独身女性がマンションを購入したという話を聞くことは少なくありません。
もちろん、高収入の仕事に就く女性であれば、中古マンションでなくても新築マンションを購入することも可能です。
そこまでではない独身女性がマンションを買うのであれば、中古マンションの方がお得でしょう。
しかし十分に検討をしないと購入したのに失敗してしまうこともあります。
そこでここでは特に独身女性が中古マンションを購入する時のポイントをご紹介します。
まずは資金計画を立てる
中古マンションは価格によっては、キャッシュで購入できるほどの物件も存在します。
中古マンションの金額は立地、築年数など様々な要因で決まりますが、広さも重要なポイントです。
そのため間取りによっては金額を抑えることができてワンルーム等であれば、1,000万円を切りますので貯金ぐらいでもキャッシュで購入できるものもあります。
しかし、3LDKや築年数で納得がいく物件を購入しようと1,000万以上はするでしょう。
もちろん、築年数によって金額はさらに変わってきます。
築年数の浅い物件であれば新築とそれほど変わらない金額で取引されることもありますし、反対に築年数が古いと金額は大きく下がって購入しやすくなります。
ですが、築年数が古い物件は間取りや設備が使いにくかったり、純粋に古臭さが気になったりするので、リフォームが必要になります。
リフォームをする場合には、購入金額とリフォーム代も含めてローンを組むことができます。
条件によっては、住宅ローン減税を受けることもできます。
住宅ローン減税では10年間ローン残高の1パーセントが所得税から控除されますので、ローンを組んだ方がお得と言えます。
独身でも子供がいて、教育費がかかる人などは、ローンは無理なく返済できる金額にした方が良いでしょう。
マンションはローン返済額の他にも、管理費、修繕維持費がかかったり、中には、駐車場代がいるところもあるからです。
これらの資金計画をまずはきっちりと立てるようにしましょう。
人生においてお金に困らない生活をするためにも、どのように資金を作るのかが重要となります。
住宅ローンは借りられるのかを確認する
マンション購入を検討し始めたのであれば、自分は住宅ローンが借りられるかを確認しましょう。
銀行に前もって住宅ローンを組むことができるのかを相談するために、ローンプラザなどに行ってみることをオススメします。
既にこれはという物件が見つかっているのであれば、このぐらいは組めますかと物件の情報を持っていくのも具体的に相談がしやすくなります。
住宅ローンの場合は審査がありますが、正社員で勤務年数が3年以上あれば、年収の4倍から5倍ほどの金額を借りることができます。
銀行によっては住宅ローンの条件が厳しい所もありますが、足しげく、良心的な銀行のローンプラザに通うことも重要です。
そうすれば本気で考えているということが伝わるので有望とされます。
弁護士などの資格を持つ方であれば、勤務年数が3年未満でも借りられることもあります。
希少な資格を持つ人であれば転職しても、就職がしやすいということもあるからです。
住宅ローンは返済ができるかどうかをチェックされているので、仕事の安定度は最重要ポイントです。
年収の他に、健康状態等も報告することになります。
住宅ローンを組む際には住信等の保険にも入らないといけないためです。
買おうとする中古マンションについて良く調べておく
賃貸と違い、購入の場合はなかなか引越しをすることが難しいです。
良い物件が見つかったら、そのマンションの住み心地について、住人に前もって聞いてみましょう。
他にも出入りする住民を観察したり、購入しようとしている部屋の隣人を管理人に確認したりということも必要でしょう。
マンションは住民同士で介入はあまりしない傾向は強いですが、迷惑タイプの人が近所にいるのは困ります。
そして中にはマンションの管理事務所が面倒な所もあります。
マンションには管理組合というものがありますが、やたらと役員の順番や、当番が回ってくるということもあります。
中には、賃貸に出している人もいて、役員は所有者に限られているということもあります。
駐車場も要チェックです。
マンションの敷地の駐車場は一杯であり、車を持っているなら自分で駐車場を探して借りないといけないこともあります。
生活のしやすさも重要です。
せっかくのマンションなのですからセキュリティの高い所を選びましょう。
比較的、古いマンションでも作りが良ければ、防音もしっかりしていて安心です。
お部屋は採光から、角部屋が良いでしょう。
東向きでも、日当たりが良ければ快適です。
間取りは新築も中古もあまり変わり映えはしません。
中古マンションでもキッチンとお風呂とトイレ場に納得がいけば、壁等は張り替え可能です。
床面も、敷物を敷けばとあまり見えません。
生活環境も重視する
中古マンション購入は自宅も大切ですが、周辺の生活環境も重要になります。
自分の職場に通勤しやすいかどうかも注目すべきポイントの一つです。
乗り換えは少ないに越したことはないですが、混み過ぎる電車も疲れてしまうのでそういった部分も調べておくべきです。
駅から自宅までの道のりも大切です。
駅から少し離れたマンションは価格も安くなりやすいので検討しやすいですが、遠過ぎるのも毎日のことを考えると問題です。
購入を検討する際には現地に足を運んで、駅からマンションまでどのような道のりかを確認しておきましょう。
特に女性の場合は暗い夜道を一人で歩くのは危険です。
日中は良くても夜になると真っ暗というケースも珍しくありませんので、街灯があるかも確認します。
静かな住環境のマンションは魅力的ですが、それだけに静かすぎて怖いというデメリットもあるので、安全な場所かは慎重に考える必要があります。
駅からマンションまでの間に買い物できる場所があるととても便利です。
コンビニやドラッグストアなど、日常的に使うお店があるかは必ずチェックです。
仕事の帰りが遅い人は、遅くまで開いているスーパーなどもあると便利です。
自分の隠れ家にすることができるオシャレなカフェやレストランがあると、生活はもっと楽しくなります。
マンション選びと同時に、住む街についても知っておきましょう。
資産性にも注目する
独身女性が中古マンションを購入する時に気になるのが、結婚したらそのマンションはどうするかです。
マンションを買ったらもう結婚できないのではないかと思って購入を躊躇っている人もいるでしょう。
そこで注目すべきなのがマンションの資産性です。
他の人も欲しがるマンションであれば、賃貸で家賃収入を得ることもできますし、売却をする際にも購入した時の金額とほとんど変わらずに売ることができる可能性もあります。
中古マンションの場合は築年数の部分では不利であるものの、新築マンションと違って選択肢は豊富です。
駅から近い良い場所のマンションなどであれば、安定して人気がありますので資産価値は高いと言えます。
可能であれば不動産会社さんに相談する時には、賃貸や売却時のシミュレーションもしてもらいましょう。
ネットを使えば自分で過去にはいくらで取引されていたかを調べることもできます。
過去の取引金額と現在の価格にあまり差がないようであれば、将来もそれほど落ちないと予測することができます。
ただし購入のタイミングによっては相場が上がり過ぎてしまい、それほどでもないマンションを高く購入することになる場合もあります。
マンションの価格は景気に左右されやすいので、今が購入の時期として適切かどうかはよく考えてみてください。
気に入った中古マンションがあれば早めかつ慎重に検討しよう
独身女性でも念願のマイホームを手に入れやすいのが、中古マンションでしょう。
賃貸でコーポに入るよりも、マンションであれば資産にもなるので投資と思うこともできるのでローンも返し甲斐があります。
ただ、中古マンションは決まるのが早いです。
立地の良い希望にピッタリの中古マンションがあれば、すぐに抑えて購入を決定した方が良いでしょう。
売れる地区では本当に早く決まり、がっくりすることもあります。
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