彼の親との同居を解消する方法とは?二世帯同居をやめよう

結婚している女性にとって、旦那さんの親との同居は切実な問題です。

お嫁さんである妻側の負担が大きいことは昔から変わりません。

完全同居に適応できる女性も中にはいますが、無理をして同居している女性は非常に多いのが現実です。

これから結婚しようとしている女性の中にも彼や彼の親から同居を迫られて困っている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、彼の親との同居を解消したい時の対処法についてご紹介します。

彼(夫)と自分たちの生活スタイルについて話し合う

同居解消の第一関門は、彼や夫です。

彼にとって同居する両親は実の親であるため、妻側の負担を想像できず、結婚しても今までと同じ生活スタイルを維持できると勘違いしている男性は多くいます。

まずは彼と話し合い「2人の生活が一番」と彼自身に自覚してもらうのです。

結婚すれば当然ながら2人で生活を積み重ねていくことになります。

大人である2人が一緒に生活をするのですから、これまでそれぞれが積み重ねてきた生活スタイルや人生に対する考えがあります。

それをまずはすりあわせる必要があります。

そして「年に一度は旅行をする」「休みの日はカフェ風の朝食を食べたい」「食器は2人で使いやすいものを少しずつ増やしてゆく」と具体的な生活のビジョンを掲げていきます。

彼(夫)と自分には、確固たる生活スタイルがあることをお互い自覚し合うのです。

最終的には「同居をすると自分たちのスタイルは継続できなくなる」ということを彼にはっきりと気がついてもらうことも話し合いの目的です。

彼から義両親に同居解消を伝える

女性から義両親に同居解消の旨を伝えるとトラブルになりかねません。

義両親の子どもである彼や夫から「自分たちの生活をしたいから、同居はできない」と断ってもらう方が得策です。

しかし「息子は嫁にそそのかされたのでは?」とお嫁さんのせいにされることも考えられるでしょう。

だからこそ、上記の2人での話し合いが必要です。

「子どもとその妻の意見」ではなく「2人の大人の意見」と認識してもらうには、しっかり自分たちで話し合ったのだということをアピールしなければなりません。

「2人でこのような生活をすることに決めた」としっかり彼から義両親に話してもらいましょう。

自分たちの意見を主張するだけでなく、両親に何かあれば助けるつもりでいると伝えることも大切です。

自立した生活ができることを強調する

昔は学校を卒業と同時に結婚し、そのまま家庭に入る人もいました。

この場合実家から義実家にそのまま生活の拠点が移ります。

そのため自立した生活の経験が昔の女性にはほとんどありませんでした。

しかし、今は学校を卒業すれば誰もが就職し、自分のお金でやりくりする自立した生活を女性でも数年間は経験します。

それゆえ同居で主体的な生活ができず窮屈に感じるのは当然のことです。

だからといって、彼の親に対して漠然と「昔と違うことをわかってほしい」と伝えてもピンとこないでしょう。

「私は大学卒業以来一人暮らしを8年していて、もう自分の生活ルールもできています。

それにお義母様たちに合わせて頂くのは悪いと思いまして」と、自分が自立していることを伝えると同時に、同居生活では義両親も自分に合わせる必要があることさりげなく気がつかせます。

義両親は、嫁にはもともと持ち合わせている生活スタイルなどなく、圧倒的に自分側の生活に合わせてくれるものだと思っているかもしれないからです。

それは、昔と違い女性が自立していることを頭で理解していてもピンときていないせいかもしれません。

同居を解消してもらうには、自分たちも生活が自立していることをまず知ってもらう必要があります。

義両親側の気持ちも理解する

義両親があなたと同居している、または同居を迫っているということは、義両親なりに三世代家族という理想像があるからです。

彼(夫)やあなたにも理想の生活スタイルがあるように、義両親にも理想の生活スタイルがあります。

その点を理解しないでいると、単に若い夫婦がわがままを言っているだけにとられてしまい、話し合いが平行線になりがちです。

義両親の理想とは、おそらく気だての良いお嫁さんがいて、かわいい孫が2人くらいいるというほのぼのした生活でしょうか。

気だてが良く料理も掃除もできるが決して自分の立場を脅かすことのない都合の良いお嫁さん像がそこにありますが、義理母も長年お嫁さんとして生活してきてやっと自分の時代が来ると楽しみにしているのかもしれません。

その楽しみを無下に扱うのは人としてマナー違反です。

かといって自立した女性が家庭の中で主体的に生きるには、義両親の希望に100%沿うこともできません。

情に流されないようにしましょう。

義両親に寄り添う意見を言う

義両親の理想の生活も尊重した上で同居を解消するには、一部でもその理想に沿う必要はあるでしょう。

まずは、彼から「自分たちには自分たちの生活スタイルがあるから、同居はできない」と伝えてもらった上で、あなたの方から「でも、土日や年末年始はなるべく伺うようにしますから」と、義両親に寄り添う意見を伝えるとよいでしょう。

この場合も、やはり彼の方から「同居解消」を切り出すことが大切です。

二世帯同居を解消しよう

同居の解消についての話し合いはお互い感情的になってしまいがちです。

しかし、同居によって誰かに過度な負担がかかることは避けなければなりません。

決して自分たちのわがままではなく、みんなが幸せになるための同居解消なのだと冷静に対処していきましょう。

 

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