無痛分別って何?メリットとデメリットをまとめてみた

最終更新日:2016年6月1日

最近は日本でも無痛分娩や和痛分娩のできる病院が増えてきましたね。

でもまだまだ経験した事がある人は少なく、興味はあるけどどういったものかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで無痛分娩とは何か、どんなメリットデメリットがあるのかをご紹介します。

1.無痛分娩とは何か

無痛分娩とは読んで字のごとく、痛みのない分娩方法の事です。

とは言っても、完全に痛みを無くすわけではありません。

一般的に正常分娩の場合陣痛には波があり、お産が進むにつれて波の周期が短くなり、痛みが激しくなっていきます。

痛みのピークは生理痛の100倍という人もいるくらいで、赤ちゃんが出るときよりも陣痛の方が辛いという方も多いです。

時間は経産婦で6時間~8時間、初産の場合は11~15時間程度かかると言われていますが、個人差があります。

無痛分娩の場合は陣痛が始まってしばらくはそのまま経過を見て、ある程度お産が進んでから麻酔を施します。

始まりは自然分娩と同じなので全く痛みを感じない訳ではありませんが、麻酔が効くと激しい痛みを感じることなく、リラックスしてお産を行う事ができます。

局所麻酔で行われることが多く、赤ちゃんが出ていく感覚はちゃんとわかりますし、赤ちゃんに影響がでることもまずありません。


2.無痛分娩の種類

無痛分娩で最も多いのは硬膜外鎮痛という局所麻酔で、背中の脊椎に近い場所に麻酔を投与します。

この方法だとお母さんの意識ははっきりしていますし、麻酔薬が赤ちゃんに影響を及ぼす事はほとんどありません。

無痛分娩だけでなく一般的な手術などでも日常的に行われている方法です。

ただし希望すれば全ての人が受けられるわけではなく、血液が固まりにくかったり、背骨に変形があったり、お母さんの状態によっては出来ない事があります。

もう一つの方法は点滴で静脈に医療用麻薬を投与する事です。

この方法だとお母さんは眠くなったり呼吸が弱くなったりする事があり、赤ちゃんにも微量ながら薬が届くので、赤ちゃんも同じように眠くなったり呼吸が弱くなったりする事があります。


3.無痛分娩のメリット

無痛分娩のメリットは何と言ってもお母さんが激しい痛みから解放される事です。

自然分娩の場合痛みが激しくなってくると思わず叫んでしまったり泣いたりとパニックになってしまったり、赤ちゃんが出てくる頃には痛みのピークで記憶が曖昧なんてお母さんもいます。

痛みを取り除くことでリラックスしていられるので出産の喜びを十分に味わう事が出来ますし、緊張しやすかったり、痛みに弱いお母さんの場合は、無痛分娩の方がスムーズにお産が進む事があります。

また産後についても、激しい痛みが続くと体力を消耗してしまう為、無痛分娩の方が産後の回復が早いと感じる方が多くなります。


4.無痛分娩の注意点

無痛分娩で注意する事は、まず対応してくれる医療機関が限られている事。

対応している医療機関でも24時間対応ではなく、緊急の際は無痛分娩出来ない場合もあります。

それから効果の面で注意する事は、麻酔をしても十分に痛みがとりきれず強い痛みを感じる方や、麻酔の効果で陣痛が弱くなってしまいお産が長引いたり、鉗子分娩や吸引分娩になる方、後陣痛を強く感じる方もいます。

最後に副作用についてですが、一時的に足に力が入りにくくなったり、尿が出にくくなったり、低血圧、かゆみなどが生じる事があります。

また稀にですが、更に重篤な副作用が出るケースもありますので、リスクについても事前によく確認しましょう。


5.無痛分娩の費用

無痛分娩の費用は5~10万円程度の所が多いですが、中には無料だったり、15万円以上かかるところもあったりします。

医療機関によって大きく差がありますので事前によく確認しましょう。

また費用については自然分娩の費用と同様に自己負担となり、高額療養費制度の対象にもなりませんが、確定申告の際の医療費控除の対象にはなりますので、忘れずに確定申告を行いましょう。


6.無痛分娩を希望するなら

無痛分娩を希望する場合、まずは対応してくれる医療機関を探しましょう。

無痛分娩に対応している施設は増えてきてはいますが、まだまだ多くはありません。

人気のあるところだとすぐに分娩予約が埋まってしまって、妊娠中期以降に転院するのが難しい場合もあります。

最初から無痛分娩に対応しているところにかかるか、里帰り出産などで転院する場合は早めに問合せをしておきましょう。

また自然分娩に比べて出産費用が高くなりがちなので、余裕をもって出産費用を準備しておきましょう。

無痛分娩を選択肢の1つに入れてみよう

無痛分娩はまだ日本ではあまり一般的ではなく、なかなか周囲の理解を得られない事もあります。

しかし周囲の意見よりも、実際に出産をするお母さんが安心してお産に臨める事が一番大切な事です。

メリット、デメリット、費用面などを十分考慮して納得のいく決断をしましょう。