ファスナーをいじる癖がある人の心理とは

スカートやズボンなど、着るものに欠かせないものといえばファスナーです。

でもときどきファスナーをいじる癖がある人を見かけます。

ファスナーをいじる癖がある人には、どのような心理や特徴があるのでしょうか。

ファスナーが開いていて恥ずかしい思いをしたことがある

ファスナーをいじる癖がある人の中で、もっとも多いのがこのタイプです。

以前、ファスナーが開きっぱなしだった、それを人に指摘されたことがあるなど、恥ずかしい思いをしたことがある人はつい何度もファスナーを確かめてしまい、それが癖になってしまうというパターンです。

ただし、このタイプの中でも実はふたつの種類が存在します。

ひとつは「忘れっぽい人」です。

このタイプの人は、ファスナーに限らず、細かいことをいろいろと忘れてしまいがち。

家を出る時に財布や携帯を忘れてしまったとか、部屋の鍵を失くしてしまったなど、いままでに何度もうっかりして大変なことになった経験があるため、自分がミスしていないかしょっちゅう確かめることが必要だと考えています。

もうひとつのタイプは、それが強迫観念になってしまった人です。

これは家を出たあと、鍵を掛けたか、ガスの火が消えたかなどが心配になってじっとしていられなくなってしまうような人です。

ほとんどの人は不安になったとしてもすぐに忘れてしまうか、別のことに意識が向かってしまうため大きなトラブルにはなりません。

しかし何度確認しても気になって仕方がないということになると日常生活にも支障をきたすようになります。

これは単に心配性というだけでは片づけられません。

もしファスナーを何度も触ってそのたびに心の底からほっとしているようであれば、強迫観念を抱きやすいタイプと言えるでしょう。

強いストレスにさらされている

ファスナーをずっといじっている人は、もしかすると強いストレスにさらされているかもしれません。

このタイプの人がファスナーをいじる理由は、しまっているかどうか確認したいというよりも、しまっていることを確認してほっとしたいという理由がまさっています。

きちんとファスナーがしまっているとほっと安心できるということを脳が学習してしまい、安心を得たいためにファスナーを触り続けてしまうというタイプです。

本当はストレス解消をできれば一番いいのですが、適当な方法も見つからず、また日常的にストレス解消する方法を求めているため、結果としてファスナーをいじり続けてしまいます。

このタイプの人には、自分の着ている服だけでなく、布団カバーや枕カバーのファスナーを触ってしまうという人もいます。

子供のころに何気なく布団や枕のカバーを触っていてゆっくり眠った記憶が頭に残っているため「ファスナー=気持ちいいもの」という図式が頭の中に出来上がってしまっているためです。

一緒にいる人に不安を感じている

ファスナーに限らず、着ている衣服の端や、服についているボタンなどを常に触っている人の中には一緒にいる人や話をしている人に対して緊張や不安を抱いていることが少なくありません。

例えば初対面の相手や、目上の人に接しているときにはその緊張や不安を和らげるため、自分の衣服を触ってしまいます。

衣服を触るということは自分の存在を再確認し、気持ちの安定を図りたいという心理の表れです。

子供がなにか言いたいことがあるのに言い出せないときに、もじもじしていることがよくありますが、ファスナーを触る人は子どものように不安な心理になっていると言えるかもしれません。

欲求不満である

ファスナーというのは、スカートやズボンなど本来見られたくない場所を守るもの。

それを触るということは、大切な場所を守りたいという心理と同時に、大切なものを人に見せたい、本当の自分の気持ちや欲求をぶちまけてしまいたいという心理の表れでもあります。

またファスナーは性的なものの象徴とも考えられ、常になにかの欲求を我慢しているということも考えられます。

このタイプの人の多くは自分がファスナーをいじっていることに気づいていません。

もしその癖を指摘したときに、本人にまったく自覚がない場合には、欲求不満が高まっている状態にあると言えるでしょう。

コンプレックスのあらわれ

ファスナーをさわる仕草には、強いコンプレックスが現れていることがあります。

弱い自分を認めたくない、もっと強い自分でいたいなど理想と現実に大きな隔たりがある場合、無意識に硬いものや尖ったものを触りたくなることがあり、身につけているものの中で一番硬い、金属で出来ているファスナーに手が伸びてしまいます。

この場合には、触り続けるのがスカートやズボンのファスナーに限らず、上着についているファスナーにも手が伸びることがあります。

ファスナーをいじる癖がある人の心理を知ろう

人の癖には様々なものがありますが、ファスナーをいじり続ける癖にもなにかしらの心理状態や性格的な特徴があります。

もし親しい人が急にファスナーを触り出したら、なにかを訴えているサインかもしれませんね。

 

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