「かわいい子」「美人な人」どちらも言われたらうれしい褒め言葉ですが、自然と男性でも女性でも両方の言い方を使い分けています。
かわいいと表現される人と美人と表現される人の間には、どのような差があるのでしょうか?
守りたいタイプと自立タイプ
かわいいと表現される女性は、どことなく幼さがありフワフワとした雰囲気を出している人です。
男性視点で言うならば一人にしておくのは心配で「自分が守ってあげたい」「目が離せず常に構ってあげたい」そんな心理を呼び起こさせる系統の女性ということになります。
一方の美人と表現される人は、自立しているオトナの女性です。
一人でも色々なことをこなすバリバリのキャリアウーマンのような、自分一人でで道を切り開けるタイプの女性ということになります。
曲線と直線
人間の心理として曲線、特に円や球体にはどことなくかわいらしさを感じるという研究結果があります。
分かりやすくいえば、赤ちゃんは人間でも動物でもどことなくまん丸でコロコロした姿をしていますよね。
これは生物学的には相手にかわいさをアピールして、襲われにくくしているとされています。
またアニメやマンガのキャラクターでもかわいらしさをアピールしたいキャラクターは円を基本に構成されています。
これは「ゆるキャラ」なんかをイメージしてみると、すぐにわかると思います。
一方で成長すると曲線はなくなり直線的になっていきます。
いわばそれが成長の証しであり、かわいらしさから大人の美しさへの変化へということが出来ます。
こちらも絵で子供と大人を書き分けるケースをイメージすれば理解しやすいと思います。
つまり、かわいいといわれる人は顔や体つきに曲線的な部分が残っており、反対に美人と呼ばれる人は直線的な成長した美をもっているということになります。
美人は鑑賞したくなる
男性が「美人だよね」と思わず口にするケースでは、その女性の容姿の美しさや体型などのスタイルも含めた造形としての完璧さを評価している場合で、それは美しい絵画や彫刻を鑑賞するのと同じような感嘆の感情につながります。
さらに言えば、男性としては美人の女性を連れて歩くことは一種のステータスで成功の証しとの心理にもなり、「こんな女性をつれて歩ける自分は凄い」そんな風に思ってもらえる完璧な美をもっているのが「美人」と呼ばれる人です。
不完全にひそむかわいさ
美人は完璧な美と表現しましたが、一方で「かわいい」には不完全ゆえの愛おしさというものが含まれています。
例えば運動が苦手とか、歌がヘタとか、すぐにドジをしてしまう…など、例を挙げればきりがありませんが、全ての分野においてパーフェクトではなく、どこかに抜けている部分やウイークポイントがあるという、完璧から数ピース欠けた状態になんともいえない感情がわきあがり、それが「かわいい」につながるわけです。
よく言われることですが、八重歯などもまさに「かわいい」につながる不完全さです。
子供であっても一日も早い自立が求められる欧米諸国では、より完璧な「美人」がもてはやされますので、八重歯などの歯並びの悪さは忌み嫌われますが、反対に世界にも名高い“かわいい文化”の国である日本では、八重歯はチャームポイントの一つにもなっています。
笑顔で変わるかわいいと美人
笑顔が素敵な人などといいますが、笑顔のときの表情でも美人といわれる人と、かわいいといわれる人に差が生まれます。
美人といわれる人は、笑顔になっても顔が崩れない傾向にあり、つまり笑っても目が無くなる様な笑い方はせずに、口元を中心とした笑いになります。
一方でかわいいと呼ばれる人は笑うと目が無くなるほど文字通り満面の笑顔となります。
人間は本気で笑うとまずは目が笑う表情になるとされているのですが、美人の人が決して本気で笑っていないというわけではなく、本心から笑っても目の形を維持できる笑い方が身についているという意味になります。
この笑い方は意識的にトレーニングすることでも習得できますので、かわいいから美人へのイメージチェンジをしたい人にはオススメです。
手の届く範囲か高嶺の花か
恋愛心理という観点からいけば、男性は無意識のうちに「かわいい」と「美人」を明確な基準で使い分けているとされています。
スバリそれは、自分に手が届きそうな女性か否かという基準です。
なんとも身勝手な事と思うかもしれませんが、多くの男性は自分が付き合えそうと思う、自分と同等もしくは下と判断した女性に対して「かわいい」という言葉を選び、自分が付き合うのは余程の奇跡が起きないと難しいのではないかと判断した相手に「美人」という言葉を選ぶ傾向にあります。
もちろん個人差はありますので、男性から「かわいいね」といわれたからといって、自分が相手に安く見られたなどと不機嫌にならないようにお気をつけください。
かわいいと美人は幼さと大人っぽさの
「かわいい」と「美人」ですが、大きく分けてみると子供的な幼さと大人の美という違いがあることが分かります。
ただ女性の中にはかわいらしさと美しさの両方が混在しています。
それを皆さんがしっかり自覚して、どちらをより前面に出すのかをコントロールできるようになれば、場面によってかわいいと美人を使い分ける万能な女性になれるわけです。
「かわいい子と美人の違いとは?容姿や雰囲気の違いはどこからきてるの?」への感想コメント一覧
どちらを言われても嬉しい言葉ですね。場に応じて美人と可愛いを使い分ける事が出来たら最高にモテてしまいそうです。そんな女性になれたらいいなぁと思いました。