経済的に豊かなご時世になってくると、必ず「甘やかされて育つ人」がいるものです。
甘やかされて育った人の特徴とは、どのようなものがあるでしょうか。
忍耐力に欠けるのが、甘やかされて育った人の特徴
日常では、何もかも自分の思い通りにならないことも多々あり、誰しも我慢や忍耐を強いられることが多くあるものです。
甘やかされて育った人は、あまりむやみに我慢を強いられないよう、親御さんがお膳立てをし、そういう庇護のもとで育ってきているので、自分の思いどおりに事が運ばなかったりすると、我慢できずに癇癪を起してしまうこともあります。
集団の中の方針などだけではなく、個人対個人のトラブルなどで、相手の方から価値観を一方的に押し付けられることなどの場合、その価値観に賛同できれば問題ないのですが、相容れないものだと、その環境に居続けることに我慢がならなくなります。
職場であれば転職してしまうなど、立ち向ったり対策を練ろうとせず、安易に合わない環境を捨ててしまいがちです。
自己主張が強くわがままなのが、甘やかされて育った人の特徴
自分がどうしたいかという願望の部分については、妥協なしにかなり強く自己主張してくるのが、甘やかされて育った人の特徴と言えます。
我慢をさせられることより、願望をかなえてもらう経験値の方が圧倒的に高いので、本能的に物事は自分の思うように進んで当たり前だと思っているところがあります。
また、少々の無理でも押し通そうとするようなところがあります。
例えば、仲間内の旅行にいくのに、プランを立てていたら、自分のいきたい所にいくために、他の人の提案を否定したりします。
主張が強い割には、リーダー役など人をまとめるのが面倒な役はやりたがらないというわがままさもあります。
甘やかされている人は、甘えてわがままは言いたいけど、人の先頭に立って自分が意見を受け止める側にはなりたくはないのです。
依存心が強いのが、甘やかされて育った人の特徴
本来甘やかされて育った人というのは、甘やかしてくれた人=親(保護者)の存在があって、性格が形成されていったので、自分の主張を強く言う割には、自分がリーダーのような、親のような役回りをすることは嫌がったりします。
それは、自分で願望をかなえてきたのではなく、願望をかなえてもらっていたため、依存心が強いという一面も持ち合わせているからです。
「自分はこうしたいからついてこい」というワンマンリーダータイプというよりは「自分の言うことを誰かにかなえてもらいたい」という自己主張の仕方をするので、同じ主張が強いと言っても、主張にどうしても甘えた面(依存心)が出てきてしまうのが特徴です。
迷った時の決断力がない
何か物事を選択しなければならなくなった際、誰かにヒントを与えてもらったり、親の描いた道筋に従ってきた人は、自分でどう選択していいかわからず、優柔不断になってしまうという特徴があります。
自分で選んで失敗したらどうしよう?という恐怖心などもわく上、決断の責任を負えないという幼児性もあるためです。
元々自分が強く意思を貫くにしても「誰かに自分の意見を尊重してもらう」という受け身な主張、甘えの環境下での意思の表現になるので、我が強いようで「自己」がしっかり確立していないことが問題です。
そのせいで専門家や信頼できそうな、依存してもよいような人に、もっともらしい助言をされると飛びついてしまい、考えが二転三転してしまうこともあります。
このように、主体性に乏しいのも甘やかされて育った人の特徴です。
物欲が強いか、安易に手放すか両極端なのが、甘やかされて育った人の特徴
甘やかされて育った人は、過程が経済的に比較的裕福な人に多いと言えます。
ある程度欲しいと願ったものは買い与えられて、欲しいものを得るまでに我慢を強いられたりということが少ないタイプだったと言えます。
こういう人は、物欲が強くなって何でも欲しい、あれ買って、これ買ってと手に入れようとする半面、どうせまた買えばいいと、物に飽きるとあっさり手放してしまうような一面があります。
いずれにしても購買行動も自分本位で、できれば人に買ってもらいたいと願うタイプです。
女性でも、自分へのご褒美にブランド物を買うような人ではなく、ブランド物は男性にもらうものと思っている人は、甘やかされて育った人が多いでしょう。
購買行動にも、わがままと依存が同居した傾向が見られるのが特徴です。
甘やかされて育ち、逆に自立心旺盛になることもある
親が甘やかして育てても、その子供が友達の様子を見て、自分の家庭はおかしいのではないか?親の価値観通りに行動するのはおかしいのではないかと、疑問に感じ、自我が芽生えると、かえって親に反発してやたらと自立心旺盛な人になる場合もあります。
友人の親子関係が互いの自立を認め合っているような家庭だったりすると、そういう友人の姿を見て影響を受けることも。
もともと言いなりになっていた部分が強い分、自分の甘さに嫌気がさしている人などは、反動でかなりリーダシップや反骨精神旺盛な人になる場合もあります。
甘やかされて育った人の特徴を見極めよう
甘やかされて育った人には、自己主張やわがままは強いものの、リーダーシップがあるのではなく、わがままを聞いてもらいたいという「依存」が根底にあるという傾向特徴があります。
良い友達に恵まれることで、甘やかしの自覚に気が付くと、逆に全く甘えない人になるというのも、注目すべき特徴です。
「甘やかされて育った人の特徴6つ」への感想コメント一覧
自分も甘やかされて育ったのではないかと思うところがあるのでこの記事が気になりました。
甘やかされて育った人は「主張が強い割には、リーダー役など人をまとめる面倒な役はやりたがらない」というのは面白い指摘です。
反動で逆に自立心旺盛になることもあるというのも深い見方ですね。
自分に思い当たるところも多く参考になりました。
難しい内容をわかりやすくまとめられていて大変参考になりました。
甘やかされて育った人は、いざという時、役に立たない人が多いように感じます。
役に立たない=優柔不断になる、依存があるので責任を取りたがらない。
私の友人にも、甘やかされて育った人がいます。「何かをしたい」というわりには、自分から動こうとしないので、全てのお膳立てを押し付けられることが多々あります。
甘やかされて育った人は、物欲が強い人が多いというのに納得です。または、物をもらっても、大事にしない人が多い気がします。
そして、日頃はわがまま放題で、少し良いことをするとやたらと褒められています。
でも、幸せになりやすい人はこういうタイプの人が多いです。
人の物を欲しがって奪ったり、悪いことをしても平気ないじめっ子タイプに育ちやすいです。
そして、人の良いとこどりをして、幸せになっていくんです。
周りの親が末っ子や一人っ子を甘やかさなくて良かったと言ってるのを何回か聞いた経験があります。