夫が出産立会する際の注意点とは?夫婦二人で出産に向かおう

出産とは人生の中で一番大変で衝撃的な出来事ですが、これまで味わったことの無い感動を味わえるビックイベントでもあります。

妊娠発覚から無事出産を終えるまでは、ただ幸せで穏やかなイメージがありますが、実際は幸福感と希望だけでは無く、不調や不安も隣り合わせに存在するものです。

そうした大変な大仕事を成し遂げるには、家族、特に子の父となる夫の協力が欠かせません。

幸せと不安を分け合い、心からの協力を得ることで「幸せな出産」を経験することができます。

今回はその中でも特に大変な、出産に夫が立ち会う際に注意することをご紹介します。

医療機関にしっかり確認をしておく

まず大切なのは出産前に分娩予定の施設に、立ち会い出産の際の手順をきちんと確認し、夫に伝えておく必要があるということです。

これは非常に大切なポイントで、この産院への確認を怠ると当日に思いがけないことが起こり後悔する結果になりかねません。

立ち会う予定だったのに立ち会えなくなってしまうなんて事だってありえることです。

そうした失敗を避けるために確認しておくべき項目は、まず基本の、立ち会い出産は可能なのか、夫とともに子供や両親は立ち会い可能なのか、どのタイミングで入室してもらうか、ビデオやカメラの持ち込みは可能か、どのような位置に立ち、どの程度サポートに加わってよいかといったことです。

こうした点をしっかり産院に確認し、事前に夫に伝えておくことで、当日慌てずにしっかり適切な行動をとることができます。

夫としっかり話しあっておく

当たり前と思われるかもしれませんが、これは良い立会い出産を行なう上で一番重要なことです。

お腹の中で10カ月命を育んできた母親と違い、夫は父親になるという実感がなかなか得られず、その取り組みへの意識に差が出やすいものです。

立会い出産は、夫が命の誕生、父親になるということを最大限に実感できるチャンスでもあります。

妊娠期間中にしっかりと、夫が立会い出産に対してどのように考えているか、不安や疑問はないかなど事前に話し合い、お互いの気持ちを理解しておきましょう。

それにより夫にもしっかりと心構えをしてもらい、より良い立会い出産へと繋げることができるようになると言えます。

立会い出産への知識を入れておく

立会い出産に対する知識は、初めてならば当然全く無いでしょう。

特に出産というものは非日常な出来事であり、知識無くしては想像すらできないものです。

ですので、事前に少しでもたくさんの知識を入れておくことが大切です。

知っておくことによって立会いの際の適切な行動、落ち着き、また夫本人の安心と自信にも繋がります。

知識を入れるために、妻が知人に聞いた話を伝えてみたり、また夫自身に知人に体験談を聞いてみるよう促すのもいいでしょう。

また最近は、非常にたくさんの妊娠出産育児について書かれた本が出版されており、またネットなどでも気軽に記事を読むことがてきます。

そうしたものを利用してみるのも非常に有効な手です。

またそうした知識を入れておくことによって、想像と現実のギャップにショックを受けるなどといった自体も防げるのではないでしょうか。

サポート方法を学んでおく

実際に出産に臨む際、妻は非常に大変な状況になります。

特に初産の場合、落ち着いた出産ができる人の方が少ないでしょう。

そうした妻をサポートすることは夫にできる重要な仕事になります。

精神的に不安な状態やパニックになった妻を宥め落ち着かせたり、痛みに苦しむ妻に声をかけ元気づけることも大事な仕事です。

出産の際の精神的なサポートは、医者や助産師よりも夫から得るものが一番心強いものになります。

また、精神面だけでなく、体のサポートをしてあげることも大切です。

熱く火照った状態の妻の汗を拭ったり、うちわで風をおくってあげたり、また陣痛の合間で水を飲ませてあげることも夫にできる仕事です。

余裕の無い状態の妻にいちいち確認することは難しく、また邪魔になることもあるので、妻の気持ちや場の空気を察し、適切にサポートすることが大切です。

イメージトレーニングをしておく

出産現場はまさに戦場です。

漠然と考えているだけでは実際にその場面になった時、その雰囲気に圧倒され固まったり混乱し、サポートどころか邪魔をすることになりかねません。

立会い中に夫の方が気分が悪くなり倒れたなんて話もそんなに珍しい話じゃありません。

そうした事態を避けるためにも、どのような行動をとるか頭の中でしっかりイメージを膨らませ、何度も反芻しておくことが大切です。

イメージトレーニングを繰り返しておくことによって、落ち着いた立会いを行なうことができるようになります。

出産は女性にとってはこれまで体験したことの無い大きな幸せに包まれた経験となります。

夫に立ち会ってもらおう

命を生み出すということはそれだけ尊く素晴らしい出来事です。

それは父親になる夫にとってもおなじことです。

このかけがえの無い瞬間を夫と共有し、夫婦の素晴らしい思い出にできる、立会い出産。

事前に準備を行なうことでこの貴重な体験をより良いものとすることができるのではないでしょうか。

 

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