
健康や美容のため多くの人が行っているダイエット。
ですがそんなに簡単なものではなく途中で挫折してしまったり、頑張りすぎて体調を壊してしまう人もいます。
ダイエットで大事なのは「いかに簡単に痩せることができるか」ということです。
無理なダイエットは継続してできないので一度痩せてもまた体重が元に戻ってしまうことがほとんどです。
そこでここでは効率的に痩せるために運動に適した時間帯についてご紹介します。
夜就寝する前の運動はNG
まず覚えておきたいのが、夜寝る前に運動をすることはダイエットにとって良くないということです。
夜になり就寝する時間に近づくにつれて、人間の体は自然と睡眠する準備を整えていきます。
具体的には深い眠りにつくことができるように、徐々に体の深部の体温が低くなっていくのです。
そのような時間帯に運動をしてしまうと、当然体温が上昇していきますね。
その結果せっかく深い眠りにつけるように準備した体がもう一度目覚めてしまい、深い眠りにつくことができなくなってしまいます。
また寝る直前に激しい運動を行うと、交感神経が活性化してしまいます。
交感神経が活発になることでも寝つきが悪くなってしまうので注意が必要です。
このような寝つきが悪い状態を何回も繰り返すと体に疲れがたまり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
それがストレスとなることで、ダイエットに悪影響を及ぼす可能性も高まっていきます。
ダイエットを続けるためには、気力や体力も必要です。
できる限り夜就寝する前、だいたい21時以降の運動は避けるようにしましょう。
寝る前は一日の中でも比較的自由になりやすい時間帯なので、ついつい運動をしてしまいたくなるかもしれません。
就寝前に少しでも体を動かしたい場合は、軽いストレッチ程度にとどめておくとよいでしょう。
ストレッチ程度なら交感神経よりも副交感神経が優位になり、リラックスできて寝つきも良くなる効果があります。
朝の運動は効果的
運動するということは脂肪を燃焼させるという働きもありますが、もう一つ代謝を上げるという働きもあります。
運動をするとその後6時間ほどは代謝が上がり、体が脂肪を燃焼しやすい状態になります。
ですので朝のこれから何か活動をする前の時間に、一度運動をする習慣をつけましょう。
すると普段の何気ない生活をしているだけなのに、いつもより脂肪が燃焼されるようになります。
多くの方がこれから活動する時間帯に入る朝に、運動をすることはとても効果的なことです。
更に朝に運動することによって、交感神経が活発になります。
夜間眠っている間は副交感神経の方が優位ですが、朝の運動で交感神経を目覚めさせるのです。
その結果、体の代謝が高まり効率の良いダイエットにつながります。
また現代人は何かと忙しいですが、朝なら比較的自由に時間を使えることが多いです。
運動を習慣づける意味でも、朝の運動は効果的です。
ただし起きてすぐの時間は、頭も体もきちんと十分に目覚めていません。
このような状態で運動をすることは、怪我などに繋がります。
軽食や果物などでエネルギーと糖分を補給し、準備体操をしっかり行ってから運動をはじめましょう。
朝の運動が習慣になると早起きするために夜更かしも控えるようになり、健康面全体で良い効果があります。
午前と午後もダイエットのために最適な時間
日中の時間帯は、人間にとって元からエネルギーの代謝が活発に行われている時間帯です。
この時間帯に運動をすることはダイエットにとってとても有効です。
休日は午前や午後も自由になる時間を確保しやすいはずなので、ランニングをしたりトレーニングジムに通う等、有効に使いましょう。
また仕事の日などは午前や午後の時間の確保は難しいかもしれませんが、昼休みに少ししたウォーキングをするだけでも効果があります。
昼食を外食で済ませるときや、コンビニなどに買いに行くときなど、軽いウォーキングを習慣づけてみましょう。
ただし食事の直前や直後に激しい運動をすることは厳禁です。
血糖値の低下や消化不良など、デメリットやリスクの方が大きくなります。
昼食の前後は軽い運動にとどめることが大切です。
日中に毎日きちんとした運動を行うのは、忙しい現代人にはなかなか難しいでしょう。
毎日でなくとも運動の効果はきちんとあるので、自分でできる範囲で午前や午後に運動を取り入れてみましょう。
夕方の運動もオススメ
午前中やお昼にできればいいのですが、それが厳しい方は夕方の16時ごろに運動することもオススメです。
なぜなら夕方16時ごろは人間が一日のうちで一番体温が高い時間帯で、その分代謝があがっており脂肪を燃焼しやすいからです。
また午前中やお昼とは違い、夕方はすでに体が起きてからかなり時間がたっています。
すると筋肉も温まっており体全体がスムーズに動き、ケガをしにくいというメリットもあげられます。
脳もしっかり活動しているため、注意力も確保できます。
食前などの空腹時の運動は避ける
食前などで極端な空腹時は、体内の血糖値が低下している状態です。
血液中の糖分が不足しているという状態は、活動のためのエネルギーが減少しているということです。
このような時に運動を行うと、立ちくらみや目まいを引き起こしてしまうので危険です。
また血糖値が低下している時は脳の活動も衰えるため、注意力も低下しています。
すると転んで怪我をしたりといったリスクも増えてしまうので、空腹時の運動は控えましょう。
たとえ脂肪が燃焼しやすくても運動後にすぐに食事をしてしまうと逆効果だということです。
空腹だと食欲も増し、食べ過ぎてしまいがちなのも要注意です。
「運動したのだから少しくらい多めに食べても大丈夫だろう」という、弱気な気持ちにもなりやすいので気をつけましょう。
食べ過ぎはダイエットにとって大敵です。
また朝起きてから朝食の前に体操やウォーキング、ランニングを行うことは効果的です。
そういった場合は運動の前に軽い食事やバナナ、スポーツドリンクなどで糖分の補給を忘れないようにすることが大切です。
食後すぐの運動も避ける
食後すぐの運動もやめましょう。
その理由としては、食後というのは体にエネルギーが満ち溢れている状態で運動をしてもそのエネルギーを使うだけだからです。
脂肪の燃焼というのは「体にエネルギーがない状態なのにも関わらずエネルギーを必要としている時に、仕方なく体が脂肪を燃やしてエネルギーを生み出す」ことを指します。
お腹がいっぱいの状態では、体にエネルギーが不足することはほとんどありません。
なので結果的に脂肪の燃焼にはつながらず、ただお腹が減り筋肉がつくだけとなり効率がとても悪くなってしまいます。
また食後すぐの運動は、消化不良の要因にもなり体の調子を崩すことにつながります。
食事の後は食べたものを消化するために、胃や腸などの消化器官に血液が必要になります。
しかし運動するためには、筋肉にも血液を送ることが必要ですね。
筋肉に血液を取られると胃腸の血液が少なくなり、消化不良を起こしやすくなってしまいます。
そのため食後すぐのタイミングで運動を行うことは体全体での血液バランスを崩すことになり、体への負担が大きくなります。
食後は最低でも2時間程度は時間をおいてから運動するようにしましょう。
このように、ダイエットのための運動には適した時間帯とそうでない時間帯があります。
自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて、無理なく運動を習慣づけていきましょう。
「ダイエットに最適な運動の時間帯はいつ?朝、昼、夕方とNGな時間帯をご紹介」への感想コメント一覧
脂肪の燃焼のメカニズムが分かり、貴重な情報でした。
今まで間違った方法をやっていたようです。
脂肪を燃焼させるのに効果的な方法が分かったので、早速試してみます。