シャンパンとスパークリングワインの違い

あなたはシャンパンとスパークリングワインの違いをご存知ですか?

「どちらも泡のでるワインというイメージだけど、違いを聞かれるとわからないな…」そんな方は意外と多いのではないでしょうか?

そこで今回はシャンパンとスパークリングワインの違いをご紹介します。

シャンパンはスパークリングワインの一種

実は、シャンパンというのはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのことです。

シャンパーニュ地方はぶどうの栽培に適した気候で、高品質なぶどうをつくることができる場所として有名です。

シャンパーニュ地方で造られているからシャンパンと呼ばれているのです。

シャンパンはスパークリングワインの中の一種だということもここでわかりました。

しかしシャンパーニュ地方でつくられたスパークリングワインだからといって、シャンパンと名乗れるのかといわれるとそうではないのがシャンパンの奥深さ、面白いところです。

フランスにはワインの法律が存在します。

その法律に定められたシャンパンの基準を満たしているものだけがシャンパンと名乗ることができます。

この法律に定められた基準を満たしていないものは「シャンパーニュ」と記載することをかたく禁止しているほどであり、シャンパンの由緒正しさをうかがい知ることができます。

では次はその法律で定められている基準について詳しくご紹介します。

シャンパンと名乗れる条件

シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られていることが大前提となります。

使用されるぶどうの品種も決まっていて、主にピノノワール、ムニエが使用されています。

醸造法は、シャンパーニュ方式という方法を用いることが条件です。

シャンパンも最初はワインと同じように発酵させますが、その後瓶に詰めて糖分と酵母を加えて密閉し、さらに発酵を起こしていきます。

短いもので1年、長いものでは10年も瓶詰めして熟成させます。

この発酵の過程で発生する二酸化炭素がシャンパンに溶け込み、栓をあけた瞬間に二酸化炭素がシュワシュワと泡になってでてきます。

シャンパン造りには長い時間と手間がかかっているからこそ高価で特別な存在になっています。

近年では機械化が進んでいますが、良いシャンパンは現在でも手作業で行われています。

実際には他にも細かな規定があるのですが、こうした条件をクリアしてシャンパンと名乗ることができます。

シャンパンには「Champagne」(シャンパーニュ)のラベルがついているので、機会があればラベルにも注目してみたいですね。

スパークリングワインとは

スパークリングワインとは「発泡性のあるワイン」の総称です。

生産地も製法にも条件がありません。

含まれる二酸化炭素の量によって、弱発泡性ワインと強発泡性ワインに分けられています。

弱発泡性ワインで有名なものは、フランスのペティヤン、イタリアのフリザンテなどがあげられます。

強発泡性ワインの代表的なものはフランスのシャンパン、イタリアのスプマンテが挙げられます。

シャンパン以外にも美味しいスパークリングワインがある

シャンパンは高く、敷居が高いイメージがあって手を出しづらいと躊躇される方もいらっしゃるでしょう。

しかしシャンパン以外にも美味しいスパークリングワインはたくさんあります。

最近ではぐっと身近な存在になってきたスパークリングワインは、コンビニでも売っているほどで1,000円~2,000円代で買えるものも沢山あります。

パーティーに利用するだけでなく、休日に自分へのご褒美としてスパークリングワインを用意するのも食卓がオシャレになっていいですよね。

シャンパンとスパークリングワインの違いを知ろう

シャンパンはお祝いの席でもよく利用されるお酒です。

それ以外にも様々なスパークリングワインがありますので、各国様々な種類のスパークリングワインを試してみて、奥深さをさらに追求していきましょう。

 

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