メガネを長く使っていると、なんとなくレンズとメガネフレームの間に汚れ、ほこりがたまっているようで気になることはありませんか?ティッシュペーパーや専用のメガネ拭きを使って汚れを取ろうとしてもなかなか取れないものです。
メガネ屋さんに行ってクリーニングしてもらうという手もありますが、自宅でできる方法はないか。
そこで、今回はメガネのレンズを上手に外す方法をご紹介します。
メタルフレームの場合
メタルフレームとは、その名の通り金属のフレームです。
細いものから比較的太さのあるものまで様々ですが、これらは基本的にレンズをフレームで挟んでねじで留める、という構造になっています。
レンズ周りのフレーム部分をよく見てみると、一か所切れ目があり、そこに小さなねじ留めがあるはずです。
ただし、このねじを通常のドライバーでは大きすぎますので、もちろん専用の小さなドライバーが必要になります。
ちなみにメガネ用のドライバーは100円ショップでも購入できますのでプラスマイナス一組を常備しておくと何かと便利です。
ここで注意点があります。
ドライバーを使う際、慣れている方でもほんの少し手元がくるってしまうことはあります。
メガネを扱う場合、これはレンズを傷つけてしまうということに繋がります。
このため、ネジを使わない方の手でレンズをメガネ拭き等の布で覆ったうえで作業をされることをオススメします。
セルフレームの場合
セルフレームとは、最近よく芸能人の方なども掛けているプラスティックのフレームです。
とてもカラフルなので何色も持っている方もいらっしゃるかもしれません。
このセルフレームにレンズを出し入れする場合、基本的にフレームを温めます。
温めてフレームに少し余裕を持たせたところにレンズをはめ込む、またはぱこっとレンズを押し出して外します。
新しいうちはぬるま湯であたためてレンズを外すことも可能でしょう。
しかし、この温め具合というのが意外と難しいのです。
温度が高すぎた場合、フレームが白くなってしまう場合があります。
これは、メガネ屋さんにある超音波洗浄機でも起こります。
新品ではあまり起こりませんが、長年使ったフレームほど確率が高くなります。
手で温めてレンズを押し出し、それではずすことが可能であればよいのですが、それが難しい場合はメガネ屋さんに依頼することをオススメします。
もしくは熱湯ではなく、あくまでぬるま湯にそっと浸けてみて、変色が無いことを確認しながら温めてみましょう。
内側からレンズを押すと外れます。
ナイロールフレームの場合
ナイロールとは半分だけメタルやセルフレームのものを言います。
構造的には上(または下)のフレーム部分に糸を固定し、その糸をレンズに施した溝に通しています。
糸で支えているので、この糸を緩めることができれば意外と簡単にレンズは外れます。
フレームの切れ目のところに糸の結び目が小さく見えるかと思いますが、そのあたりに小さな隙間がありますのでそこに爪が強い方は爪を当ててレンズ沿いにちょっと動かしてみると糸を簡単に外すことができます。
細い糸をその隙間に入れ、レンズ沿いに動かしても良いかもしれません。
しかし、外すことはできても元通りにレンズを入れるのが難しいことがこのフレームの難点でもあります。
支えている糸は常に力がかかっており、勝手に緩んでレンズが落ちてしまう、ということもありますので、メンテナンスもかねてメガネ屋さんにお願いしてはいかがでしょうか。
ふちなしフレームの場合
ふちなしフレームは、名前の通りレンズをフレームで覆っておらず、ねじだけで留めているものです。
最初に述べたような汚れ、などは無いかもしれませんが、よくよく見てみると年数がたったものはレンズを留めているネジのあたりに汚れがあったり、パッキンが割れていたりするものです。
さて、このレンズを取り出し、さらにキレイにした後元通りに組み立てることができるでしょうか。
これは、きちんと技術を身に着けた方ではないと難しい、というのが正解です。
ねじだけで固定するというのはバランスを取るのが非常に難しいのです。
もし、このふちなしフレームをお持ちでどうしてもレンズをキレイにするために、もしくはほかの理由で外したい場合は最寄りのメガネ屋さんにお持ちください。
緩んでしまったふちなしフレームも「専用ドライバーがあるから」とご自分で締めようとしても意外と難しいものです。
メガネのレンズを上手に外そう
フレームごとにメガネのレンズの外し方をご紹介しました。
ご自分でできるものももちろんあるのですが、全体のゆがみなどを直したりする事を考えると技術を持ったメガネ屋さんに直接持っていく事が早道ではないかと思われます。
この程度の調整やクリーニングであれば無料でやってくれるお店が多いかとは思うのですが、念のため料金がかかるのか聞いておいた方が無難かもしれません。
せっかくの気に入ったメガネ、長く利用したいですよね。
そのためにも使った後にはちょっとレンズ、フレームのチックをしてみてはいかがでしょうか。
なお、セルフレームが熱に弱いと述べましたが、現在多く使われているプラスチックレンズも熱に弱いものですので、くれぐれもお取り扱いにご注意ください。
「メガネのレンズの外し方。フレームごとに外し方が違う」への感想コメント一覧
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