自分をみんなに見て欲しい、存在をアピールしたい。
そんな欲求が強いタイプの人って、どこにでもいますよね。
男女の別なく、そんな自己顕示欲が強い人の行動には、一定の特徴があります。
今回は、そんな自己顕示欲の強い人の特徴をご紹介します。
誰の話も自分の話に持っていきたがる
複数で話していて、別な人が話題の中心になっているのに、変なところで口を挟んで、自分の話に流れを無理やり変えようとします。
特に、他の人を褒めるような話題の時には、その行動は顕著になります。
別にその点について意義があるわけでもないし、その褒められた人よりも自分の方が優れているというわけでもありません。
ただ、他の人が話題の中心になっていることが不愉快なのと、誰も自分に注目しないことに耐えられないので、こんな行動に出るのです。
もちろん、自分から人を褒めるときも、相手が謙遜して、「いや、わたしよりあなたの方がすごいじゃない」という言葉を引き出すためでしかありません。
このように、他の人を踏み台にしてでも、みんなに注目されたいという気持ちが強いのでしょうね。
周囲から見れば、自分に話を持っていきたいのが見え見えなのに、よくやるなぁと思いますよね。
SNSなどで、いいねやコメントの数が人気のバロメーターだと思っている
SNSのコメントやいいねは、現在では、友人間の大事なツールの一つです。
いいねが少なければ淋しいことは確かですが、だからといって何かするというわけではないのが普通の人の感覚ですよね。
ですが、自己顕示欲の強い人は、このいいね。
の数やコメント数のように、数値化されたものに敏感です。
だから、こんなタイプの人は、他の人がいいね。
やコメントしやすいような非日常な日記を書くことを日課としています。
そして、普段から自分の日記を見てくれる人だけでは飽き足らず、他の人の日記に無駄に思わせぶりなコメントなどをして、自分の日記に呼び込むのです。
友達申請もそうです。
軽い知り合い程度や、あまり接点の無かった昔のクラスメイトなどに申請をしまくり、友達の人数をより多く稼ぎたがります。
こうしていいねと、コメントと、友人数を必死に稼いで、自分は顔が広くて人気があるのだという気分に浸りたいのですね。
SNSのような、表面上だけだとしても友好範囲の広さが数字に表れる場は、彼らにとって絶好の自己アピールの場です。
SNSで有名人に食いついてでも目立ちたい
これもまた、SNSでの振る舞い方の特徴です。
今では、ツイッターを始めとするSNS上で、有名人に対して一般人がコメントをしやすい環境になりましたよね。
ここで本当に疑問があったり、心から応援したくて有名人にコメントをする人は少なくないと思いますが、自己顕示欲の強い人は、こんな場所も自分が目立つためのチャンスとして活用します。
例えば、炎上を呼ぶようなコメントをしたり、わざと相手に不快感を与えるような煽りを入れたりなど。
これでその的になった有名人が反応してきたら、まさに彼らの思うツボ。
有名人なら、イメージやファンの目がありますから、そんなネット上の暴漢にも、礼儀正しい対応をしてくれることが多いです。
そのコメントが、ただのイチャモンだとしてもムキになることなく謝罪するでしょう。
その相手の大人な反応を見て、芸能界(または他の業界)に一石を投じてやったという、ズレた達成感に満たされてご満悦となるのです。
自分を庶民代表の英雄だとでも思っているんでしょうか、ちょっと普通の感覚ではできない行動ですよね。
目立つためならわざと失敗することも厭わない
自己顕示欲の強い人というのは、自分が目立つためならどんなことでもしてしまうという傾向があります。
本来なら、目立つためには努力をして成果を上げて、皆の注目を集める、というのが正規のルートですが、自己顕示欲があまりに強いと、そんなことに時間をかけてはいられません。
そして、ただ目立ちたいだけで、別にプライドが高いというほどでもないために、ウケを狙ってわざと失敗したり、笑われるような行動も取ります。
小学生の頃、授業を邪魔するような発言をわざとする子が一人くらいは必ずいましたよね。
遠足前に「バナナはおやつに入りますか?」とわざと聞くような感じの子です。
そんな目立ちたがり屋の感覚を、大人になっても卒業できずにいるために、未だに人の迷惑よりも目立つことの方に気が行ってしまうのです。
それで周囲が笑ってくれたり、いじられたりすることで、自分は人気者なんだと錯覚しているのでしょう。
5.自己顕示欲が強い人のことを認めてあげる
自己顕示欲が強い人との上手な付き合い方って、どういうものでしょうか。
そういう人とうまくやっていくには、相手のことを認めてあげるようにしましょう。
それが一番の方法です。
自己顕示欲が強い人は、人から注目されたい、いつも人の和の中心にいたいという気持ちが強い人です。
常に自分を見ていてもらいたいし、構ってもらいたいのです。
そういう人は、実は心に虚しさを抱えていたりすることがあります。
自己顕示欲が強い人は、寂しい人でもあります。
そういう自己顕示欲が強い人のことを「この人の性格はこうなんだ」と認めてあげましょう。
相手が「私を見て」というときは、こちらの負担にならない程度に、注目してあげます。
「○○さんってすごいね」の、その一言で、自己顕示欲が強い人は満たされます。
たまには相手のことをうんと褒めてあげて、精神的なゆとりを持たせてあげましょう。
自己顕示欲が強い人を認めてあげれば、きっとより良い関係を築くことができます。
自己顕示欲が強い人とは二人きりで会わない
自己顕示欲が強い人との上手な付き合い方は、二人っきりでは会わないということです。
自己顕示欲が強い人と二人っきりになると、ダイレクトに相手の自己アピールを受けてしまって、ストレスが溜まってしまいます。
自己顕示欲が強い人と接するときは、何人かで会うようにするのがオススメです。
自己顕示欲が強い人の「見て見てアピール」を、皆で分け合うことができるでしょう。
もしその人が止まらなくなってしまっても、何人かが一緒なら「まあまあ」となだめることができるはずです。
自己顕示欲が強い人に対して、ぞんざいな態度をとってしまうと、逆怨みされたりすることもあります。
一対一で会ってしまうと、万が一のときに、自分に恨みが集中してしまいます。
しかし、複数の人と一緒なら、そういう相手の感情も分散されることでしょう。
自己顕示欲が強い人とは、できるだけ二人で会わない方がベターです。
そうすることで、余計なトラブルを防ぐことができます。
自己顕示欲が強い人には時間を区切って接する
自己顕示欲が強い人と上手に付き合うためには、時間を区切って接するようにすることが大切です。
いつまでもダラダラと話していると、ずっと相手の自慢話や自己アピールを聞く羽目になってしまうからです。
自己顕示欲が強い人と会った後には、別の用事を入れておきましょう。
そうすれば、話が長引きそうになっても「実は用事が」と、話を区切ることができます。
相手は名残惜しそうにするかもしれませんが、社交辞令で「また次の機会に」と言っておけば、納得してもらえるはずです。
どうしても予定がない場合は「荷物を受け取りにいく」とか「頼まれたものを買いにいく」という理由でも大丈夫です。
仕事上の相手なら、次の仕事を入れておくようにしましょう。
自己顕示欲が強い人は、いつまででも自分の話をしたがります。
そうやって自分のことを話している時間は気持ちがいいので、いつまでたってもストップが効きません。
そんな自己顕示欲が強い人につかまらないためには、時間を区切って接するようにするのが一番です。
7.自己顕示欲が強い人からさりげなく距離を置く
自己顕示欲が強い人との上手な付き合い方は、相手からさりげなく距離を置くようにするということです。
自己顕示欲が強い人は、きっと性格が変わることはありません。
少しずつ距離をとって、接点を持たないようにします。
自己顕示欲が強い人というのは、親しければ親しいほど、強く自己アピールをしてきます。
相手が嫌がっているのが分かっていても、スルーして話し続けてしまいます。
そういう人と仲良くなってしまったら厄介です。
程よい距離を保つようにして、相手の自己アピールをかわすようにしてしまいましょう。
自己顕示欲が強い人の話を聞いていると、いつまでたっても話が終りません。
さりげなく距離を置いてしまうのが、ストレスが溜まらない方法です。
自己顕示欲が強い人をおだてて上手にお願いする
自己顕示欲が強い人との上手な付き合い方でオススメなのは、その人をおだてて上手にお願いするというものです。
自己顕示欲が強い人は「目立ちたい」とか「すごい」と思われたい気持ちが強いので、そういう気持ちを上手に利用するようにしましょう。
何かの役員を決めるとき、自己顕示欲が強い人を思いっきりおだててお願いしてみましょう。
多少面倒なことでも、自己顕示欲が強い人は、人に認めてもらいたいので、きっと引き受けてくれるはずです。
「○○さんならできる」と伝えれば、なんだかんだいってもやり遂げようとします。
そうやって自己顕示欲が強い人を上手におだててしまえば、色々なことをやってくれます。
但し、その頑張りにはきちんと敬意を示すようにするのがマナーです。
こちらは面倒な役をやらなくてすみますし、相手はたくさん褒められて満足することができて、お互いにとって良い付き合い方となるでしょう。
自己顕示欲が強い人がいたら上手に付き合っていこう
自己顕示欲が強い人が取りがちな行動を交えて、その特徴と上手な付き合い方をご紹介しました。
あなたの周りにこんな人はいませんか?
もしくは、自分でこんな行動をとったことがあったりしないでしょうか。
そんな行動は、周囲にはただ目立ちたいだけだとバレバレです。
円満な友人関係を築くために、過剰な自己顕示欲は抑えられるようにしたいですね。
参照:自己顕示欲が強い人の心理的特徴5個
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