一緒にいる人が、いつの間にかお腹をさすっていたら、どこか具合が悪いのではないかと心配になります。
しかし、それが「癖」なのだとしたら、心の中にはどういう思いがあるのか知りたくなるでしょう。
お腹をさする癖がある人の心理や特徴を理解できれば、その人のことをもっと理解してサポートしてあげることができるでしょう。
今話している話題に「不安や恐怖」を感じている
お腹をさする癖がある人の心理や特徴には「不安」な気持ちがあります。
今までお腹をさすっていなかったのに、急にさすり出したら、今はなしている話題を嫌だと思ったり、恐怖を感じているのです。
これまで普通にしていたのに、急にその人がお腹をさすりだしたら、何かに対してマイナスなことを感じた証拠です。
そのことを聞いたために、心にストレスがかかってしまい、身体を守ろうとしています。
お腹の中には、様々な内蔵が収められています。
そしてお腹の肉は柔らかく、何か衝撃を受けたりすると、そのままダメージが体の中まで伝わってしまう、弱い部分でもあります。
そういう部分を急にさすり出したら、心に不安感を持ってしまったと言えるでしょう。
人の悪口やショックな事故の話などをしていたら、まさにその話題が相手にダメージを与えているのです。
そういう時には、もっと楽しい話をするようにして、気持ちを明るく保つようにしましょう。
自信がなくていつも何かに怯えていたりする
お腹をさする癖がある人の心理や特徴にあるのが「怯え」です。
自分に自信がなくて、いつも何かに対してびくびくしている人は、ついお腹をさすってしまいます。
気が弱くて言いたいことも言えないような人というのは、周りの人の様子を伺っています。
そして誰かが大きな声を出しただけで、ビクッとしてしまうこともあるでしょう。
悪いことをしたわけでもないのに、自分に自信がないがために、責められているような気分になってしまいます。
何かをするたびに「相手の機嫌を損ねてしまうのではないか」と怯えてしまって、その怖さを少しでも緩和しようとして、ついお腹をさすってしまいます。
気が弱い人、そして自信がない人は、いつでも何かを心配したり怯えています。
そういう気持ちがあるから、特に具合が悪いわけでもないのに、お腹をさすってしまい、身体のの弱い部分を守ろうとするのでしょう。
いつもより疲れていて「休みたい」と思っている
お腹をさする癖がある人の心理や特徴には「休みたい」という思いが潜んでいたりします。
いつもより疲れていて、何とか身体を横たえたいというような時に、人はおなかをさすってしまうのでしょう。
いつもより疲れていると、自然と身体を丸くしたくなります。
背中を丸めて膝を抱えて、小さくなっていたいのです。
ただ、自分の家ならともかく、外で体を丸めて休むことはできません。
それで仕方がないので、お腹をさすって、疲れを取ろうとしています。
「ハンドパワー」という言葉がありますが、手のひらを弱っているところに当てるだけで、随分と癒させることがあります。
「何となくダルい」とか「何だか心身ともに疲れている」というような時、だれでもお腹に手を当てて、さすっていたくなるのでしょう。
何かに対して「我慢」している
お腹をさする癖がある人の心理や特徴の中には「我慢」を抱え込んでいるということがあります。
大きなストレスを受けたり、自分の思うようにいかなかった時に、不満や怒りをグッとこらえてしまうことがあります。
その気持ちを何とかなくそうとして、お腹をさすろうとします。
お腹をさすることによって、身体の一番弱い部分をかばおうとしています。
心の中に積もった怒りを開放して、身体をリラックスさせてあげたいと、無意識のうちに思っているのでしょう。
そういう気持ちが、お腹をさするという行為につながっています。
我慢している現状を変えることはできなくても、気持ちだけは楽にすることができます。
その効果を知らず知らずのうちに感じていて、そのため、お腹をさすろうとします。
我慢している気持ちは、本当は解き放ってしまえばいいのですが、なかなかそうはいかないこともあります。
そういう時にこそ、お腹をさすってあげましょう。
そうすれば、気持ちだけでも負担を減らすことができます。
実は「太り過ぎ」を気にしている
お腹をさする癖がある人の心理や特徴の一つにあるのが「太り過ぎ」を気にしているということです。
ポッコリとしたお腹が気になって、ついさすってしまうのでしょう。
お腹が出ていたりすると、普段は忘れているようでも、ふとした時に、仕草に出てしまいます。
「お腹が膨らんでいるな~」と思ってしまい、そっとさすってしまいます。
自分ではそんなに年がら年中さすっているつもりはないのですが、無意識のうちに「お腹が出ている」と思っていて、本当は何とかしたいので、ついお腹に手が伸びてさすってしまいます。
気にしない方がいいと言ってあげても、本人はもともと「気にしている」とは思っていません。
ただ、深層心理の中にある「太っている」という思いが、いつの間にか手を動かしているのでしょう。
お腹をさする癖がある人の心理や性格を知ろう
お腹をさする癖がある人の心理や特徴には、本当に色々なものがあります。
そしてお腹をさすっていることに、当の本人が気が付いていないということもあります。
不思議なもので、人の行動というのは、ここまで気持ちを反映してしまいます。
そばにいる人がお腹をさすっていたら、どこか不調なところがないか、そっと聞いてあげるようにしてあげましょう。
「お腹をさする癖がある人の心理や特徴とは」への感想コメント一覧
私もたまに人と話しているときに、お腹を触ることがありますが、ストレスがかかっていると知れて、参考になりました。そういうときは、その話題を切り上げて、違う話に持っていこうと思います。