地元で生活していて、地元の人同士の馴れ合いに急に嫌気が差すことはありませんか。
幼い頃から交流のある人同士とはいえ、その昔からの縁が逆に嫌なしがらみとなって窮屈に感じることがあるのではないでしょうか。
ではなぜ嫌だと感じるのか、その具体的な理由をご紹介します。
自分の幼い頃を知られているので恥ずかしい
地元で、自分が小さい頃から交流がある人というのはたくさんいるでしょう。
親戚関係の人や、幼稚園小学校以来の友人、隣の家の家族など、同年代以外の付き合いも多いことでしょう。
やはりそうなってくると、自分のことを物心つかない時から知っている人も多いでしょう。
特に実際はそこまで親しい仲でもないのに、自分のプライベートにまで踏み込んだ幼い頃の話を持ち出されたりすることが時としてあります。
それに対して嫌だと思う人は意外と多いのではないでしょうか。
自分の幼い頃の話は、特に大人になった今とではギャップがある人からしてみれば気恥ずかしい話です。
家族や本当の意味で親しい友人でもないのに「昔は~」と幼い頃の話をされることに抵抗がある、という思いから、地元の人同士の馴れ合いを嫌だと思うことがあります。
家族面してくる人がいるから
上のように自分を幼少期から知っている人は、家族でもないのに変に親心がついてしまう人がいるものです。
家族面をして「大きくなったね」「えらいね」など、声をかけられてそれに反応するのが面倒と感じることも多いのではないでしょうか。
特に年配者からしてみれば、成人していても20代~30代くらいの人は子供に対して接するのと同じようなものだと思っている人も多いです。
なので、自分を幼い頃から知っているからと言って、家族面でされることが嫌だと感じてしまう場合、このような地元人同士の馴れ合い自体が嫌だと思ってしまいます。
仲良くもないのに付き合わなければいけないから
冒頭からも触れていますが、昔からの付き合い、というだけで実際は特にそこまで親しくもないのに、親しくしなければいけないことに違和感を覚えることもあるでしょう。
確かに、どれだけ親密に付き合っているかは、昔からの付き合いがある隣人よりも、会社で愚痴をこぼし合う同期や、恋人の方がより親密だと言えるでしょう。
もちろん親密な付き合いをしている地元人もいるでしょうしその場合は何も違和感はないでしょう。
ただ惰性で付き合っていてそれが長い時間なだけで「仲良い」などと表現されたりするのは疑問が残る場合も多いでしょう。
でも地元でよく顔を合わせる人だからこそぞんざいに付き合うわけにもいきませんし、このあたりが面倒と感じることも多いのではないでしょうか。
学校の先輩後輩の関係が大人になっても根付いている
地元人同士の馴れ合いというものは、本当に仲の良い関係でない限り惰性で続いていることがほとんどです。
このため、以前同じ学校で過ごしていた先輩後輩の関係が、卒業したあとでも根付いてしまっている場合があります。
かつては部活などが一緒で先輩後輩の関係にあったかもしれません。
そして年上と年下の関係で、年上の人を敬うのは常識的なことではありますが、もう学校という場所にいるのではなく、お互いに過ごしている環境も異なっているはずです。
なのに、いつまでも先輩面して偉そうに接してくる人や、逆にいつまでも後輩という立場が根付いてやたらと媚を売ろうとしてきたりなど…地元人ということだけで大人になった後でも、先輩後輩の関係に縛られている人たちがいるため、そんな馴れ合いは嫌だと感じてしまいます。
個人的な衝突があっても関係を簡単に切れないから
地元から関係を絶つということはそう簡単にできることではありませんよね。
もし引越ししたとしても、帰省することはあるでしょうし、完全に地元と縁を切ることは難しいでしょう。
このため、地元の人同士、関係を壊さないように付き合わなければいけないというしがらみが暗黙の了解で存在します。
もし個人的な衝突があっても、地元の人ということですから自分だけではなく家族も付き合いがある人はいるでしょうし、関係を簡単に切ることはできないでしょう。
やりづらくなって気まずくなるのを避けるため、いい顔をして地元の人同士うまい具合に付き合いを続けなければならないのです。
このしがらみも、地元の馴れ合いが嫌だと思われるゆえんの一つです。
いかがでしたでしょうか。
同じ地元で生活しているからこそ、仲良くしなければいけないという形上の付き合いに面倒臭さを感じる時期は誰にでもあるでしょう。
どうしても馬が合わない人が地元にいるけれど、付き合いは続けなければいけないこともあるでしょう。
でも、やはり自分にとって大事な地元で、付き合いをないがしろにしてしまったら自分自身を堪えがたい気まずさの中に追い込んでしまうことにもなりかねません。
この馴れ合いを社会で必要な付き合いの一つとして割り切れる、そんな心構えを持てることが理想的ですね。
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