。
しかしそれとともに夏場の省エネやエコのための節電もかなり世間に浸透しています。
にもかかわらず、いまだに「エアコン効きすぎ」という会社や職場も少なくありません。
女性にとって大きな悩みである「寒すぎる職場環境」について、どう対処すればいいのかをご紹介します。
カーディガンなどの羽織もので温度調節を行うのは限界がある
これは多くの女性がすでに実践している方法でしょうが、カーディガンなどの簡単に羽織れる服による自己防衛がやはり基本的な対策と言っていいでしょう。
ロッカーなどにショールやカーディガン、ひざ掛けなどを用意しておいて「寒い」と感じたら、すぐにそれらで防寒対策をします。
決してむずかしい方法ではありませんし、それなりに効果もあります。
しかし、例えばエアコンの風がまともに当たるような位置にデスクのあるような場合は、とてもそれだけでは十分な防寒にならないということもあるでしょう。
極端な話「真夏でもダウンジャケットが必要」というような職場もありえます。
いくらなんでもそれは現実的な対策ではありません。
つまり、服による自己防衛でも限界はあるといっていいでしょう。
厚手の五本指ソックスを履くと暖かくなってくる
服を着こんだとしてもまだ寒い場合、さらに厚手の靴下を履くという手があります。
エアコンの冷たい空気は下の方に溜まっていく傾向にあります。
そのため足元をあたためることは全身の体温調節にとって非常に重要です。
今は靴下も薄手のものから、冬用のものまでさまざまな種類が販売されているので、自分にピッタリのものを選んでみましょう。
さまざまな靴下の中でも冷房対策として特にオススメとしては「五本指ソックス」です。
五本指に分かれていることによって、指の一本一本をあたためてくれ、保温性に優れています。
五本指ソックスというとおじさんのもの、というイメージがあるかもしれません。
しかし可愛いデザインや大人っぽいデザインのものもありますので、そういうものを選べば抵抗なく履けるはずですよ。
腹巻きを着用するとお腹が冷えない
冷房が効きすぎていて羽織ものや靴下で対策しても「まだ寒い」という場合にはさらに加えて腹巻きを利用してみることをオススメします。
腹巻きは洋服の内側で使用できるので、人目を気にする必要は全くありません。
薄手のものでも保温性に優れた効果のある腹巻きも販売されていますし、内臓の冷えも軽減される効果があります。
冬場以外ではあまり販売していない場合もあるので、冬のうちに購入しロッカーやバッグに一枚準備しておくと好きなときに利用できるので便利です。
もしくはネットショッピングで購入しましょう。
ホッカイロをつかう
服装などで防寒しても寒さを軽減できない場合、思いきってホッカイロを使うことも視野に入れるべきです。
夏にホッカイロ?と思うかもしれませんが、ホッカイロは瞬間的に温かくなる優れものです。
スカートのポケットに入れたり、ミニサイズの貼るタイプを事前に腰に貼っておくことで寒さをだいぶ軽減することができます。
また仕事中に手袋をすることはできないので、特に手先に寒さを感じるときにはホッカイロをたまに触ると快適になるはずです。
いくつか準備しておくと、寒さで困っている他の女性に渡したりもできるので冬場のうちに箱買いしておいてもいいですね。
冷房の風向きを変えたり席を変えてもらう
エアコンが寒すぎると感じる場合、設定温度が低い場合もありますがそれ以外にも風が直接自分のいる場所に当たっている可能性があります。
そのようなときには、風向を変更できるようなら変えてもらいましょう。
風向変更が個人の判断では難しい場合には、デスクにも置けるような小型の扇風機を設置し空気の流れを変えてみましょう。
直接風が当たらないだけでも、体感気温はずいぶん違います。
もし扇風機を設置しても寒さが変わらないのであれば、思いきってデスクの場所移動を願いでるのもよいでしょう。
場所が少し違うだけでも想像以上に寒さが和らぐ場合があるので、行動して損はありませんよ。
温かい飲み物を口にする
夏場はどうしても氷の入った飲み物を口にしてしまいがちですが、夏でもあえてホットコーヒーや温かいお茶を飲むように心がけましょう。
体の外側からあたためるだけでなく、体の内側からもあたためるのです。
オススメは手作りのジンジャーティーです。
生姜は体をあたためる作用があり、紅茶との相性も抜群です。
仕事場で作ることは難しいので、朝に自宅でつくり、保温性のある水筒などに入れて持参するようにしましょう。
一度にたくさん飲むのではなく、こまめに飲むことで体の芯からポカポカしてくるはずです。
熱いのが苦手な人はぬるめのものでも良いので、意識して摂取してみてください。
冷え性の場合、有酸素運動を行い体質改善をはかる
女性の中には冷え性で悩んでいる人も多いはずです。
他の人には適温なのに、冷え性の人にはエアコンが寒く感じてしまう場合もあるでしょう。
そういった場合には、冷え性以外の人には寒さで困っていることをなかなか理解してもらえません。
そんな場合には自宅や職場で有酸素運動を行い、体質改善に努めてみてはいかがでしょうか。
例えばウォーキングやエアロバイクのような有酸素運動を行うことで血行がよくなり、冷え性が改善する可能性があります。
有酸素運動は健康にもよいので、日課として長期間続けることをオススメします。
8.複数の女性社員で上司に冷房の改善を申し出る
根本的に改善するためには、エアコンの設定温度を上げてもらうしかありません。
直属の上司に申し出るということになるでしょうが、一人だけで具申してもほとんど効果はないでしょう。
上司にとっては「仕事と直接関係のないどうでもいい要求」あるいは「わがままな要求」と感じられてしまい、結果そのまま改善されないということになりがちです。
そこでオススメしたいのが、複数の女性社員でまとまって上司に現状を訴え改善要求するという方法です。
人数は多ければ多いほど効果的です。
例えば女性が10人働いている職場で、そのうちの7~8人が一緒に要求すればいかに頼りにならない上司でも、何らかの対策を講じないわけにはいかないでしょう。
きっとエアコンを適正な設定温度に変更してもらえるはずです。
総務部など担当部署に「提案書」や「要望書」を提出する
それでも上司が動いてくれない場合、もしくは女性社員の少ない職場でまとまって上司に具申することが不可能なケースもあるでしょう。
その場合は、直属の上司ではなく、エアコンの温度設定を管理している部署、例えば総務部などに訴えるという方法があります。
その際ははじめは口頭でもよいですが、効果のない場合にはぜひ「提案書」「要望書」などを用意して申し入れましょう。
エアコンが寒すぎて体調不良を起こしたり風邪を引いたということがあるなら、医者の診断書を添えるという方法もオススメです。
担当部署なのですから、診断書があると一番話が通りやすいはずですよ。
冷房が効きすぎ問題を解決することは会社にとってもプラスのこと
エアコンが寒すぎる職場で仕事をするのは、精神的に苦痛であるばかりでなく仕事の成果にも悪い影響を与える可能性があります。
自分の対策のみで寒さが軽減できればよいのですが、それが不可能な場合には会社に改善の行動をおこす必要があります。
会社に要求するのはやや勇気がいりますが、会社側にも仕事の成果があがるというメリットもありますし、堂々と胸を張って要求してみましょう。
「職場の冷房が効きすぎて寒い時の解決方法と対処法。夏にエアコンで寒くなる事態を防ごう」への感想コメント一覧
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