情緒不安定になる原因と改善法

なんだか急に悲しくなってしまったかと思うと、今度はイライラしたり、、自分がコントロールできなくなってしまうことはありませんか?

そんな状態でいると、周囲の人たちからは「あの人って、情緒不安定だよね」なんて噂されてしまったり、何より自分が一番つらいですよね。

そんな情緒不安定になってしまう原因を対策と合わせてご紹介します。

ホルモンバランスの乱れ

女性のホルモンバランスはとてもデリケートです。

生理や妊娠、更年期などでそのバランスはすぐに乱れ、また、ストレスや疲労を溜め込むだけでもバランスは整わなくなってしまいます。

ホルモンバランスが乱れると、人の様々な機能を正常にする働きのある自律神経も乱れてしまいます。

この自律神経は、健やかな精神状態を保つためにもしっかり働いてくれています。

しかし自律神経のうちの交感神経と副交感神経のどちらか一方ばかりが優位に発動してしまうことで、正常な精神状態を保つことができなくなり、イライラや不安感などに襲われてしまいます。

そんな時は、ホルモンバランスを整えて自律神経の不調を改善していく必要があります。

疲労やストレスを溜めないために、無理をせず休息の時間をとり、受けてしまったストレスはその都度発散できるように心がけましょう。

バランスの良い食事や規則正しい生活を送って、体内にリズムを整えてあげればホルモンバランスも同時に整っていきます。

長期間ストレスを受け続けている

仕事やプライベートなどで、ストレスを受けることは誰だって同じことですよね。

でも、そのストレスを受ける期間が長すぎると、カラダや心はそのストレスに対抗できなくなってしまいます。

人はストレスを受けるとノルアドレナリンという物質を分泌します。

この物質がストレスと戦い、ストレスから自分の心やカラダを守ってくれます。

ところが、あまりに長くストレスを受け続けているとノルアドレナリンは分泌されなくなり、ストレスに対抗できなくなってしまいます。

そのため、少々のことでもイライラしたり、落ち込みがちになってしまったりとして穏やかな精神状態を保てなくなってしまいます。

様々なシーンで、イラッとしたり、イヤな思いをしてしまった時は、そのままにせずぞの都度気分転換してみましょう。

好きなお茶を飲んでみたり、リフレッシュできるアロマの香りを嗅いでみたり、お気に入りのバスソークを入れた湯船にじっくり浸かったり、お友達と美味しいものでも食べながら日頃の愚痴を言い合ってみても良いですよね。

幼少期の親子間の薄愛関係

子供は、生まれた時から親に食事、トイレ、着替え、入浴など全ての事をしてもらい、少しずつ自分でできるようになっていき、やがては食事も、着替えも、入浴も全て自分一人できるようになり、自律へと向かっていきます。

この自律の過程で、親から十分な愛情を受けていないと、自分は親に見捨てられてしまうのか、親から愛されていないのか、という不安を抱くようになります。

それが精神不安へとつながり、将来的に情緒不安定になりやすくなってしまいます。

また、愛情不足の逆に、過度な期待や世話をしてしまうと、子供はそれがストレスとなり精神的に不安定になりやすくなってしまいます。

良い親子関係を築くことで、健やかな精神状態に導くことができると考えられますが、子供がそれを決めることはできませんよね。

情緒不安定を起こしてしまっている時は、好きな音楽を聴いたり、映画を見たりなどして自分の心を満たしてみるのも良いですね。

腸内の悪環境

腸内には、ご存知の通り善玉菌と悪玉菌が存在します。

そして、善玉菌が多ければ多いほどセロトニンというホルモンが分泌されやすくなります。

このセロトニンは、気持ちをリラックスさせたり、緊張やストレスで張りつめてしまった心をほぐしてくれるものです。

また、夜になるとメラトニンというホルモンに変換され眠りを誘ってくれます。

そのため、セロトニンの分泌が減ってしまうとストレスに対抗できなくなってしまいます。

また、不眠症などにもなりやすくなり自律神経のバランスを乱し情緒不安定を引き起こしてしまいます。

肉中心の食事や夜遅くの飲食などは控え、野菜や発酵食品などを積極的に摂り、腸内環境を整え善玉菌を増やし、セロトニンをしっかり分泌させましょう。

甘いものの食べ過ぎ

甘いものを食べると血糖値が上昇し、その後急降下していきます。

常に甘いものばかり食べていると、血糖値の上昇と降下を繰り返します。

そのため、糖分が切れてしまっ時にはイライラしやすくなってしまうと言われています。

また、スイーツなどに使用される糖質の多くが上白糖です。

上白糖はカラダを冷やす作用があるため、摂り過ぎると血行不良をまねき自律神経などを乱し、それが情緒不安定につながってしまう事もあります。

とはいえ、甘いものとは食べれば一瞬幸せな気持ちにもなれ、ストレス解消に役立つこともありますよね。

それでも食べ過ぎには注意し、糖質をエネルギーに変換してくれる作用のある小豆を使った和菓子などに変えてみるのも良いですね。

情緒不安定な原因を探り改善していこう

情緒不安定の原因と対策をご紹介しました。

ストレスの多い現代社会では健やかな精神状態を保つのは難しかったりもします。

好きなことをする時間や癒しの時間を増やし、これまでよりちょっと健康的な生活に変えたりとしてみれば、変わっていくことができるはずです。
参照: 情緒不安定な人の心理的特徴6個

 

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