冬の大敵とも言える窓の結露。
放っておくとカビなどの原因にもなるので、きちんとした対策が必要です。
そこで今回は、いくつかの対策をご紹介します。
エアクッションシートを使う結露対策
エアクッションシートとは何かというと、ワレモノなどを包む梱包材、よく「プチプチ」と呼ばれてるものです。
窓に結露が出来る1番の原因は、外と部屋の中の空気の温度差です。
暖かい空気には、冷たい空気よりも水分が多く含まれています。
暖かい空気が冷やされる事で、暖かい空気の中の水分が水に戻り、水滴となって、これが結露となります。
だから少しでもこの空気の温度差を減らせば、結果結露も減ります。
エアクッションシートには、断熱効果もある空気がプチプチの部分に含まれているので、これを窓に貼る事により、部屋の外と内側の温度差が減少され、結露を防ぎます。
シートを窓の大きさに切って貼るとなると、少し面倒くさいなと思う人もいるかもしれません。
ただホームセンターなどに行くと、糊付きのエアクッションシートなども売ってますし、何よりエアクッションシートを窓に貼る事で、隙間からの冷気も軽減出来ます。
断熱効果もあり、この冬の暖房費の節約にもなると思えば、少し頑張れるかもしれないですね。
新聞紙を使う結露対策
これは夜寝る前などに、新聞紙を丸めたものを、窓枠にそって並べるだけなので、とても簡単に出来る方法です。
夜、冷えた窓ガラスに出来て流れた水滴を、新聞紙が吸い取ってくれます。
翌朝、その新聞紙を取り除くだけなので、とても手軽な方法です。
しかも、新聞紙を取り除く際に、その新聞紙で窓を拭けば、ガラスに付いた、新聞紙のインクの油分が結露をガラスに付着しにくくしてくれ、さらにツヤ出し効果も発揮してくれます。
結露を防ぎ、汚れも取れて一石二鳥です。
最近は新聞をとってない人も多いので、新聞紙がなければ、段ボールでも代用する事が出来ます。
寝る前などに、段ボールを窓とカーテンの間に立てて、翌朝それを取り除くだけです。
段ボールの場合は、エアクッションシートと同様に、断熱効果も期待出来るので、暖房費の節約にもなりこちらもオススメです。
食器用洗剤を使う結露対策
どの家にもある食器用洗剤。
これを10倍から20倍の水で薄めたものをタオルに浸し、絞ってから窓を拭いて乾かすという方法です。
具体的な量としては、1リットルの水をバケツなどに入れて、50から100ミリリットルの食器用洗剤を混ぜると良いでしょう。
「本当に食器用洗剤で防止出来きるの?」と思うかもしれませんが、食器用洗剤には、水を弾く性質があります。
また市販で売っている、結露防水スプレーと同じ界面活性剤という成分も含まれています。
これらの性質を生かして結露を防ぐのです。
ただいくつか注意して欲しい点は、汚れた状態のまま、窓を拭いても効果は半減してしまうので、必ずキレイな雑巾などで窓を一度拭いてから、食器用洗剤を薄めたタオルで拭くようにしましょう。
また、食器用洗剤と水がちゃんと混ざっていないと効果を発揮しないので、必ず泡立つ位に混ぜてから、タオルに浸して拭きましょう。
手荒れを防止する為にも、混ぜたり窓を拭く際には必ずビニール手袋をするようにしましょう。
手作り二重窓を使う結露対策
最近流行りのDIY。
最近よくテレビや雑誌などでも特集されています。
この流行りに乗っかって、二重窓を手作りして結露を防いでしまおうという方法です。
ホームセンターなどに行けば「二重窓DIY専用キット」なども売っています。
また、もっと安くて簡単に済ませたいという人は、100円ショップなどで売っているフォトフレームを何枚か、窓枠の大きさに合うよう組み合わせ、ボンドやタッカーなどで接着するだけで完成します。
完成した物を既存の窓枠にハメれば作業終了です。
また、フォトフレームに好きな色を塗れば、部屋のイメージをカフェインテリア風などに、変える事も出来るので、ちょっとした部屋の模様替えにもなります。
内窓を作って二重窓にする事によって、暖まった部屋の空気が、直接外気で冷えている窓ガラスに触れなくなるので、結露が防げるという仕組みです。
業者さんに頼むと数万円から数十万円はかかりますが、自分で作れば数千円から数万円で済みます。
窓の結露対策をしっかりしよう
結露対策の基本となるのは、何と言っても換気をする事です。
窓を開けたり、換気扇を回して、部屋の暖かい空気と外の冷たい空気をこまめに入れ替える。
これだけでだいぶ結露を防ぐ事が出来ます。
たかが結露ですが、放置するとカビが生え、アレルギーなどの健康被害を引き起こす事もあるので、防止するに越したことはありません。
「窓の結露対策まとめ。冬の大敵の結露をなくそう」への感想コメント一覧
窓の結露対策はしなければと思いつつも、いつも面倒で後回しになっていました。でもこの記事を読んで、新聞紙を使う対策ならば簡単ですぐに実行出来そうだなと思いました。カビになってからだと体にも悪いし、お掃除も大変なのでさっそく試してみたいです。