抜いても抜いても、次々生えてきてしまう雑草に、頭を痛めている人は少なくありません。
実は雑草は、「目についたから、とりあえず抜く」というやり方では、一向になくなってくれないのです。
では、厄介な雑草を素早くキレイに片付けるために、段取り良く草むしりを行うコツをご紹介します。
雨が上がった直後か、雨上りの翌日に草むしりをする
草むしりをする際、土が乾いていると、雑草がなかなか抜けません。
土は乾いた状態だと固くなっており、雑草を抜く際に、無駄な力を必要とします。
これではエネルギーを消費し過ぎて非効率です。
これを避けるためには、雨が上がった直後か、もしくは雨上りの翌日に草むしりをすることがオススメです。
雨上りの時は土が湿って柔らかくなっているため、雑草を引き抜きやすいのです。
土が柔らかければ、草むしり用の特別な道具を使わずに、手の力だけで雑草を根ごと引き抜くことができます。
「草むしりをしたいのに、雨がなかなか降ってくれない」と言う時は、庭に水を撒き、土を湿らせて雨上りと同じ状態にすると、草むしりがしやすくなります。
この場合は、ドロドロにならない程度に水を撒くことがコツです。
雑草は根から引き抜く
草むしりをする際、草が伸びてしまった部分だけを抜いても、またすぐに生えてきてしまいます。
これだと、またすぐに草むしりをしなくてはならなくなります。
そうならないためにも、「雑草が当分生えてこない状態」を作ることが大切です。
草むしりをする際には、「根から引き抜く」ということがポイントです。
雑草の根は思ったよりも深いため、「土の中から根菜を引き抜くようなイメージ」で、奥にある根ごと引き抜きましょう。
草の上部分だけを力技だけで抜こうとすると、草や細い根だけが千切れるといった結果になり、奥の太い根はそのままになってしまいます。
ですので、「雑草の根元をしっかりと掴みながら、奥の根を確実に引き抜く」ということを意識して行いましょう。
どうしても根が深くて、手では抜けないという場合は、鎌を使うと早く抜くことができます。
雑草が長く伸びてしまった箇所から順番に草むしりを行う
草むしりで優先すべき場所は、雑草が長く伸びてしまった箇所です。
細かい雑草ならばあまり気になりませんが、長く伸びてしまった雑草は、風や日光を遮って、庭全体を暗い雰囲気にしてしまいます。
雑草が長く伸びると、虫や雑菌が繁殖しやすく、非常に不衛生です。
ですので、草むしりをする際には、まず最初に、雑草が長く伸びてしまった箇所から行いましょう。
雑草が目立っていた箇所をキレイにすると、庭が急にすっきりしてくるため、達成感を味わえます。
そうすると草むしりのモチベーションが上がり、その後の作業も早く進みやすくなります。
草むしりのための道具を上手に使いこなす
草むしりは、手で作業していただけではなかなか終わりません。
そのため、草むしり用の道具を上手に使いこなし、要領良く作業を進めていくことが大切です。
最低限持っていたい道具は、クワ・鎌・スコップです。
これらは、ホームセンターに行けば手に入るので、草むしりを行う前に一式揃えておきましょう。
100円均一にも、草むしりに使えそうなぢぅ具が揃っているので、一見する価値があります。
更に、庭が広いという場合は、草刈り機を使うという方法があります。
少しでもラクに早く作業を進められるように、草むしりの道具を揃え、使いこなしてみましょう。
差し支えなければ、草むしりの後に除草剤を撒く
どんなに丁寧に草むしりをしても、その効果は永久ではありません。
しかし、次の草むしりの作業をラクにする、ということはできます。
もし差し支えなければ、草むしりをした後、除草剤を撒くという方法があります。
これによって、雑草が伸びすぎてしまうのを防ぐことができます。
但し、除草剤は非常に強い薬であるため、扱いには充分に気を配る必要があります。
小さい子どもや高齢者・体の不自由な人がいる場合は、除草剤は使わない方が良いでしょう。
花壇や家庭菜園がある場合は、栽培している植物に悪影響が出る場合もあるので、その場所を避けるようにして除草剤を撒きましょう。
1回ずつの草むしりを丁寧に行い、雑草が早く生えて来てしまうことを防ぐ
草むしりは、1回1回の作業を適当に行ってしまうと、雑草がどんどん成長してしまいます。
特に春先から夏場は注意した方が良いでしょう。
それを避けるため、1回1回の草むしりを、時間をかけて丁寧に行い、「雑草が成長しにくい環境」を作ることが大切です。
一見地味な方法に見えますが、1回の草むしりをしっかり行えば、当分の間次の草むしりを行わなくて済むので、草むしりの効率を最も上げてくれるやり方です。
草むしりのコツは効率的に行うこと
草むしりは時間もかかりますし、体力的にも決してラクな仕事ではありません。
ですので、できるだけ効率良く行う工夫が必要です。
雑草の抜き方のコツや、草むしりの道具の上手な扱い方を知り、なるべく体に負担がかからないように行うことがポイントです。
そして、草むしりをできるだけ丁寧に行うことによって、雑草も成長しにくくなるので、庭を常にキレイにキープしておくことができます。
「草むしりのコツ。素早く簡単に草むしりをやろう」への感想コメント一覧
しっかりと次に生えない処理をすることが大切だと思う。もう何年もやってないけど、また機会があったらやるかな。
会社の敷地内の草むしりをする事があるのですが生えている草によっては非常に抜きにくいものがあります。なるほど、雨上がりだと足元が悪く靴も服も泥で汚れると思って避けていましたが、確かに地面が柔らかくなって抜きやすいかもしれませんね。長靴を用意して雨上がりの草むしりにチャレンジしてみます。