人の何気ない仕草や行動には思いもよらない心理が隠されているものです。
それでは話をしているときに、しょっちゅうエリを触る癖がある人はどのような心理や特徴があるのでしょうか。
今回はそんなエリを触る癖がある人の心理をご紹介します。
強い不安や緊張を感じている
手首と足首、そして首は人間の中でも特に心理が現れやすい場所と言われています。
特に首は気管や血管など非常に身体にとって重要なものが集中している場所。
また、首は皮膚が薄く血管との距離が近いため、体温のコントロールを行う上でも非常に重要です。
冬の寒いときにマフラーを一枚巻くだけでもずいぶん温かくなるのはそのため。
もしエリを何度も触っている場合には、強い緊張や不安を感じていて、その場所を本能的に守りたいと思っている可能性があります。
また緊張や不安を感じると人間の身体はできるだけ動きやすくしようと体温を上げるため、実際に「暑い」と感じることもあります。
もし首の部分にぴったりとした服装の場合、エリを触る仕草はその部分を守りたい、または首のあたりを緩めてリラックスしたいという無意識の願望が現れている場合があります。
特に男性の場合には、ネクタイなどで首を絞めつけている状態が多いので、もし結び目やエリに何度も手を当てる人は、強い緊張や不安の状態にあると言えるでしょう。
相手に対して好意を抱いている
もし異性と向かい合っているときに何度もエリを触る場合には、相手に対して強い興味や好意を抱いている場合があります。
というのも、エリは相手と向かい合った場合にまず目に入る場所です。
同時に乱れているかどうかが非常に気になる場所でもあります。
そのため、できるだけきちんとしたい、相手にきちんとしていると思われたいといった心理が表に現れて、無意識のうちにエリを触ってしまうことがあります。
また、エリは身につけているものを脱ぐときに最初に手を掛ける場所。
男性の場合にはネクタイ、女性の場合にはシャツのボタンを外すという行動を意味しています。
そうやって相手からの注目を集めたいという気持ちを抱いたときにエリを触ることがあります。
また、好きな相手と一緒に時間を過ごしているけれど、これからどうしていいかわからないという混乱や緊張を表している仕草でもあります。
自分を大きく見せたい
男性で、ネクタイをしていない場合にしきりとエリを直す人の場合には、自分を本来の姿よりも大きく立派に見せたいという願望が潜んでいることがあります。
もともと洋服にエリが取り付けられるようになった理由には実用的なものではなく、装飾が大きな目的だったということもあり、エリは「着飾る」ということを象徴しているパーツです。
またエリを大きく見せることで、他人に対して強い印象や自分を権威づけすることにもつながります。
それは昔の国王などの権力者の肖像画を見た場合、非常に大きなエリや、首回りに様々な装飾が施されていることからも一目瞭然。
人間だけでなく、エリマキトカゲなども相手を威嚇して自分が上位に立ちたいという場合にはエリを大きく広げるなどの行動を取ります。
そのため、自分のエリを立てたり整えたりといった行動には、相手に対して自分を立派に見せたい、相手よりも上に立ちたいという願望が潜んでいると考えることができます。
オシャレに見られたい
スーツなどを着用していない場合には、エリを触ることでオシャレに見せたいという願いが現れていることもあります。
男性や女性を問わず、大きなエリの服を着ていたり、エリを立てたりしている人を見かけますが、これは大きなエリを顔の近くに置くことで小顔効果を狙っていることもあります。
また大きなエリの服を着ていると視線がそちらに集まるため、本当の身長よりも背が高く見えることもあります。
さらにコートなどを着用している場合には、映画やドラマの影響などでエリを立ててきている人を見かけることもあります。
頻繁にエリを触る人には、自分をオシャレに見せたいという希望が込められていることもあります。
リフレッシュしたい
男女を問わず、喉は人間の健康状態を表している部分です。
もしもよくエリを触る人は自分の健康状態に不安を覚えている可能性もあります。
特に仕事などで強いストレスを抱えていると、首を回したりしてリフレッシュしようとする場合がありますが、人の目がある場所ではなかなか首や頭を回して気分転換を図ることができません。
そのため、エリを触ることで首や頭を回る行為の代わりを行おうとしています。
エリを軽く触るのではなく、手で押さえたり、長時間手を触れ続けたりといった触り方をする人の場合には、肉体的精神的に非常に疲労を感じていて、それを何とかしたいという気持ちの表れだということもできます。
エリを触る人の心理を知ろう
ちょっとした仕草にも表れてしまう人間の心理です。
特にエリには様々な意味があり、服装や触り方によっても別の心理が見えてきてしまう場所です。
もし誰かと話しているときに相手の気持ちを知りたいと思ったらエリに注目してみるのもいいかもしれませんね。
「エリを触る癖がある人の心理とは」への感想コメント一覧
エリを触るという行動に、そういう意味があったとは面白いです。私は不安を感じたときにエリを触ってるかもしれないと思い出しました。自分を落ち着かせているんでしょうかね。
一番大事なのは、相手がどの程度エリを正すかを知っておくことです。
ひとによっては、エリを正すのがクセになってしまっている人も
いらっしゃるので、一概に決め付けることは不可能です。
なので、もしこれを実践しようとしている人
近くにそういう人がいるならば、相手はくせで行っているのか?
緊張からくる行動なのかを
しっかりと見極めることが重要です。
いわゆる、平均値からの乖離を求めましょう。
メンタリズム勉強中の身分ですが、
この文が誰かの役に立つことを願います。
私も襟を触る癖があるので、拝見させていただきました。
心理的な面では、いろんな分類ができるという点に発見がありました。
私の場合、単純にカッターシャツの襟の先端部は尖っているため、触る(指で押す)と若干の刺激があるので気持ちいいから触っていたように思います。同様に枕でも中に刺激が得れそうなものが入っていれば触ってしまうことがあります。
心理学は無意識も含まれているように思うので、自分自身でも答え合わせが難しいですね。