たくさんの人と話をすることはとても楽しいことです。
誰かに自分の考えや思いが伝わるととても嬉しいです。
そのためには適切に相手に自分を伝える必要があります。
しかしそれがなかなか難しく、例え強く思っていたとしても相手に伝わらなかったり別のこととして捉えられてしまったりなんてこともあります。
ではどうすれば相手に的確に考えや気持ちを伝える話し上手な人になれるのでしょうか。
話し上手な人はまずは相手の話を聞く
例えばサッカーをしている場面を想像してみてください。
相手が守っていて、自分はボールを持って攻めているとします。
あなたはどうしますか?ドリブルで抜きますか?味方にパスをしますか?それともシュートを打つでしょうか。
当然ですがサッカーをしたことがない人はどうすればいいかわかりません。
これは相手がどうされると嫌なのかがわかっていないため、自分の選ぶべき方法がわからないのです。
話をすることもこれと同じで、話の上手な人であれば要点を踏まえるのが得意なため、話し上手にも聞き上手にもなれます。
そしてさらに聞き上手になれる事で、相手がどういう話をしているのか何を求めているのかを的確に聞き出すことができます。
そのため、自分が話す側にまわった時に必要な事柄を必要な分話すことができることに繋がります。
話し上手な人の会話では、時に自分が聞き役にまわりうまく話を聞き出すことで話の要点をつかむことができ、会話のキャッチボールがなされています。
話し上手な人は相手の会話レベルに合わせる
話をする場合、基本的に話す側は伝えたいことがあって話しているため自分の言葉で話してしまいがちです。
ですが、これも話し上手な人と他の人では違ってくるポイントです。
話し上手な人は相手の会話レベルにあった話し方をします。
子供が相手の場合には子供がよく使うような言葉を選んで話してあげると伝わりやすいですし、逆に専門家に話す場合には的確に専門用語を使うことで文章全体の意味も伝わりやすくなります。
話し上手な人は相手をよく観察するものです。
そして自分の言葉ではなく、相手の言葉で話します。
そうすることで、より相手に的確に物事を伝えることができると知っているのです。
話し上手な人は主観と客観を使い分ける
相手に何かを伝えようと思った時には、できるだけ誰にでもわかるように順序立てて、理由付けして説明するものです。
別の言い方をすると伝えることは説得することでもあります。
ですが人はロボットではありませんので、理由を説明してもらって例え内容が理解できたとしても、そこに感情がなければ理解に至らない場合もとても多いです。
「理屈はわかるけど理解しがたい」などと言われた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
内容が客観的すぎると例え内容が充実していたとしても伝わりにくいものです。
もちろん主観的な事柄ばかりではただの自己満足になってしまうので、話し上手な人は客観的に物事を説明しながら主観的な意見や表現を交えて訴えかけるように話をすることが多いです。
話し上手な人は抑揚のある話し方をする
催眠術師の方は驚くほど抑揚をつけた話し方をします。
これは影響を与えたい意味をもつ単語を相手の記憶に残りやすくするためだといわれています。
同時に話すスピードや声のトーンなどでも、伝えたいことだけを抽出しやすいように、余計な部分は早口で話してみたり重要な事柄では高い声で印象づけてみたりするそうです。
無意識でかもしれませんが話し上手な人もこれと同じように話していることが多いです。
単語の特に最初の言葉をはっきりと話してみたり、より重要な内容ではゆっくりと大きな声で話したりといろいろな方法を駆使して相手に効果的に内容が届くように工夫しています。
話し上手な人は状況判断とアドリブが上手い
内容や話し方に気をつけ気を配ることが話し上手の人の特徴ですが、話し上手な人と他の人との違いの一番大きなところはその場その場の状況判断とそれに伴うアドリブです。
話す場が大きなものになるほど準備して内容を考えて適切な文を話しますが、いつもそれがベストだとは限らないのです。
聞き手が何に興味を持つかやその場の雰囲気などによって、話し方や内容を変化させることで同じ内容でもより相手に伝わりやすい内容へと変えているのです。
場が盛り上がっている時は力強く、逆に静まっている時には優しく語りかけるようにといったアドリブを話し上手な人は自然と行っています。
話し上手な人になろう
このように話し上手な人というのはこれらのことが自然とできているものです。
話すことというのは人とのコミュニケーションを取る上でとても基本的なことで、話すのが上手くなるだけで新しい出会いがあったり人脈が広がったりもします。
自分の話し方を少し見直すだけでたくさんの人といい関係を築きやすくもなりますので参考にしてみてください。
「話し上手な人は何が違うのか。話し上手になるコツをつかもう」への感想コメント一覧
「状況判断とアドリブが上手い」のは全くその通り。変に焦るとアドリブができず状況に切り返せなくなるので、上手い人の技術を学びたい…。
話上手な人は聞き上手は、良く聞いたことがあります。しかし、アドリブや急な状況判断も上手であることが、大切なことが、すごく納得しました。頭の回転が早い人の話がおもしろいのは、そうゆうことなんだなぁと感じました。