辛いことがあった時に、不幸自慢をしてしまうこともあるでしょう。
あまりしないほうが良いとはわかっていても、我慢できないときもありますよね。
では、このような状況では、どんな心理が働いているのでしょうか。
今回は、不幸自慢をしてくる人の心理をご紹介します。
悲しみをわかってもらいたい
不幸自慢をしてくる人の心理として、悲しみをわかってもらいたいと考えています。
不幸な時にはどうしようもないと思ってしまう事が多く、その対処もどうしていいかわからない場面が多くあります。
そのため、とりあえず話を誰かに聞いてもらい、悲しみをわかってもらおうとしています。
このような場合には自分の悲しみに対して同情してもらいたい場合もあれば、解決して欲しいときもあることでしょう。
このことは一概にはいえず、人によって様々であるといえます。
しかし、根底には悲しみをわかってもらいたいという気持ちがあり、自分が何に苦しんでいるのか、どのように感じているのかを、誰かに聞いてもらいたいのです。
このように、不幸自慢をしてくる人の心理としては、悲しみをわかってもらいたい気持ちがあります。
自分が不幸だと実感したい
不幸自慢をしてくる人の心理として、自分が不幸だと実感したいと考えています。
自分が不幸だと他の人に語りかけ、そのことに対して反応をもらうことで、やはり自分は不幸なんだ、しんどい状況でも頑張っているんだと肯定したいためです。
そのため、このような時には相手に同情してもらいたい、励ましてもらいたいという気持ちが強く、自分が不幸であることを他の人の反応から確立しようとしています。
また、このような時は、不幸じゃない、当たり前といった言葉は避けましょう。
不幸自慢をしたい人を否定することはケンカになりやすく、良いことではありません。
わざわざ不幸を自慢をしてくるには理由があり、相手に知ってほしいと言う気持ちがあります。
このように、不幸自慢をしてくる人は自分が不幸であると実感したく、他の人の承認によって、不幸であることを認めようとします。
他の人の不幸話も聞きたい
不幸自慢をしてくる人の心理として、他の人の不幸話も聞きたいと感じています。
このようなタイプの人は、自分だけが不幸ではないと思いたいので、他の人の不幸話も聞くことで、みんな辛い思いをしているのだと思い込みたいのです。
そのため、まずは自分の不幸話をし、相手の不幸話を聞くことで、自分一人が辛いわけじゃないのだと考えを新たにしようと考えています。
また、このようなタイプの人は、自分以上に不幸な人を探している場合もあります。
もっと不幸な人がいることで、自分はまだましだと考えるようにしたいのです。
自分より不幸な人がいることで、自分はまだ大丈夫と考える場合や、自分より不幸な人を小馬鹿にする場合など反応は様々ではありますが、とにかく不幸な人を探しています。
そのため、不幸自慢をしてくるのであり、自分より更に不幸な人を求めているのです。
不幸な自分を大事にして欲しい
不幸自慢をしてくる人の特徴として、不幸な自分を大事にして欲しいと考えています。
俗に言う構ってちゃんに近いところがあり、自分は不幸だから優しくして欲しい、慰めたり励まして欲しいなどと考えているのです。
そのため、わざわざ自分の不幸を周囲の人に言うのであり、不幸自慢をすることで、周りの人たちが自分に優しくなることを期待しています。
また、このような人に多いのが、大した不幸ではないことです。
ほんとうにちょっとしたことを大げさな不幸が如く誇張し、自分はとても大変な状況で苦しんでいることをアピールしています。
しかし、実際は大したことがないのですが、不幸であると優しくしてもらえると思っているので、わざわざ不幸自慢をしてしまいます。
笑い話に変えたい
不幸自慢をしてくる人の特徴として、笑い話に変えたいと考えています。
不幸な時こそ前向きに行こうと考えており、不幸を笑い話にしたいのです。
そのため、こんな大変なことがあったと不幸自慢をすることで、自分は立ち直ることが出来ていると思い込もうとしています。
そのため、他の人に不幸自慢はしますが、暗くはなく、むしろこんな事があったんだけどね、くらいの話で終わってしまうことでしょう。
このように、不幸自慢をする人の中には、立ち直るために笑い話に変えたい人もいるのです。
不幸自慢をする人の心理を知ろう
不幸自慢をしてくる人の特徴として、多いのが周囲に優しくしてもらいたい人です。
不幸な自分に優しく接してほしいと考えているので、わざわざ不幸自慢をしてしまいます。
このように不幸であることをアピールすると、大抵の人は優しくしてくれることでしょう。
不幸自慢をする人の多くはこのように考えており、不幸をアピールすることで、周囲の人の注目を浴び、大事にされたいと考えているのです。
「不幸自慢をしてくる人の心理とは?なぜ不幸アピールをしたがるのか」への感想コメント一覧
不幸自慢。こういう言葉を初めて見ました。他人に聞いてもらいたい不幸は、そんなに深刻ではないのかな、なんて思いながら読ませていだだきました。私ならですか、本当に本当に不幸な話は、他人に知られたくありません。
今回の記事は、自分にまさにそういう傾向があるので、「そうそう!」と凄く共感してしまいました。
不幸自慢…ですか。本当に苦しいことを貯めていては心が死にそうになるんですが、それを言うとダメなんですね。
まあ確かに愚痴ばかりの人は嫌だと思うので、ひたすら我慢するしかないんですね…。
不幸はカタチにすれば、なおさら心に焼き付いて忘れられなくなる。
言ったり、文字にしたりな。
我慢とかじゃなく、不幸に対する見方を変えてしまえばいい。
「こんな事があったけど、そんな日もある」とか「むしろこうなって、せいせいした」とか心や言葉で認識させると、グッとフシギに楽になれる。
闘牛を受け止めることはできなくても、布を上手く使えば受け流すことはできるって感じだな。不幸を始めとしたストレスにぶつかったり、受け入れたり、我慢するんじゃなく、それを受け流せばいい。苦しいことは忘れられるに越したことはねーだろ。