高すぎる枕は万病の元!?首や肩が凝るのは枕の高さのせいかも

睡眠の質は枕によって変わってきます。

高さが合わないとうまく眠れないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は枕が高すぎることで起きるデメリットをご紹介します。

首や肩が凝る、痛める

枕が高いと首が安定しにくいので、寝ている間に首が思いもよらけぬ方向に曲がってしまったり、それによって肩まで凝ってしまうことがあります。

眠ることで休んでいるはずなのに、体が重力に抗おうと余計な力を入れてしまうため、首や肩が張ってしまったり、寝違えたような痛みが出ることがあります。

そのようなことにならないためには、首をぐらぐらさせないことが大事なので、枕を高くしすぎず、首が安定する高さに調整することが大切です。

頸椎の圧迫による様々な不調

高い枕は首が不安定になり、首を通る頸椎に圧迫がかかり、それによって血流が悪くなって様々な体の不調が現れることがあります。

めまいなどの三半規管の不調や、手足のしびれ、頭痛、腰痛など、一見枕とまったく関係なさそうな不調が、実が枕が高いことで首に余計な負担がかかっていることが原因だったということもあります。

頸椎のどこが圧迫されているかで出る不調も異なってきますが、いままで特にそういった不調がなかったのに、枕を変えたら調子が悪いようであれば、枕が高すぎるということかもしれません。

なお、めまいやしびれなどの症状は他の病気の兆候の可能性もありますので、医療機関に受診しましょう。

特に脳などに異常がないのに症状が出ている場合、枕による頸椎圧迫が原因の可能性があります。

ヘルニアなどの持病の悪化

ヘルニアなどの腰痛を持っている人や、肩の痛みなどに慢性的に悩まされている人は、枕が高いと寝ている間に腰や肩に負担がかかってしまうため、持病を悪化させてしまう可能性があります。

特に持病がない人でも、枕が高いことによって腰痛や肩の痛みを発症してしまうことがあるので、元々痛めている人には、より大きな負担となってしまいます。

持病がある人は寝姿勢には特に注意し、枕の高さも、体に余計な力が加わらないようにするとよいでしょう。

猫背になる

猫背の人は、背筋が前傾しているので、姿勢が楽な高い枕を好む傾向があり、高い枕にすると猫背が固定化してしまうという悪循環があります。

猫背は日常姿勢に気を付けることや、寝姿勢に気を付けることで、固定化を防ぐこともできますので、心地よく仰向けで眠ることができる高さに調節し、自分の猫背に枕を合わせて高くするということはしない方がいいでしょう。

猫背は呼吸が浅くなり、内臓の機能を低下させたり、気持ちが不安定になりやすくなるなど、健康へのデメリットが大きいですので、枕を高くすることによってその状態を固定化してしまわないようにしましょう。

枕を高くすると、寝ている間も猫背のままになってしまうので、首や肩に力が入り、体の疲れも取れにくくなります。

いびきの原因になる

枕が高いと、舌根沈下という状態になります。

これは、呼吸をする器官を舌の根元が邪魔して狭めてしまうので、息苦しくなります。

これによって、いびきが発生します。

高い枕で仰向けで眠っていると特にその状態は酷くなります。

枕を変えたらいびきが酷くなったということがあるようなら、枕が首に対して高すぎ、楽に呼吸ができない状態になっているかもしれません。

息苦しいと睡眠の質も悪くなる上、いびきは他の病気を引き起こしてしまう可能性もありますので、同室の家族などにいびきを指摘されたら枕を調整してみるとよいでしょう。

美容の大敵、しわや二重あごの原因になる

枕が高いと首が安定しないため、首が不自然に前倒しになったまま眠ってしまうなどのことが生じます。

すると、首に余計なしわができてしまったり、二重あごの原因になってしまいます。

また、しわは首だけではありません。

首が安定しないということは、頭が安定しないということになります。

頭が横を向いておらず、頭頂があごより高いと、重力はあごの方に向かっていますので、頬が下がり、ほうれい線が深くなってしまいます。

せっかく基礎化粧品でケアをしても、枕が高いばかりにしわや二重あごの原因を作っていては、化粧品の効果も半減してしまいます。

首は年齢によるしわが出やすい部分ですので、単に化粧品のケアに頼らず、枕を安定させて日頃からしわの原因になるような圧力をかけないことが大事です。

寝ている時間は長いですので、その間にずっとしわの原因になる力が加わらないよう、枕を高くしすぎないようにしましょう。

高すぎる枕はやめよう

高すぎる枕は、健康面だけではなく美容の面でも、たくさんのデメリットがあります。

枕は低すぎず高すぎる、タオルなどを使って調整し、睡眠の質を高めて「楽に眠れる」「体を回復させ、健康や美容に役立つ」高さにするとよいでしょう。

人生の三分の一は睡眠と言われていますので、快適に過ごしたいものです。

 

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