大して仲良くない同僚への寄せ書きメッセージ

出会いがあれば別れもあり…退職をする際によく贈られる寄せ書き。

貰って嬉しいものですよね。

しかし、あまり仲良くなかった人に贈る時は何を書いたら良いか迷ってしまいますよね。

今回はそんなお悩みを解消します。

寄せ書きのNG行為をしない

寄せ書きといえば「色紙」。

一般的には真ん中に贈る相手の名前やメッセージ、イラストを書いてそこから放射線状に書いていきます。

今は、真四角の色紙だけでなく、ハートや円系の可愛いものも増えており、自由に書くスタイルも流行っている様です。

書く内容は、同僚といえど、極端にくだけた表現や際どいエピソードは避けた方がいいでしょう。

あなたの次に寄せ書きを書く上司や同僚はもちろん、もしかしたら、家族や恋人もあなたのメッセージを読む可能性があるからです。

相手の性格にもよりますが、書く内容は十分に注意した方がいいでしょう。

また、あなたが企画者となって色紙をまわす場合は、まずは目下のものから順番に書いてもらうように調整しましょう。

最初に上司に書いてもらうと、後に書く人たちが影響されてしまいます。

上司を敬うといった意味でも、一番最後に書いてもらうのがベストです。

仲が良くなかった同僚へのメッセージの定番は「感謝」

例え、仲が良くなかったとしても最後の別れの時には気持ちよく送り出してあげたいですよね。

当たり障りのないメッセージの定番といえば「感謝」。

「今までありがとうございました」のみではなんとも味気ないので、一緒に働いた年数や一緒に仕事をした内容なども含めて、少しだけ特別感を出すようにしましょう。

かといって、嘘や適当なことを書いても仕方ありません。

そんな時は、正直に「あまりお話したことはありませんでしたが…」と前置きしてから感謝を述べてもあなたの人柄を伝えることができるでしょう。

同じ会社で働けたことや同期であったことなど、出会えたことに感謝するという気持ちを込めて書いてみましょう。

これからの姿は見ることが出来ないので「激励」

上述した「感謝」が「今までのこと」だとしたら、次に書くのは「激励」つまり「これからのこと」がいいでしょう。

退職し、その後の活動について耳にしているのであれば「○○の業界にいっても頑張ってください」と添えたり、今後のことを公表していないのであれば無難に「お身体に気をつけて楽しい日々を過ごしてください」と相手を思う気持ちを書いてみましょう。

「これからのこと」として、仲が良くなかったが話して見たかったという気持ちがあれば「今度○○(転職する業界)について聞いてみたいので飲みにいきましょう」や「縁があれば話を聞いてみたいです」といった職場を出てからのつながりを感じさせるようなメッセージも好感が持てるでしょう。

決して、「みんなが辞めたいと思っているのに先陣きって辞めやがって」などといった、会社を去ることに対して非難したり、マイナスな感情をこめたメッセージは控えましょう。

一番心に響くのは、なんといっても「共通の思い出」

仲が良くなかったとはいえ、同じ会社、同僚であれば何かしら一緒に仕事をしたことがあるはずです。

「あの時の企画は、うまくいって楽しかったね」「○○さんがいたから、あの時の仕事が成功しましたね」といったいいエピソードを書きましょう。

もしくは、同期会や社内パーティーなどの飲み会の席などで、少し話をしたことなどでも、十分な思い出話になります。

寄せ書きだからこそ、簡潔に書くので詳しい内容まで書かずとも、読んだ相手が「あぁ、そんなこともあったなぁ」と思ってくれれば、それは素敵なメッセージになるでしょう。

どうしても共通の思い出が出てこないのであれば、社内で聞いたことのある話や印象を踏まえて、「いつも元気な○○さんがいなくなると、社内が寂しくなります」「○○さんのおかげで、みんな楽しく仕事ができましたよ」「誰よりも真剣に仕事をしていた○○は、同期の星だった」と、あなたも周りの人も思っていたというメッセージを贈られたら、同僚も悪い気はしないでしょう。

寄せ書きで書いてはいけないNGワード

何気なく書いたつもりが縁起の悪い言葉であっては、社会人としての立場が危ぶまれます。

寄せ書きは退職時のみならず、出産祝いや結婚祝いなどでも贈ることがあるので、言葉には十分注意しましょう。

退職の場合には、「落ちる•失う•燃え尽きる•倒れる」結婚祝いの場合には、「帰る•去る•飽きる•終える•破れる」出産祝いの場合には、「落ちる•流れる•絶える•消える」以上のマイナスな言葉は避けましょう。

また、順番に書いていくと自分が書こうとしていたメッセージを誰かが先に書いていたり、他の人と同じメッセージになってしまう可能性が必ずでてきます。

基本的に、メッセージが重複しても問題はありませんが、最初から最後まで、まるでコピペでもしたような全く同じ文章は控えましょう。

少しでも自分らしさを伝えれば、贈られた相手も嬉しいはずです。

仲が良くなくとも寄せ書きはきちんとしよう

仲が良くなかったとはいっても、会社を去る時くらいは気持ちよく去れるように心遣いをするのも社会人のマナーかもしれません。

いつか自分の会社を去る時にどんなメッセージを貰いたいか、少しだけ想像力をふくらませば、きっと素敵な寄せ書きができあがることでしょう。

 

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