女性専用車両に反対する人の理由とは。痴漢回避の根本解決になってない?

最終更新日:2016年3月5日

電車で朝などの決まった時間に設けられている「女性専用車両」。

女性が安心して電車に乗ることができるように配慮し、設けられた車両です。

しかし、中にはこの取り組みに反対する声も多く存在しています。

反対するのは特に「男性」が多いですが「女性」にも反対意見の方はいらっしゃいます。

今回はこの反対する人々の「反対する理由」について、ご紹介します。

1.他の車両が混雑する原因になるため

まず第一に挙げられるのが、女性専用車両を設けることで「そのほかの車両が混雑することになるため」です。

当たり前のことですが、女性専用車両ですから、男性は乗ってはいけないことになっています。

通勤ラッシュ時などの混雑時に、女性専用車両だけがガラガラにすいており、悠々と乗っている女性の様子を見ると、怒りを隠せない男性も多くなります。

「鉄道会社には同じ料金を支払っているのに、待遇にこのような差があるのは不公平だ」という意見です。

男性は、たとえガラガラにすいている女性専用車両を目の前にしたとしても、混雑しているすし詰め状態の車両に乗らざるを得ないのです。

「女性専用車両を設けるなら、女性はなるべく女性専用車両に乗ってほしい」というのが本音のようです。

女性は、女性専用車両に乗るも良し、通常の車両に乗るも良しとされていますからね。

確かに、痴漢をする気が全くない男性にとっては、この取り組みはただの「とばっちり」と言っても過言ではないかもしれません。


2.男性を「痴漢をするかもしれない存在」と一括りにされるのが心外である

男性だからといって、全員が痴漢をしようとしているわけではありませんよね。

「そんなことはもってのほかだ」と考えている方が大多数なわけです。

しかし、女性専用車両は痴漢だけでなく、どのような男性であっても乗ってはいけないとされています。

もちろん、痴漢だけを電車に乗せないように排除することは不可能ですから、仕方のない対応であるとは言えます。

しかし、全く痴漢をする気もない潔白な男性からすると「まるで痴漢と一括りにされているようだ」と、気分を害してしまう方も少なくません。

痴漢をする気もないのに疑いの目で見られ「一緒の車両に乗らないで」と女性から拒否をされている状態。

よく考えてみると、悲しいですよね。

痴漢が社会から根絶すればいいのですが、なかなか難しいのが現状です。

「潔白であるのに痴漢と同じ扱いを受けているようで、心外だ」という意見を持っている方も多くなります。


3.他の車両が逆に痴漢しやすい状態になり、痴漢防止効果があるとは言えないため

女性専用車両に乗る女性が増えると、必然的に、そのほかの車両に乗る女性が減ってしまいますよね。

そうすると、女性の少ない車両は周りの女性の目も少ないですから、結果的に「通常の電車よりも痴漢が起こりやすい状態になってしまうのではないか」という意見です。

これでは、痴漢から女性を守るために設けた女性専用車両は、本末転倒ですよね。

やはり、女性が多く乗っていて目を光らせている状態のほうが、男性もそれを意識して、痴漢を思いとどまる可能性も高いかと思われます。

女性専用車両が設けられた目的を達成することができないのであれば「設ける意味がないのではないか」と思われても仕方がないでしょう。

女性専用車両の反対意見も知っておこう

「女性専用車両に反対する人の理由」をご紹介しました。

女性専用車両は、結果的に「痴漢の防止に役立っているのか」という観点から見ると、あまり功を奏しているとは言えません。

女性専用車両に乗れば一時的に身を守ることができますが、根本的に「痴漢を根絶する」という目的には役立っているとは言い難い状況です。

また、男性でも「痴漢の冤罪に巻き込まれるのがこわい」と心配している方々も少なくはないですよね。

そうすると「女性専用車両だけではなく、男性専用車両も設けなくては不平等なのではないか?」という問題も出てきますよね。

単に「痴漢に対する心配がある方は、女性専用車両に乗ってください」という一時的な避難のような対処法ではなく、もっと根本的に痴漢を根絶するような対策を練ることが必要です。

女性専用車両に頼らなくても痴漢問題に悩まされることのない世の中にしていくことが、一番良い社会ですよね。