髪の毛を抜く行為をする癖がある人の心理とは

今、無意識のうちに髪の毛を抜いてしまうという癖に悩んでいる人が多いと言われています。

自分でも気づかないうちにたくさんの髪の毛を抜いてしまい、我に返った時に「またやってしまった」と苦しむようになってしまうようです。

では、なぜ無意識的に髪の毛を抜いてしまうのでしょうか。

その心理や特徴をまとめました。

心の中に、やり場のない不安感を抱えている

髪の毛を抜く癖を持っている人の多くは、心の中にいつも不安感を抱えています。

そして、その不安感をどうして良いかわからず、途方に暮れた状態が慢性的に続いてしまいます。

この状態を解消しようとして、無意識的に髪の毛を抜いてしまうようになります。

なぜ髪の毛を抜くと不安が解消されるのかというと、髪の毛を抜くという行為を行うことで、頭部に痛みを感じるためです。

それによって「自分は今ここに生きている」という実感を得ることができるのです。

心に常に不安を抱えていると「自分が今生きているかどうか」という実感すら得られなくなります。

しかし、髪の毛を抜いて痛い思いをすることで「自分は生きている」ということを確認し、それによって安心感が得られるのです。

彼らの内面は、体に痛みを感じることでしか安心感を感じられない状態であるため「全く地に足がついていない状態」であると言えるでしょう。

しかし、自分を傷つけない方法で冷静さと安心感を取り戻せるように努力しない限り、この癖を治すのは難しいと言えます。

溜め込んだストレスが限界に達してしまっている

心に大きなストレスを溜め込んでいる時も「髪の毛を抜く」という癖が顔を出しやすくなります。

特に、限界までストレスを溜め込んでしまうと、無意識的に大量の髪の毛を抜いてしまうこともあるため、注意が必要です。

髪の毛を抜くと、何かが剥がれ落ちたような気分になって、落ち込んだ気持ちが少しスッキリすると言われています。

しかし、これはほんの一時だけのものです。

またすぐにネガティブな気持ちが戻ってくるため、それをスッキリさせようとして、再び髪の毛を抜くようになってしまいます。

このように、ストレスを溜め込むと「スッキリしたい」というすがりつくような思いから、何度も髪の毛を抜くという行為を繰り返すようになるようです。

この場合、早急に心と体を休め、他の健康的な方法でストレスを解消していく必要があります。

ストレスが解消されない限り、髪の毛を抜くという行為はダラダラ続いてしまいます。

漠然とした不満がある

髪の毛を抜く癖を持っている人は、心の中に漠然とした不満を抱えていることが多くなります。

しかし、本人たちは、具体的に何が不満なのかがわかりません。

更に、心の中に常に存在している不満を、どのような形で解消していったら良いかという対処法も知りません。

このように、やり場のない悶々とした精神状態が「髪の毛を抜く」という行為に走らせてしまいます。

「髪の毛を抜く」という行為は、自分を傷つける行為です。

心が悶々としてネガティブな状態にある時、自分を傷つける行為をすると、ある種の興奮を味わうことができると言われています。

もちろん、この興奮は「悪い意味での興奮」ですが、閉鎖的な精神状態が続く時、人はこのような興奮に快感をおぼえてしまうようです。

その結果「少しでも快感を味わって、一時的でも良いからスッキリしたい」という思いで、髪の毛を抜く癖がやめられなくなってしまいます。

この場合、1度自分自身とじっくり向き合い、不満の原因になっている事柄をきちんと探っていく必要があります。

不満の原因が具体化されないと、適切な対処法が見つからないため、いつまで経ってもこの癖を治すことができません。

孤独感を抱えており「自分を理解してほしい」という思いがある

常に孤独感を抱えている人は、髪の毛を抜くという行為がやめられません。

このタイプの人は「誰も自分を理解してくれない」という寂しさが募り過ぎて、心を閉ざしてしまっています。

その欲求不満が、彼らを「髪の毛を抜く」という行為に走らせてしまっています。

彼らは心を閉ざしつつも「自分を理解してほしい」という思いを持ち続けています。

そのため、人の気を引くために髪の毛を抜くという行為を行ってしまうこともあります。

髪の毛を抜くという行為は、大半の人から見ると「尋常ではない行為」というイメージを持った行為です。

それをあえて行うことで、自分に目を向けさせ、自分を心配してほしいと考えているのです。

精神的な病気が原因で髪の毛を抜くこともある

髪の毛を抜くという癖をやめられない人の中には、病気が原因であるという例もあります。

この病気は、極度のストレスが原因で起きる病気です。

この病気を発症すると、無意識的に髪を抜くだけでなく「ハッキリした意識の元であっても髪を抜いてしまう」という症状も起きてしまいます。

つまり、髪の毛を抜いていることを、しっかり自分でも自覚しています。

しかし、その行為を自力でやめることができず、最終的には、まつ毛や体の毛まで抜いてしまうようになることもあります。

この場合、自分の意志だけで治すことは難しいため、早急に病院を受診することが必要です。

髪の毛を抜く行為をする心理を知ろう

髪の毛を抜くという行為が癖になっている人は、心のどこかに不安や不満寂しさなどのネガティブな思いを抱えていることがほとんどです。

その気持ちを「髪の毛を抜く」という行為による刺激でスッキリさせたいという思いが潜在的に存在するため、このような行為に走ってしまいます。

しかし、放っておくと、抜いた箇所に髪の毛が生えなくなってしまう結果になる場合もあります。

ネガティブな気持ちが増幅して起きた精神的な病気が原因で、髪の毛を抜いてしまっているということも考えられます。

そのため「髪の毛を抜く癖が長い間やめられない」という場合は、できるだけ早く専門の病院に相談することをオススメします。

 

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