洞察力を鍛える方法5つ。物事の本質を捉えよう

洞察力とは、物事の本質やありようを見抜き、原因や奥底にあるものを推察する能力です。

日常の中で、洞察力を鍛えるにはどのような方法があるでしょうか。

推理小説を読む

推理小説は、その名の通り事件が起き、その犯人を推理していく過程が小説になっています。

物語を読み進め、いくつかのヒントから犯人が誰かを考えていくことは、事件の発端などの原因について考える行為です。

まさしく物事について、根底にあるものを見つめていくことになるので、自然と洞察力が鍛えられていきます。

なかなか日常の中では生じないような事件が、小説の中では多々起きますので、クイズのような感覚で事件の本質について考えることができます。

現在、たくさんのミステリー小説が出版されていますので、自分が興味がある作品から読み始めると良いでしょう。

物事の本質を見極めるには、色々な価値観を理解する訓練も必要ですので、そのために読書をすることは、洞察力の鍛錬になります。

TVや新聞のニュースを見て、ニュースの本質について考える

最近はやや情報過多気味ともいえるほど、TVや新聞、インターネット上でニュースが蔓延しています。

すべてのニュースに目を通していては、やや混乱してしまうほどです。

そのような時代だからこそ、洞察力を鍛え、情報の取捨選択ができる力が求められます。

何か事件や出来事がが発生した際、報道を見て、原因や過程について筋道を立てて考え、冷静に解決方法や結果を推察していくのも、洞察力を鍛えます。

報道の中には、誤ったものも流れてきたり、また、インターネットでは一つのニュースに対して、世論が偏った方向に向かっているのが散見されます。

そういった傾向を分析し、本当はどうなのだろう?と考えてみるとよいでしょう。

洞察力が鍛錬されてくると、いき過ぎた報道の真偽や、感情論だけの世論に対しても冷静に分析できるようになります。

本物の美術品や骨董などを鑑賞する

表面上だけの美しさだけではなく、質素な物でも「本当に良い品物、価値が高い品物」を見ることで、品物にある歴史的背景や物を見極める方法を学ぶことができます。

美術館などで、有名な美術品や絵画、骨董を鑑賞し、その展示品の説明文などをしっかり読むことで、良いものを見極める洞察力が鍛えられます。

美術品や骨董の関係は、TVなどでも、本物か贋作か見極める番組などがやっていますので、そういうものを見てみるのも一つです。

多くの物を鑑賞するうちに、作家の癖や「本物である特徴」についての知識なども習得でき、物の奥底にある深みが理解できるようになります。

単に見て観察するのではなく、さらにその先を理解する洞察力が身につきます。

観察力を鍛える

洞察力を鍛えるには、まず物事をよく観察できる観察眼を持つことが条件になってきます。

観察力を鍛えるには、間違い探しなど、二つの絵を比較して違いを見つけるものなど、物をよく観察することが求められるクイズにチャレンジするのも一つの方法です。

TVのクイズ番組などでは、最近絵がだんだん変化していき、どこが変化したかを当てるクイズがありますが、そういったものも観察力を鍛えるには良い問題です。

観察する力を持つと、物事を見極めるための情報を的確に把握することができます。

ただ、観察をする際に、あまりに多くの情報を得てしまうと、混乱してしまいますので、本質を知るためにはいらない情報を整理できる能力も必要になります。

間違い探しをしていて、なかなか間違いが見つからない場合、そういった解決済みの部分にばかり着目していたりなど、余計な情報にとらわれている場合があります。

まだ見えてない情報や、不必要な情報を整理することで、洞察力が鍛えられます。

雑誌やインターネット上の悩み相談の事例に目を向けてみる

家族内でのケンカや隣人トラブル、裁判沙汰など、悩み相談のコーナーには様々な日常での問題が寄せられています。

そのようなものに目を通し、問題の原因や解決方法を探ることは、洞察力の鍛錬にとても効果的です。

洞察力のある人は、自分と異なる価値観を持つ人の気持ちも理解できるようになります。

自分とは一見無縁のような悩みにあえて目を通し考えることで、自分が思いもよらなかった感情について考えることができます。

また、専門家などが回答をしていたら、その回答についても目を通してみましょう。

その道のプロの人の回答というのは、物事の本質を見極めるためのヒントやコツがたくさんつまっています。

洞察力を鍛えよう

洞察力の鍛錬には、物をしっかり観察する力を身に着け、それについて情報を整理し、本質を見極めていくことを日常で行っていく必要があります。

本、新聞、インターネット、TVなどを通じて鍛錬したり、また、日常で生じた問題についても、表面だけではない奥底にあるものを見極めるよう、常に意識しましょう。

 

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