世の中には、「いってきます」「ただいま」といった挨拶をまったく家族にしないという夫も多いと言われています。
彼らはなぜ、出掛ける時や帰宅時に挨拶をしないのでしょうか。
そこで「いってきます」「ただいま」を言わない夫の心理についてご紹介します。
体が疲れていて、挨拶をするのが面倒だと思っている
夫が「いってきます」「ただいま」を言わない理由として最も多いのが「体が疲れている」というものです。
連日の疲労が極限状態まで達してしまうと、人は心に余裕をなくします。
その結果「大人であれば、するのが常識である」と思われている挨拶すらも面倒に感じてしまい、いつしか黙って出掛け、黙って帰宅するようになってしまいます。
疲れが限界に達してしまうと「口を開いて言葉を発する」という行為すら、つらいと感じてしまうようになります。
この段階まで来てしまうと「挨拶をしなければいけないという気持ちはあるけれど、体が言うことを聞かなくて挨拶すらできない」という状態になってしまうこともあります。
このような状態になっている場合は、健康を害するのも時間の問題です。
そのため、早急に心と体を十分に休める必要があります。
わざわざ家族に挨拶をするということに対して、照れを感じる
「いってきます」「ただいま」を言わない夫は、どちらかと言うと、恥ずかしがり屋であることが多くなります。
そのため、出掛ける度、帰宅する度にわざわざ家族に挨拶をするという行為に照れを感じてしまいます。
わざわざ口に出して挨拶をしなくても、家族であれば、出掛けることや帰宅したことくらいわかるだろうというのが、彼らの言い分です。
そして「挨拶などしなくても、そのくらいわかってほしい」という家族に対する甘えも、同時に存在しています。
このタイプの男性は「いってきます」「ただいま」の挨拶だけに限らず、普段から口数が少ないという特徴があります。
自分の思いを、わざわざ言葉に出して伝えるという行為に慣れておらず、ついつい言葉足らずになってしまいます。
決して彼らに悪意はありませんが、そのことが原因で、しばしば家族と衝突してしまうということもあります。
普段から家族間のコミュニケーションが取れておらず、今更どう挨拶して良いかわからない
普段から家族の間で十分なコミュニケーションが取れていない家庭においては、夫が「いってきます」「ただいま」の挨拶をしない傾向が高いようです。
この場合は、毎日の生活の中で、家族同士がきちんと会話をするという習慣がなく、その延長線上で、挨拶もなくなるという状態になります。
言ってみれば、このタイプの家庭は「挨拶や会話がないことが当たり前」という生活が何年も続いているということです。
これでは、夫が「いきなり挨拶をすることを要求されても、今更どうして良いかわからない」という状態になるのも無理はありません。
その結果、出掛ける時も帰宅した時も、一切挨拶をしなくなってしまいます。
挨拶や日常会話は、家族同士が最初から意識的に習慣化しないと、スムーズに言葉が出て来なくなります。
長年会話や挨拶をしないことが当たり前になっている家庭においては、ある日突然「お互いきちんと挨拶をしましょう」などと言われても、夫側はどうして良いかわからなくなってしまいます。
家族間にわだかまりがあり、家族に挨拶すらもしたくないと思っている
家庭内の人間関係が上手くいっていないと、夫が「いってきます」「ただいま」の挨拶をしなくなります。
この場合、家庭内のわだかまりが夫にとってのストレスになっており、夫が「家族と言葉を交わすのも顔を合わせるのも嫌だ」という気持ちになってしまっているということが考えられます。
そのため、夫は、日常生活の中でできるだけ家族と接しないように振る舞い始めます。
その結果、出掛ける時も帰宅した時も、家族に何も言わないという状態になってしまいます。
この場合、早急に家庭内の人間関係を修復しないと、どんどんわだかまりが大きくなります。
夫が「いってきます」「ただいま」の挨拶をしなくなったのは「家庭内の人間関係が危機的な状況になり始めた」というサインであると解釈しても良いでしょう。
「家族にも挨拶をするのは当たり前のことである」という教育を受けていない
夫が「家族という親しい関係の人間同士でも、挨拶をするのは当たり前のことである」という教育を子どもの頃に受けていない場合「いってきます」「ただいま」を言わないケースが多くなります。
挨拶の大切さを教育されないまま、長い人生を過ごしてきてしまったため、彼らは「挨拶をしないことが当たり前」という感覚になってしまっているのです。
挨拶をすることが当たり前であると考えている妻は、これを見てイライラしてしまいますが、夫には全く悪気はありません。
それどころか「いってきます」「ただいま」を言わないだけで、なぜ妻が機嫌を悪くするのかということが全くわからず、夫が途方に暮れてしまうということすらあります。
「いってきます」「ただいま」を言わない夫の心理を知ろう
「いってきます」「ただいま」を言わない夫の心理には、いくつかのタイプがあります。
しかし、そのタイプにも共通していることは「夫が挨拶をしない場合は、家族間で意識的にコミュニケーションを取るようにし、早急に意思疎通を図ることが必要である」ということです。
夫が挨拶をしなくなることで、家庭内の空気が悪くなり、最終的には家族全員がストレスを感じるようになるからです。
挨拶をしない夫を頭ごなしに責めないように配慮しつつ、なぜ挨拶をしないのか、夫の本音を聞いてみましょう。
この会話が、家庭内の人間関係を改善するためのきっかけになるかもしれません。
「「いってきます」「ただいま」を言わない夫の心理とは」への感想コメント一覧
いってらっしゃいと言えば行ってきますと返ってくるけど、自主的な挨拶のない旦那。義実家に行った時、確かに家族みんな行ってきますを言わない家族のようでした。
私の旦那も「ただいま」「いただきます」など挨拶がないタイプでした。外ではしているのに、内ではしない。どうやら一人暮らしが長くそもそもの習慣を忘れてしまっていたようだったので、こちらから声掛けするようにすると元に戻りました。
あいさつが出来ない人が一番苦手です。家族間できちんとあいさつが出来ないと、子どもの教育にも悪影響になりますよね。家族同士で爽やかにあいさつができると、1日気持ち良く過ごせて、絆も深まると思います。
結婚して50年、夫から「ただいま」「行ってきます」などの挨拶をされたことがない!です
夫の両親もない、、でした。
幼児期の段階でしつけをされて なかったようです。
可哀そうな人だ。。と思うことにしています
義母もうちに来た時にも挨拶なし。寝るときも気が付けばいなくなっていて寝ている。夫はプロポーズさえしてくれず、自分の家族に会わせることで結婚に持ち込まれました。何もかもが言葉にならない夫に何も期待しなくなりました。