できる人には、ある話し方の特徴が見られます。
相手を納得させる話し方を心得ていたり、逆にその話し方だからできる人だと感じたりと、話し方に特徴が見られることが多いのです。
どんな話し方だとできる人だと感じますか?今回はできる人の話し方の特徴について把握していきましょう。
一定の速度やボリュームで話す
相手に納得してもらいたい、相手に理解してもらいたいという気持ちがあると、感情的になったり、トーンが上がったりしてしまいがちですよね。
ただこれではできる人のように、相手を納得させるということが難しく、時間ばかりがかかってしまう話し方になります。
できる人は、その話し方に「落ち着き」が見られるのが特徴の一つです。
一定の速度、一定のボリュームで、聞く側が「冷静な人だな」と感じることが特徴です。
一定の話し方だと、冷静で落ち着いていると感じさせる他「当たり前のように聞こえる」というメリットもあります。
その人が話すだけで、それが当たり前のことのように聞こえ、あたかも正解のように聞こえてくるのです。
感情的になって声のボリュームを上げたり、早口になってしまっては、冷静さに欠け、相手も納得しづらくなってしまいます。
一定の速度、一定のボリュームを意識して話すようにしてみましょう。
結末から話す
できる人は、まず先に結論から話すことが多いのが特徴です。
多くの人は「これがこうなって」と順番に相手に伝える話し方が多いですが、これではダラダラと話が長引いてしまい、相手に飽きられてしまったり、関心を持たれなくなってしまいます。
できる人はあえて初めに結論から話すことで、相手に「どうしてそうなったのか」「なぜそうしたのか」という疑問を持たせ、関心や興味を引くのです。
相手が一度関心や興味を示してくれれば、聞く姿勢を持ってくれ、自分のスムーズに話をすることができます。
それによって、最後まで自分の話を聞いてもらえたり、もっと具体的なことにまで相手に関心を持ってもらえ、引きつけることができます。
できる人は手っ取り早く結論を述べているのではなく、相手に関心や興味を持ってもらうために結論から話していると言えます。
その後どのような経緯があったかを説明し、最後にまた結論を加えることで、より説得力が増し相手を納得させることができます。
相手の理解度を確認しながら進める
できる人は、自分のペースで話をするのではなく、相手のペースに寄り添った話し方をするという特徴もあります。
話をしている時に相手の反応を見て「納得していないな」「あまり分かっていないな」と思ったところを重点的に話したり、繰り返し話しすることによって、相手の理解度をもっと高めようと努力します。
相手が理解していない状態で話を進めても、いき違いがあったり、誤解を生むこととなり、かえって時間や労力がかかると分かっているのでしょう。
説明する時、相手にしてほしいことを伝える時は特に、相手がきちんと把握しているかを確認してから話を進めることが多いのです。
そのため、相手のリアクションを逐一確認するといった行動も見られます。
首を傾げるといった分かりやすい反応が見られれば「ここが理解できていないんだな」と判断し説明を工夫したり、相槌がない、返答が曖昧になってきたという反応が見られたら、もう一度丁寧に説明したりと相手の反応をチェックします。
理解してもらうように工夫した話し方、また相手の反応で理解度をチェックしながら話をする人はできる人の話し方です。
相手への理解を示した話し方
相手に自分の話を理解してもらうということは重要なポイントですが、ただベラベラと自分の主張ばかりが多くなってしまうと「強気な姿勢」「押し付けられてる」と感じる人は少なくありません。
できる人は、相手の立場や状況を理解した上で話していることを、言葉にして伝えながら話すという特徴もあり、相手が納得しやすい、共感しやすい話し方ができます。
例えば「○○さんも大変だよね」とか「自分が○○さんだったら嫌だと思うんだけど」と、相手の立場に自分がなった上での気持ちを代弁することで共感力を上げるのです。
「理解してくれてる」「分かっててくれてる」と相手が思うことで、やる気が出たり、乗ってみようという気持ちを持たせるのです。
自分の話を一方的に話続けても、相手は納得がいかなかったり「分かってもらえない」という思いを抱かせます。
「あなたの気持ちは分かってますよ」「あなたの立場は十分考えてますよ」という気持ちを言葉にして伝えることで、相手に好感を持たせる話し方をします。
主張する、押し付けるといった話し方ではなく、あくまで「寄り添う」という話し方ができるのが、できる人の話し方の特徴です。
できる人の話し方を学ぼう
できる人は、会話の際にも気を付けていることがあります。
納得しやすい話し方、理解してもらえる話し方を取りいれることで、相手にも「分かりやすい」という印象を持ってもらえ、また興味と関心を持たれやすいのです。
一定の速度やボリュームという基本的な話し方から、相手の反応を見ながら話を進めるといった技を駆使した「できる人」は、コミュニケーション能力も高い人と言えるでしょう。
「できる人の話し方とは?周囲の評価が高まる話し方を身に着けよう」への感想コメント一覧
要点がしっかりと書かれていてとても頭に入りやすかったです。
出来る人の記事の書き方をなされているんだろうなと思いました。
参考にさせていただきます。
できる人は、結論から話すというところは、なるほどなと感じました。
だらだら話す人は、何を言っているか分からずイライラしますよね。
相手のペースに寄り添った話し方をするというのも、本当に大切なことだと思います。私もこんな風に話ができるように頑張ってみます。