かかとの角質ケア方法とは?注意点ややった方が良いこと4つ

冬、乾燥の季節、かかとの角質に悩んでいる方は多いでしょう。
やすりでごしごし削ったら、かえって角質が厚くなってしまったという経験をお持ちの方もいると思います。

そもそも、かかとの角質が厚くなるのは、皮膚が外部の刺激や乾燥から自分を守ろうとするためです。
なので、やすりで力いっぱい削るなどの過度の外部刺激にあうと、角質はますます厚くかたくなってしまうのです。

ここでは、かかとの角質の予防法とケアの方法をご紹介します。

ジャストサイズの靴で摩擦を避ける

自分の足のサイズよりも大きな靴を履いていると、歩くたびに靴の中で足が動くため、かかとと靴の間に摩擦が起き、角質ができやすくなります。
また、女性の場合は、タイツやストッキングを履くことも多いでしょう。

タイツやストッキングを履いた足は靴の中で滑りやすいので、かかとに摩擦が起きやすいです。
靴のサイズが合わないときには、インソールなどを使いサイズを調節するか、新しい靴を買い直しましょう。
ソールがかたい靴よりも、クッション性のある靴の方が角質はできにくいです。

また、タイツやストッキングを履く方は、滑り止めのついたインソールを靴に敷くとよいです。
最近では足の裏に滑り止めのついたタイツやストッキングも売っています。

同じ靴を毎日履かない

かかとの角質の原因の一つは水虫です。
かかとが水虫に感染すると、皮膚が硬化するためごわごわの角質ができてしまうのです。

なので、水虫に感染しないよう、足やかかとを清潔に保っておく必要があります。

ところが、足は一日に約一リットルもの汗をかきます。
一日中靴を履いていると、靴の中が蒸れて、靴や足が水虫の繁殖しやすい環境になってしまうのです。

そのため一日に一度は足を石鹸できれいに洗いましょう。
指の間も忘れずに洗ってください。

また、一日履いた靴は、水分を多く含んでいます。
そのまま翌日も同じ靴を履いて出かけると、靴の中の環境はますます悪化します。
一度履いた靴は陰干しなどをして乾かし、翌日は違う靴を履くようにしましょう。
通勤用の靴は2、3足用意しておくと便利です。

もし、水虫の症状が出た場合は皮膚科に受診します。
水虫はかかとのひび割れを引き起こすこともあるので、早めに病院に行くようにしてください。
水虫の治療薬は薬局やドラッグストアでも購入することができます。

角質の削りすぎには要注意

角質ケアでまず思いつくのは、軽石ややすりで角質を削りとる方法でしょう。
この方法はたしかに有効なのですが、正しい方法で行わなければ、かえって角質を厚く・かたくさせてしまいます。

ここでは正しい角質ケアの方法を紹介します。

まず足湯や入浴でかかとの角質をやわらかくしましょう。
こうしておくと、削りやすく、また削るときの痛みが軽減します。

軽石ややすりを使う前には、かわいたタオルでかかとを拭いてください。
軽石ややすりはかかと専用のものを使います。
削るときは一度に無理に削ろうとせず、優しくやすりを動かしてください。

やすりはいろいろな方向に動かさず、一方向に動かすようにします。
終わったら、ボディ用の保湿クリームや尿素クリーム、馬油などで保湿しましょう。

入浴中の角質ケアの注意点

入浴中、軽石ややすりなどで角質を削る場合、かかとがびしょびしょに濡れた状態で行うと皮膚を傷めてしまいます。
皮膚を傷めると、かえって角質を増殖させてしまいます。
角質ケアをするときは、まず余分な水分を拭き取ってから行いましょう。
また、角質を削った後のケアも大切です。
保湿のしすぎはよくありません。

ラップを使ったパックなどで長時間皮膚をふやけさせると、皮膚をバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると白癬菌などの細菌が感染・繁殖しやすくなります。
保湿クリームを塗った後は、かかとを通気性のよい状態にしておきましょう。
靴下を履く場合は、綿など通気性のよい素材を選びましょう。

かかとの角質は悪者ではない

かかとの角質は元々、悪者ではありません。
私たちの体にそもそも備わっている防御反応の一つなのです。

なので、過度に気にして、取り除こうとするのはよくありません。
あって当たり前のものとして、夏場などどうしても気になるときだけケアするようにしましょう。

また、かかとの角質が厚くなる理由として、加齢もあります。
加齢により、皮膚のターンオーバーが遅れがちになると、古い角質が蓄積され分厚い角質になるのです。

さらにターンオーバーがうまくできない皮膚は、皮膚自身の保湿力も低くなります。
そのため年齢を重ねてもきれいなかかとでいるためには、皮膚のターンオーバーを促すことが大切です。
マッサージや足湯などで足の血行をよくすることが有効です。

また、食事も大切です。
ビタミンAやビタミンCなどのビタミン類、皮膚の材料となるタンパク質をバランスよくとるようにしましょう。

 

    「かかとの角質ケア方法とは?注意点ややった方が良いこと4つ」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/05/10(木) 16:31

    お風呂でやわらかくして少し痛くなるぐらいに削っていたのですが、これは逆効果だったんですね。
    これからはやさしいケアを心がけようと思います。

  2. 2. ロータス2018/06/06(水) 11:39

    冬場にがさがさかかとが気になり、昔かかとをケアしすぎたため水虫になってしまった事がありました。
    やはりやりすぎは良くないのですね。

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